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保護者として、支部発表オーディションに行った。(午前)
今日のテーマ活動、本当に全部マイパーティの子達に見せてあげたかった。
当事者しか行くチャンスがないオーディション。
いつもの発表の場ともまたちがう、ラボっ子たちの意気込みが感じられるその場の特別な空気感。
それぞれに工夫して15分をフルに使い、思いっきりテーマ活動を楽しんでいた。
パーティの全体を率いることの難しさを知り、悩みも多い息子。
でもやらないよりは経験できるありがたさもある、と
これがきっと将来出遭ういろんな場面で役に立つ、と
陰ながら応援してきたので、支部で観てもらえるのはありがたい。
春は、一年お休みしてきた子供たちが生まれ変わって登場するシーンも多々ある。 いままでに見せていなかった表情、ゆたかになった表現力に、目を見張る
こどもたちの成長には、つねに驚かされる。
それに、いちばんおどろいたのは、あれだけ秋研修でテューターが悩みに悩んで 取り組んだ「生命の女神ドゥルガ」を、こどもたちは
いかにも自然に、しかもいきいきと楽しそうに取り組んでいた。
これは子供たちのための物語だ、そう思わずにいられなかった。
発表を観たラボっ子が、「この物語に取り組んでみたい」という
感想を持ってくれたならうれしい。
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みなさんは、これはというアイディアがどんな瞬間に生まれますか?
ひとによっていろいろだと思いますが。
生活がイコールネタ探し、みたいな暮らしを以前もしてましたが、
それは職が変わったいまも続いてます。
以前はどうだったかといえば、
何にも考えずにぶらぶらとまちを散歩していたり、
映画をみていたりとか。
考えなくちゃいけないことから離れている瞬間に、
意外と浮かんできたのです。
じっとしてないで、まちへ出ろってよく言われました。
今みたいにネットも発達してなかったですし。
ときどきブレーンストーミングみたいなこと
テューター同士でやるんですが、
最近わたしは掃除機をかけてると、沸いてくることが多いんです。
無心に掃除機をかける。
すると、ふわっとそういうことを運んでくる空気が流れて
パカッとアイディアの箱が開く瞬間がやってくる。
安上がりでしょ?
よし。これでいこう。
そのときは、なによりきもちがいい。
疲れてるとそれがなかなかこない。
だから、まずはよく寝て、引き出しを開きやすくしておくことですね。
あとは、モノの本を読むより、ライブラリーを聴く、かな。
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息子から「手伝ってくれと言うなら、別にやらないこともない」
そんなセリフも聞こえてくるようになったこのごろ。
さては苦しんでるこの姿にやれやれ、と思ったのか。
一年前には想像だにしなかったことだけど。
ラボで成長させてもらったおかげだな・・とつくづく。
ソレに対して、「手伝うというそぶりなど見せたことないじゃないか」 そう意地を張っていたハハ。
すっかり内輪の話だ。
おためしラボに来てくれる子供たちのために、
一肌脱いではくれないかと冗談交じりに言ってはみたけれど、
カンペキ、スルーされて(ーー;)やっぱり。もう言わないよ。ぜったい。
ところがどっこい、すっかり会が終わって、残っていた親御さんと
話し込んでいたところで、突然へやの扉が開いた。
>>あれっ?もうおわっちゃった??
うしろに夫の姿あり。
さては、たたき起こされ、背中を押されて連れてこられた・・?
ちょうど、ホキポキを踊りたいというリクエストがあったところなので いいよいいよ、とパーティの子といっしょに共演。
兄妹がいっしょに踊ってるって、実はわたしが夢に見てたことかも。 今じゃ、妹の方が、一足先に脱皮した兄について行けない感じ。
おふざけのホキポキに笑いがとまらなくなった男の子。
微妙な年齢のお姉さんふたりも思わず吹き出す。
・・どうしてこんなにはじけられるんですか?
お母さんもあっけにとられ。
彼を見れば、最初からそんな子だったんだろうと誰もが思うでしょう。 でも、全然そんなことはなくて・・
散々まわりの人につっかかって迷惑かけていた、
国際交流の前後は大変だったなあ。
そんな彼でも、
きっかけは昨夏のシニアだったかもしれないし、ほかのことだったのかもしれない。 とにかく、こどもはあることをきっかけに変われる・・ということ。 さなぎの皮を脱いで、すべてを受け入れようと飛び出してくるおはなしのように。
さなぎの時はほんとうに大事なとき。
その時期の子と出会ったときは
いま、この子は生まれ変われる準備を人知れずしてるんだ、
そう思うことにしている。
10年かかってようやく、わが子との ラボを仲立ちにしての
深い会話が成立するようになった。
何であれ、親と子に共通の話題があるというのはいいことだ。
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発表会もひと月後に控えて、合同パーティも本格始動。
なかなかおしりに火がつかないこどもたち。ーー;
やきもきするけれど、ここはじっと我慢だ。
三年やってきて、山も谷も、幾度も乗り越えてきた。
逃げも隠れもできないこの状況で、断念せずに頑張ってきた。
ラボ歴でいうとまだまだお姉さんの域ではないけれど、
ひとりずつが背負ってきた荷の重さがちがう。
だからこそ、こどもたちの力を信じたい。
お互いの顔と名前は覚えて、もう親しくなったけど、
ふだんは別々にテーマ活動しているから、
いざいっしょにとなると、当然だけどぎくしゃくする。
無言で顔を見合わせて、相手の出方を見ている時間が長い。
棒立ちでいるあいだにどんどんとお話が先に流れていく。
ナレーションの子たちだけが、とても元気にお話を引っ張って
要の舞台の真ん中は、なんだか暗くてどうしようもない。
いったん集まって、このお話は、どんなお話? 悲しいお話??
聞いてみた。
いいえ、みんなわかってる。
>>Funnyって、おかしくってオモシロインダヨ。
おかしくってオモシロイのは、どうやったら表せるのかな?
>>楽しそうに、にこにこする。よろこびを表す。
元気にする。声が大きいほうがいい。手も大きく動かして。
顔もだね。
・・もうすこし、合同パーティの日程を増やさなくてはいけないかも。
そうだね、と返事がきた。
もう、いろいろ言わなくてもおそらくわかってる。
だから、これ以上は言わないでおくことにする。
みんなにとっての「あのまるいもの」は、
もしダディが来ても簡単に取ってはもらえないかも。
だから、どうやったら取れるか、お互いよく考えるんだよ。
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三連休のなか日だったけれど、保護者の方々はじめ、たくさんの多摩っ子があつまったこの日。 みんなでこれまでの活動の軌跡をたどってなつかしんだ。 この春は大きな地区の再編によって、子供たちも今後の活動拠点やいっしょに活動する仲間が新しく変わる。 この日は多摩地区であつまれる最後の日。 高学年活動の発表会後、最初で最後の反省会+大学生らの発案による「多摩っ子のつどい」が行われた。
受験を終えてひさしぶりに顔を見せてくれた子たち、そして最後のつどいとあって、駆けつけてくれたOB。 駆けつけられなかったけど、メッセージを寄せてくれた先輩たち。
今年度のグリンピースを支えたリーダーの高校生たちは、「苦労の甲斐あって、得たものは大きい」とみな同様に感想を語った。
また、毎回の長時間にわたるテーマ活動に耐えて(?)忍耐強くついていった立派な小学生たちも、 それぞれにじぶんのなかに成長した部分を確認できた、と素直に言葉にしてくれた。


人と人が顔を突き合わせずに、お手軽に事を運ぶことが可能なこの時代。 そんな時代に、何度も何度も集まって、話し合いを重ねてカタチ作ったテーマ活動。 こんな経験、望まなければできない。 相手に文句をぶつけてばかりいても仕方ない。 薄っぺらな人間関係のままでは、いいものは作れない。 時には本音をさらけ出すし、でも最後には建設的な意見を出して前に進む。 そうして事が暗礁に乗り上げても、かならず回避する道が開けると子供たちは自ら知ることになる。 本番に臨む時の笑顔が何よりの証拠だ。 ここで自分の成長を実感できた子供たちは、 ほかのどんなことで困難に出遭っても、きっと努力できるはずだ。
これまで、地区の活動を支えてきてくれた多くの人たち。
そのすべての人の気持ちが結集して、おおきなうねりになって吹き荒れたような、春の一日だった。
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来週はもう卒業式。
6年間続けてきた読み聞かせも先日最後をむかえました。
なにを読んでもよろこんでくれた無邪気な低学年のころ。
おかあさんが教室に来てくれるのが、ただただうれしかった子供たち。
4年生ぐらいからは、その場で反応がよくみえなくなり、たまにはずすと あとで酷評を食らうことも。ーー;
「かってによめばー?」的な空気が徐々に漂ってきた。
ある男の子のお母さんは「うちの子嫌がるのよ」と読み手を降りた。
5年、6年は毎回が真剣勝負。
ざわつくようすに決しておじけずくなかれ・・。
このざわつきを、水を打ったような しい~~ん・・・・に
変えてみたくて、こちらも一層吟味を要する。 それがたのしい。
いつも拒絶する背中。でもどこか寂しげ。
あの子は、朝からおかあさんと喧嘩でもしたのかな。
そんな反応を見ながら、今度は何を読もうかと図書館をぶらり。
うつむき、ひざを抱え、つめたいタイルの床を指ですう~っとなでながら でも耳はちゃんとこっちに傾けているらしい。
ある瞬間、床であそんでいた指がぴたっと動きを止めたかと思うと
顔をあげてこちらをみる。その表情がすこしやわらぐ。
・・・通じたのかな、つたわったのかな。
一冊の本につたえたいメッセージをこめる。それを受け止めてもらえたのかな、と感じた瞬間が、 最高に嬉しかった。
私たちの間に直接の会話はないけれど、
双方の気持ちは通い合っていたと思う。
「〇〇のお母さんの読む本はおもしろい」
ときどきそんな声が聞こえてくるのが励みになった。
親子の思いがどうしてもすれ違ってしまうこの時期に
「ほんとはわかっているよ」と、どうしても伝えておきたい気持ちがあった。
読み聞かせは、一方通行のコミュニケーションじゃないことを
身をもって知った6年間だった。
ここまで続けられたのも、いろいろな方の支えによる。
ことに、読み手ではないけれど、
もしもの時のためにと本をいつも携えて、
誰よりも早くその場に来て待っててくれたおかあさんの存在が大きい。 読み手には見えない子供たちの細かい様子も聞くことができ、
子供たちのきもちに沿った読み聞かせ活動を行うことができた。
朝のたったの20分間ほどの時間だけれど、
こどもたちの様子を見る貴重な機会だった。
「あの本、最後まで読みたかったから、こないだ買ってもらったよ」
そんなひとことも嬉しいけれど、みんなが
人の話を聞ける人・・に成長したことが何よりだ。
もともと人は話したがり。でも、一日の生活のなかでは、しゃべるよりも「聞く」ほうが圧倒的に多い。
人の話を聞けない大人は多い。
人は「聞くための技術」を身につける必要がある。
なぜなら、聞くことはコミュニケーションのキホンであるし、
人に対する信頼と安心は、「話を聞く」ことからうまれるのだから。
でもみんなは、すでに聞く練習をたくさん積んできた。
これはすごい財産だ。
中学生になっても、きっとみんなを助けてくれる。
だから自信をもって進んでほしい。
みんなへ、
これまで聞いてくれて、ほんとにありがとう。
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大学生表現活動の単独発表会。オリンピックセンターのホールは満員でした。 シェークスピアの作品の再話ということで、どんなふうになるのか楽しみでした。 日常決してつかわないような言葉、セリフには修飾語がもりだくさん、 ふだん絶対に口から出ないような言葉ばかり・・ シェークスピアにはそんな印象がありました。 それを彼らはうまく等身大の、自分たちのことばに近づけていたように思います。
リアリティをもって聞こえてきたのは、舞台の上の彼らが、 セリフに負けないくらいに感情の振れ幅を大きく表現していたからでしょう。
からだごとぶつかってくるそのエネルギーで、 会場は熱い空気につつまれていました。「一生懸命」って、見てて気持ちがいいですね。
一生懸命のあとの涙は、もっと気持ちがいい。
大学生ラボっ子、すごい!みんなは後輩たちの「誇り」です。
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インターネットの発達って、あらゆる従来の不可能を可能にした。
たとえば無料で提供されるサービス。
つかいはじめたころ、「えっ?これ、無料なの?」とちょっとびっくりして感動したりしたもの。
ひとの「誰かの役にたてればうれしい」という心理が根底を支え、 その範囲は徐々に大きく拡大してきた。 こうなったら、かつての驚きも、いまでは当たり前の感覚。
無料サービスがそこらいらじゅうにある時代、じゃあ、
お金を払う価値のあるサービスってなんだろう。
人がお金を払ってでも得たいと思うのはどんなものだろう。
これまでの時代と同じ感覚が、いまの世の中に通じるわけはない。
人が大切だと思うものは、かたちのあるものだろうか、ないものだろうか。
もしかたちのないものであるとすれば、どんなものが考えられるだろう。
いまからは、無料にできないもの、それだけが残っていく時代。
残っていくには何が必要か・・何が大切か。
印刷された「無料体験」という文言を見ながら、つくづくと考えた。
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春は合宿も盛ん。今年はわたしたちも、泊りではないけれど
発表会へむけてのまる一日合同パーティを開催した。
以前から、発表会前に見せ合いっこをして交流してた仲なので
ちょっと知ってる・・ぐらいなのでちょうどいい。
別々のパーティがひとつになって発表に向かおうという初の試み。
これはきっとこどもたちにとって願ってもない成長の機会になる。
年齢が小さい子の手前、なにかあったからって泣くわけにもいかないし 怒ってすねるわけにもいかない。
ことばの面でも、面倒なことから逃げるわけにいかない。
地区の活動はごぶさたしていた子達は、
この山はちょっとしんどく感じるだろう。
それを承知でトライする。こどもの力を信じて。
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はらぺこあおむしとのコラボレーションは、
こんなとこにもありましたね。

職場と隣接するコンビニで、
これをみつけて思わず買っちゃうとは、さすがラボテューターの夫。
りんご、なし、すもも、いちご、オレンジ、
五種のジャムがはいってつながったパン。
これ3つ買うと、オリジナルグッズに応募できるそうな。
いただいてみましたが、甘くて火曜日まででリタイア。
のこりを置いておいたら、わがやのはらぺこ〇〇がたべて跡形も
なくなってました。
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