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クリスマス会がちかづいている。
発表することはとうに承知のことだけれど、
毎回やってくるたびに
ねー、発表会なんにち~?
とのんびり声で聞く子。
もう、そんなときは、周りの子がモウナニイッテンノ~!と言うのを 待つことにしている。
さあやろうか、
楽しんでる雰囲気は上々だ。
動きはいろいろアイディアが出る。
ことばのほうは
その子なりにがんばってはいるけれど、
思うようになってないことはしっている。
容赦なく人数割りなので、みんな手をぬけない。
臨時に二回パーティ入れてみた。
ええ~~っ!とブーイングも聞こえてくる。
時間がないときほど、急がば回れ、だ。
ひとり10分ずつ別室に呼ぶ。
ふわ~っとあくびが出る。
立って言ってみようか。
ここ、何回でもくりかえしてあげるよ。
じぶんがもうできる、と思ったらそこでストップと言ってね。
ほかの子は、待機するあいだ、スピーカーにつないだウォークマンで こどもたちでなんども聞く。
ねーきいてきいて、Mがこの長いの言えたよ~~、
ほかの子の前で言えて、拍手されて、うれしい笑顔。
いっしゅうかんすぎ、にしゅうかんすぎ、ひとつきふたつきひがたって
いちねんといちにちこうかいすると
こうかいって・・「後悔・・でしょ?」
>意外だったなあ・・・
sailed off が言いにくくて、四苦八苦。 一生懸命口に出して言ってたときのはなしだ。
♪~O the big ship's a-sailing On the Allee-Allee-O~
あのうたのsailing とおなじなんだけど。
なんだ~そういうこと??
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異年齢の交流がこどもたちにどんなによい刺激をあたえるのか
それはもう、ラボでは実証済みというところ・・。
最近はふだんの生活のなかで縦長社会が希薄なので、こどもたちにも、わざわざ 交流のチャンスを与えてあげることが必要になっている。
先週、6年生たちが、次に小学校にあがってくる保育園児を相手に、 いろいろな企画を用意して一緒にあそぶという一日が設けられた。 そのために20分休みも昼休みも返上して、いっしょうけんめい準備してきたという。 娘たちは、小学校の一日をドラマにして演じてみせて、わかりやすく紹介したそうだ。 もちろん台本も考えて。
ほかに、体育館であそびのコーナーを作り、一緒にひとつひとつまわったり、 一緒に歌を歌ったり、歌のプレゼントをしたり。
そんなときのこどもたちは、ほんとに生き生きとしている。
読み聞かせのときに会う子供たちとはまた打って変わった表情を見せていた、と 様子を見に出かけたお母さんから聞いていた。
ああしなさい、こうしなさい、といわれなければ、
ちゃんとじっくり待ってあげられたら、こどもたちは自ら気づき、動き出す。 やらされていない時のこどもたちは、安心して思い思いにチカラを発揮する。 「スゴイ、みんな、やるじゃん!」
自分たちがしてあげたことで小さい子が喜んでくれる。
その喜びが直につたわってくる。
だれもが充実感で満たされた。
みんなが文句なしに笑顔だった。
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ホームステイした2007年夏。その年の暮れには、 一面の雪景色で息子の記憶にある光景とは一変した冬の生活をユーモラスに伝えてくれた。
2008年秋にはオンタリオにお引越しして、 家のすぐ外のごみ置き場に野生の熊が来る~とたよりをくれた。 そして、昨日。
試験中で頭を悩ませていた息子に、ふたたびマニトバに帰ったよと
カードに写真をたくさん添えて送ってくれた。
お父さんとお母さんが半分ずつ近況を伝えていて、
Joelが友達と台所にいる写真の裏には
Joel Baker is baking a cake with his friends.とある。
Bakerの下に二重線が引いてある。^^;
息子がステイ初日にはじめての夕食の席についたときに、
お父さんが、
We are Baker's family..but we don't bake breads & cakes.
と息子でもわかるJokeを言って和ませてくれたそうだ。
絶えることなく、やりとりがあることがほんとにうれしい。
息子が高校生になる直前、また行きたい、会いたい、と送った
その短いメール文の中から、きちんと気持ちを汲んでくださっているのだと思う。
いまなんのために勉強しているのか、試験のためなのか、
自分がやりたくもないものを勉強してなんになるのか。
このところ、もやもや、いらいら、悩んでいる息子。
16歳の教科書、という本。読むかどうか・・机に置いておいた。
残念ながら、その問いかけに、学校は子ども自身が納得いくような
答えをくれはしない。
あの夏の記憶・・それがいくら塗りなおしてもまた薄らいできたころ、 ふたたびこうして鮮明に思い起こさせてくれたのは、
まぎれもなくBaker's Familyからのたより。
自分には目標があるんだ、だれが決めたのでもない、
自分のための目標が。
「・・Joelのふたりのおねえさん、きれいになったね~」
「^^; かなりやばい・・・」
再会はいつ?
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韓国で今年の初めに公開されたちょうどそのころ、日本でも夜中の草彅くんの番組で紹介されていた。 国内では当初アート作品を扱う7つの映画館のみで上映されたが、 それが150館、累計で300万人を動員するほどにまでなった話題の作品。
半年以上経って、その映画が来週19日からいよいよ日本で公開される。
時代と共に変化してきた家族の中の父親像。 それは日本も韓国もおなじ。 映画を通して、観る人に「変わらない大切ななにか」を伝えたかったという制作陣が、 ある一人の俳優でもなんでもないおじいさんと出会い、 何十年も変わらないその夫婦の日常をドキュメンタリーとして描いた作品だ。 3年あまりの月日をかけて制作されたという。
この映画には大きな音もなく、ナレーションもない。大事件も起きない。
そこに映し出されるのは、田舎ののどかな美しい風景と、風の音、雨のにおい・・ 腰を曲げ黙々と働く老夫婦。
貧しくても清らかに生きる姿に心を打たれる。
15年といわれる牛の寿命をはるかにこえて、 40歳になるまでおじいさんの片腕となり脚となり畑仕事を手伝って生きた雌牛。
その牛につけられた鈴の音がちりんちりんと、
あるときは誇らしげに、あるときは寂しげにあぜ道をゆく。
その鈴がすべての役目を終えておじいさんの手にのこされたとき
おじいさんは一言も話さず、一日中鈴をただ鳴らしつづける。
これを観て泣かない人は人間ではない、と地元紙が伝えたという
そのわけをすでに予告編を観て了解してしまった。
子供をつれてぜひ観にいきたい。
http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/
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英語絵本読み聞かせ広場も3回目。
3度目にしてはじめて快晴だったのです! 嬉しい~!!
昨日の雨で学童対抗季節はずれ運動会がお昼で中止となって
なんだか悔しい気持ちでいっぱいだったけれど、
今日は晴れたというだけで、朝起きてどれだけ気持ちがすっきりしたことか。
でも、数日前にオープンした駅ビルに人をとられてしまったか、
店内にお客さんが少なめでした。 前回よりも時間をすこし早めたので、 そのせいもあったかもしれません。
数組の親子さんが来てくださり、かいじゅうたちみたいに 長い爪をむきだして、I'll eat you up!の勢いで おなじみの歌を手遊びで
楽しみました。
かいじゅうたちのいるところ、
やはりこの絵本のファンは多いみたいですね。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
昨今読み聞かせはいろいろなところで開催されているけれど、
やはりちょこっとでもお話のなかに入ってわくわくする体験をさせてあげたいなあ、 それこそがラボだし、それを紹介できてこそイベントが活きてくるのだから。 今日はそんな思いがのこりました。
毎回があたらしいこの読み聞かせ広場。
こんどはもっとちがった角度からラボの魅力をお伝えできたらいいなと思います。
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はじめてでした。
昨日欠席者が増えてついに学級閉鎖になった娘のクラス。
水曜のよみきかせはどうする??
世話役のおかあさんが夕べ遅くあちこち連絡とって右往左往。
それというのも、このところ読み続けてたオペラ座の怪人を中断せざるを得ないからで、 のんきにしていた私は、急に「あしたできない??」 と振られておもわず「英語の本しかないけど・・」
それならなおさらいいよ、とわけのわからぬ励ましをもらって
はじめて英語(と日本語を交互に)で読むことになった。
かいじゅうたちのいるところ。
ちょうど今日は子育てひろばでも読むことになっているし、 スケジュールはきついが、これも勉強のうちかな。
娘のクラスがおやすみなので、人数がこぢんまりしているのもちょうどいい。
みんなに今日はとつぜんだけど違う本を読むからとごめんなさいをして、
でも二年生で読んだことがあるから、きっと知ってるお話だと思います、 と安心して聞いてもらった。
英語の本にしますと聞いて「えっ?」という表情をした子もいるし、 「やった!」みたいな反応をした子もいた。
いつもはこそこそ、ひそひそ、いろんな声がきこえるのに、
水を打ったような静けさにおどろいた。
かいじゅうおどりの場面は、静けさの中、ページをめくる音だけが
部屋に響いていた。
かいじゅうたち・・のほかには、No!David!とよかったね ネッドくん を取りあげた。 Davidのいたずらぶりにはみんな内心「いいぞいいぞ!」と応援旗を振りたくなるし、 ネッドくんはとことん愉快で、いつも表情が硬い子も大口あけて笑ってたりして、
意外な反応でした。
思わぬ展開になった今日の読み聞かせ。
絵のチカラと言葉の勢いをあわせれば、たとえ英語だけでも笑える・・ そんな感覚も味わってもらえたかな。
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ハルモニがつくってくれたトマトキムチがおいしかった!
夕食時に突然娘が言った。
夏のことなのに、そんな話ははじめて。
それどんなの?
トマトと白菜キムチを炒めたの?
ちがうちがう。。。そういうのじゃない。
トマトがキムチなの!
・・そういわれると気になる。
そうか、韓国料理屋さんで出されてなにげに口にしていたアレだ。
翌日、たまたま一週間前に届いていたトマトが手付かずだったので、 そのおかずを、舌に覚えた味をたよりにつくってみた。
むすめは、「おいしいけど、ちがう」と。
皮がついたままだからだ。あらかじめ湯むきするんだった。--;
ごめん、手抜きしました。
あとで調べたら、いろいろレシピが出てました。^^;
夏のほうがおいしいのはそのとおり。
でも、熱い鍋物のときに冷たいトマトキムチもおいしい。
<材料>
トマト・・・3個
ニンニク・・・大さじ2
ショウガ・・・1片
粉唐辛子・・・小さじ2
砂糖・・・大さじ1
旨み調味料・・・小さじ2
ナンプラー・・・大さじ2
キムチの素・・・大さじ1
ニラ・・・2本
<作り方>
1.トマトを湯むきする。
2.ニンニク・ショウガ・韓国唐辛子・砂糖・旨み調味料・ナンプラー・ キムチの素を入れてよく混ぜ合わせる。
3.湯むきしたトマト・ニラを加えて混ぜ合わせる。
4.ラップをして、1時間ほど置いて、冷蔵庫に入れて一晩おく。 以上
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娘が今年の夏に、現地でバディを組んだ千葉支部KパーティのCちゃん。
一日だけの事前活動日に意気投合して、成田で顔を合わせたときは
とてもうれしそうだったふたり。
以降10月の事後活動まえに、韓国交流に参加したほかの子も誘いをかけてみたけれど、
結局ふたりだけの再会になった。
そしてまたこちらが意図したわけではなく、ふたりのたっての願いで この連休に一泊ステイが実現した。
ふたりで出かけたいという希望があったので、
我が家から程近い沿線の遊園地に遊びに行くと決め、
雨がいま降るか降るかとひやひやしながらも、結局雨には遭わずに
しっかりとトライしたかったのりものをすべて制覇してご満悦で帰宅。 夕食を囲んでひさびさに興奮気味の妹をにやにやしてからかう兄。 食後は飼い猫も参加して人生ゲームをやってもりあがっていた。
翌日はふたりは朝から出かけて駅前を散策。
昼には最寄駅を出て新大久保Cちゃんのお母さんと待ち合わせ。
韓国式中国料理店でチャジャンミョンをたべようと思ったから。
以前は本国の何倍もの値段だったのが、最近かなりお安くなって、
ちょっとうれしいのだ。
いろんなお店をのぞいては脱線するので、なかなかたどり着かない。 しかも混雑してたので、おなかへったコールがMAXになったころ、ようやく店内へ。 赤いスープのチャンポンとチャジャンミョンの 両方が食べられるメニューを頼んで正解。 器に仕切りがあって、なんともユニークなのだ。
K-pop新譜CDも、食材も仕入れて「ちょっと座ろう」とファミレスで話してたら あっという間に薄暗い時間になっててびっくり。
こんなふうに離れたところにも友達ができるのは、 ほんとに願ってもないことで、ありがたい・・
親としてもそんな気持ちがお互いにあって、
「こんどはうちのほうに来て!」
具体的にいつがいいとか、どこにいくとか、話は尽きない。
ずっといっしょにいたのにまだ帰りたくないらしく、
電車の窓から見えなくなるまで手を振っていた。
めずらしくテンションあがりっぱなしで、よほど嬉しかったらしい。 こんな出会いが、きっとこの子の宝物になっていく。
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東京と千葉支部のジョイントで行った秋研修がおわった。
お世話さんをはじめ、ご一緒したみなさんからいただいたパワーは底知れない。
自分自身が、リアルタイムでテーマ活動に取り組んでいると、
普段のこどもへのかかわり方が自然と変わるのを感じた。
ニュートラルな状態というか、気持ちもカラダも軽くて、
楽しい部分も、苦心するところも、じぶんが上から目線でなく
こどもといっしょに感じながら・・
すーっとこどもたちの輪の中に入っていけるのが心地よくて。
研修では、発表に向けて進めていったテーマ活動そのものが、
イコールすべてにつながる研修だったと思う。
振り返ると、項目を挙げ、ひとつひとつテューター対こどもという観点で 取り出して確認する作業ではなかったのだけれど、 実はそれよりも中身の濃いものを得ることができたようだ。
テーマ活動はいい。 何でも同じ体験をした仲間とは打ち解けることができるように、 人とのかかわりをより深くしてくれる。 仲間に親しみを感じ、もっと知りたくなる。
その土台はなんといってもグループだ。そのためには、 やはりグループをよりよいものに・・。
テューターならば誰もが真っ先に思うこのテーマに、めぐりめぐってふたたび還ってきた。
「生命の女神ドゥルガ」は、愉しかった。
俊、鈴江、そして順之介。
こどもたちに笑顔が戻ったそのわけを・・・・ それを知りたくてずっとずっと考えていた、・・・・そんな1ヵ月だった。
少なくともわたしたちはいっしょにバリの人々のこころに近づき
そこに身を置いてなにかを感じたであろうこどもたちに思いを重ねてみる体験をした。
バッファローのむすめ に取り組んだ方が、いまさらながらアメリカを見る目が変わった とおっしゃっていたのがとても印象的だった。
言うならばわたしたちも、せかせか、なにをそんなに急いでいるのだろう、 なにをそんなに「ねばならない」と生きるのだろう、
手綱をゆるめて一呼吸置こう、そうやって生きるのもわるくない。
この物語から、たくさん考えさせられた時間だった。
↓
バリを知らないわたしが道しるべとして読んだ本を紹介します
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4860950909/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
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週に一度の読み聞かせも6年目のこどもたち。
なるべく絵本を選んできたけれど、6年生になってこのところ単行本を読んでいる。
もう、聞けばじゅうぶん自分で頭に思い描けるようになっているようで かえって遠くから見にくい絵を見ようとすると、集中力がそがれるらしい。
だからこそ読む本を選ぶのは、とても気をつかう。
朝登校してまもなく、学年全員で図書室にあつまるのだが、
わざと遅刻してくる子、その場にはいるけれど、どうしてもおしゃべりがやめられない子、 完全にうしろを向いて背中で抵抗しているかのような子、いろいろだ。
あまりにも継続して・・のときは、その場にはいない先生に後々お伝えしているが、
こちらはちょっと視線を向けてみるぐらいでなにも言わない。
そのちょっとの視線を感じて明らかに反発する子もいるけれど
そんな子にも耳を傾けてほしいという気持ちで読む本を選ぶ。
よみきかせは、ある意味読み手からの本を通したメッセージでもあると思うから。
中学受験、お父さんとの喧嘩、家出、そこで知り合うよその大人のひと、 親戚のおばさん、初恋、戦争、クラスの女子からの手紙、
最近の本は、そんなキーワードがちりばめられた物語。
いままでもそうだったけれど、
3年生から4年生、そして5年から6年、すこしづつだけど
子供たちがいまこの瞬間感じてること、最近授業でやってること、古いこと、新しいこと、 いろんな要素をまぜながら、もうこれくらいわかりたいかな、 あるいはもう十分わかるのかな、
子供の中の「おとな度」を計りながらさぐる作業がたのしい。
それがピタリとあてはまったとき、
ざわついてた図書室が静かに、ピーンとはりつめた空気で満たされる。
あれ、今日はあの子、後ろ向いてないな・・・・・よしよし^^\
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