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あすなろ書房から出ている「知」のビジュアル百科シリーズの
写真で見る アメリカインディアンの世界 という本を、パーティでみんなと見た。
各地方ごと、部族ごとにつかわれていた道具、衣装、象徴となったもの、など、
くらしにまつわるあらゆるものがビジュアルで紹介されている。
それを見ながら、遠い遠い記憶なかにあったある博物館の光景が 突然浮かんだ。すぐに分厚いアルバムを開いてみる。あっあった。たしかに。 ホームステイ中に自分が撮った写真。コロラドスプリングスの近郊だったかもしれない。 どこかへ行く途中、わざわざ遠回りをして ホストファミリーに連れて行ってもらった場所である。
先住民たちのくらしを紹介する館内では、蝋人形がいまにも動きそうな様相であちらこちらに。 子供心にちょっと怖さも手伝ってか、あまり熱心に見れなかった。
アメリカの歴史を知るには重要なところであったわけだが、
当時はさらりと眺めていただけだったと思う。
いまさらではあるけれど、ライブラリーとの出会いが
過去の記憶も呼び覚ましてくれ、また、自分が訪れた地がどんなヒストリーをもっているのか、 改めて知りたいと思わせてくれた。
あのときおみやげにともらって帰ってきたRifleという町の歴史の本。 これまでほとんど目を通したことがなかった。
なんだか30年越しの宿題をまだ残している気分。
いまのガーフィールド郡ライフルはどんな町になってるのだろう。とても気になる。
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壮行会を兼ねた夏の発表会がありました。 例年おじゃまして一席設けていただいてるのですが、今回はだれも参加しないマイパーティ。
ちょっと残念。
でも、お母さん方てづくりの、国際交流参加者へのおみやげもいただき、 パーティのお姉さん方からもペーパークラフトの小物入れとろうそくを、 そしてたくさんのメッセージ。
本来はテューターからのエアメールと一緒にステイ先へと送るメッセージですが、 韓国交流は短いので、成田でいざ出発というときに、むすめに渡すことにしたいと思います。
はじめは成田行きのリムジンに乗せて見送るつもりでしたが、
うまいぐあいに時間が合う便がなく、スーツケースをもってひとりで電車で行かせるわけにもいかず。
成田エクスプレスを利用して送っていくことにしました。
夏は初キャンプに初シニア、いろいろあります。
子供たちがぐっと成長するときでもあります。
なんでもやってみなければわかりません。
実際に経験して学ぶことほど、多くのものをその子に与えてくれるものはありません。
高校生になったからといって、子供たちが急に自ら積極的になるわけではなく、 経験することから「気づき、変わっていく」のです。
えっ?自分がリーダー??とはじめは誰もが思うもの。
でも、矢面に立たされて初めてわかるのですね。
いままで、自分が見てきた高校生や大学生も、みなそうやって迷いながらやってきたことを。
準備が肝心、とは先輩たちのことば。
「たとえ相手がシニア経験者でも、そのキャンプはだれもが初めて」
だから、遠慮は要らない。
・・アドヴァイスがもらえて、しあわせだなあ。
ラボっ子の保護者のみなさんに、シニアの様子をじかにお見せできないのがとても残念。 もしも「遊んでいるばかり」と日々感じておられる方がいらしたら、 キャンプでのシニアの姿をごらんいただきたいなと思う。 ファミリーキャンプでの彼らを見てこの活動への信頼を厚く持たれるご父母がいらっしゃることからもわかるように、 机上のまなびでは到底得られない大事なものを彼らはこの夏の経験でしっかりとつかむに違いないのです。
部活を一週間ほど休むため、その理由を正直に言えなかったわが子ですが、
家の用事でもなんでもかまわない、ともかくためらわず全力でがんばってみてくれたら。
何かを一生懸命やるってことは、かっこ悪くない、むしろかっこいい、と 気づいてくれたらと思います。
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情報の伝達というのは、ほんとにむずかしいですね。
どこでどうなって、誤って伝えられるのか、伝わるのか。
アジア太平洋こども会議が、新型インフルエンザの感染により中止に
なったのは確かですが、韓国からのラボのこどもたちが感染という情報は 誤りであったようです。すでに、本部からの迎えの方と、
ソウルへ帰ったとの情報が入りました。
いまの時点で感染はないということで、ほっとしました。
娘は知らないので、あした修学旅行からかえったら、
まっさきにつたえてあげなくては。
でも、新型インフルエンザは、確実に世界のあちらこちらで
感染が拡大しています。韓国国内でも、小学校など集団での感染が
みられるとのこと。みなさん、お互いに気をつけていきたいですね。
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財団から連絡があったのは、ラボっ子が来ていた最中でした。
福岡で開催されていたアジア太平洋こども会議。
電話の後でホームページを確認したのですが、
15日午後をもって活動が中止になったとのこと。 首都圏ではなにもニュースにはなっていないのですが、
新型インフルエンザ。
娘のホストも含め、韓国ラボからの参加者も感染が確認され、
これから始まる交流の、ステイ先を変更せざるを得ないという状況になりました。
昨年の受け入れからのつながりでこの日を迎えているので、
本人も動揺を隠せません。
木曜から移動教室。
その間になにかたずねることがあったら、宿へ連絡するね。
でも、福岡で滞在中の娘のホストフレンドも、残念な思いを抱えて気を落としているのではないかと思います。
便が取れ次第参加者はそれぞれ帰国の途につくことでしょう。
娘たちの対面式は22日。
一週間たってもまだ直接会うことはできないと判断されており、
これもみな、日本から参加するラボっ子の体調を気遣ってのこと。
「予定通りことが運ぶこと」
「この日、この時間に互いが間違いなく会えるということ」
それは、当たり前のことではなく、
じつは偶然とラッキーの賜物であることを改めて知ることとなりました。
どうなるでしょう。今年のホームステイ。
災い転じて福と成す、となれば良いですが。
事態がどうころんでも、最良の道とする、
それを学ぶ良いチャンスとして欲しいと思います。
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地区での壮行会・・というのは、その年の国際交流に参加するラボっ子 たちと、その次年度に参加するラボっ子、保護者の方々、くらいしか なかなか参加するチャンスがないという、大変意義のある、そしてまた知る人だけが知る会なのです。
わたしも、多摩地区で壮行会が実際どのように行われているかをきちんと知ったのは、 わが子が行く年になってからでした。
こうして皆さんの前に出て、自分の言葉で決意を語り、すがたりを発表することは、
子供たちが背筋をピンと伸ばすいいきっかけになります。


半年間かけて、すこしづつ、担当テューターと子供たちとで準備してきたこと。 あわせて子供たちがこれまでラボで培ってきた目に見えない財産。
そして、「ホームステイに参加する」と決めてから家族とすごしてきた時間と。 すべてがこの夏の「ひとりだちへの旅」で子供たちを支えるりっぱな土台となることを願ってやみません。


今年はまた、心憎い演出で、みなさんうるうる・・ときてしまったのではないでしょうか。 はじめからおしまいまで、心あたたまる雰囲気でいっぱいの「送り出しの会」でした。
「このメンバーからはじまり、またここへ帰ってくる」という気持ちで 子供たちを見守りたいとおっしゃっていたテューターのその言葉通り、
いい感じの雰囲気でみんながホームステイにむかっていけるように
心を尽くしてくださったことに感謝します。

毎回のことながら、保護者からのメッセージは笑いあり、涙あり。
わたしも、一昨年のこと思い出しました。
難しい年頃の子供と、 満足に話もできずにここまできてしまったことを挽回しようと、 すべてを一通の手紙に託そうと思ったものです。 こどもにそれがちゃんと届いたかどうかはわかりませんが、 帰ってきて少し経つと、私自身かなり思い上がっていたことを知りました。
それで、今回は少し引き気味のスタンスでいこうかと思いました。
自分で納得がいかないことにはテコでも動かない娘には、
そうするしかなかったということもあります。
親も、すこし勉強しました。
ひとりだちへの旅は、同時に
かまいすぎるハハ卒業の時、でもあるのです。
みんな、自信を持って元気に「いってらっしゃい!」
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ロバート・ホフシンド作、 30年ほど前に出版された絵本ですが、あるところで偶然見かけ、
幸運にも手に入れることができました。
(いまは別の本が同じ編者で出されていますが)
ぜひこどもたちとシェアしたいと思い、そのなかから
ものがたりに関連するものをピックアップしてみました。
すごいですね。こどもって。
それがなんの意味をもつのか、察知する能力にすぐれている。
無地カードにペンで書いておいたのですが、
「おどり」、「としよりのおじいさん」、「ハートがおちててしょんぼり」 さいごまでなやんだのは、「かみさま」
こんどは、たいようへ手紙をかいてみようかな。えもじでね。
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「人間のくにに、太陽のこころをもっていくがよい・・・」
太陽のこころってなんだろうね。
パーティで、そこへ近づくためにすこし話し合ってみた。
たいようは、わたしたちにとってどんな存在?
ありがたい、パワーをもった、いきるパワー、すべてのもと、
自然とか、動物とか、にんげんとか、すべてをあやつっている、
えらい、かなわないちから、いちばんなんでも知っているみたい、
かみさま?
たいようがあるから、・・・
昼と夜がある、生活できる、なんでも乾く、作物が育つ、植物がそだつ、空気がある、 時がわかる、日時計?、季節がある、う~ん、・・
たいようのこころって、どんなこころ?
情熱の心、
あきらめないってことだよ、
だから、四つのキバを通るとき、
あきらめないで行ったんだよ。
元気な心、
熱いこころ、燃えてる。
たいようのちからがからだじゅうにみなぎるっていうのは、
たいようから恵みをうけたんだよ。
おかあさんは、どうしておとこのこを
おとうさんさがしのたびに行かせたのかな?
おとこのこがたいよう神のこどもっていうか、
この子はなんかちがうっておもってたんじゃない?
たいようのかみがいうよね、
にんげんのくにに たいようのこころをもっていくがよいって。
にんげんのくにに、たいようのこころがなかった?
にんげんに温かいこころがなくなってたから、
だからだよ。
いじめとかさ、さべつしたりとかさ。
・・・今日はTがおとこのこね。
すこ~しづつお話のまんなかへと近づくプロセスがたのしい。
こんな時間がたいせつだ。
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5月以来。しばらくジャンファミリーとごぶさたでした。
八王子市長さんからの親書を携えての訪韓、ということもあって、
ファソン(華城)市の市長さんに直接お目にかかれなかったとしても、 これは早くオモニにお伝えしておかなくては・・。
素がたりを披露したい、ということや、日本の料理を作ってさしあげたい、ということも含め、先週メールにてお伝えしました。
さっそくお返事が返ってきて、うれしいニュースがありました。
スジちゃんが福岡へ滞在する日程が早まり、 娘が訪韓する日に彼女も帰国するということです。
ふたりが共にいられる時間が保証されて、よかった~と思います。
娘がスジちゃんの学校の終業式にいっしょに登校できるように、
オモニが担任の先生にあらかじめお話してくださるようです。
食べたいもの、したいこと、あったら知らせてくださいね。
そんな心遣いがうれしいです。
わが子はすでに思春期に入って、いろいろつっかかって気が滅入るというわたしに、
スジもそうだし、オンニもいるので、すでにわかっているところもあるので、 心配なさらずに、と言ってくださいます。
ふだんから映画やドラマや食べ物を通して慣れ親しんでる国だけれど、 やっぱり実際に肌で感じるものは違うということを、
似ているところはあるけれど、明らかに違うところもたくさんあるということを、 人との交流を通して学んでくれたらと思います。
~~韓国ラボはこんな交流にも参加しています~~
アジア太平洋こども会議のホームページ↓
http://www.apcc.gr.jp/j/
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梅雨の思いがけない晴れ間が見られた週末、
我が家のアウトドア製品に仲間入りしたダッチオーブンが
お初にお目見えとなった。
いいや、じつは先週一度使ってみた。
家庭のガスコンロの上で。
そういうこともできるようにと、脚のないタイプを選んだのだ。
結局U社製のお値段もほどほどで、
割れにくく手入れがそう大変ではない黒皮鉄板製のものだ。
ガスコンロにおいてフライドチキンを揚げた。
シールド状態が良いので、かなり早く、圧力鍋のごとくふっくら出来る。
しかし、いっぺんに換気扇がベトベトになり、あとが大変。
やはりこれは外で使うもの。
はじめて外で作った料理はパエリア。
脚のないかわりに五徳がついているので、
火をおこした炭を下に入れて、(弱火)沸騰させるあいだはふたの上にも乗せる。(強火)
水がなくなったころ、ふたの炭は取る。
米はタイ米ではなくササニシキ、味付けにブイヨンを忘れあっさりした仕上がりに。 でも火加減が良かったのか失敗なく、
なによりいいのはなべを開けたときの華やかさ。ごちそう感。
というわけでこれらは使ってみた夫からの感想。
こんどはパンでも鶏の丸焼きでもなんでもござれだ、というので
次回はぜひわたしもその「ごちそう」をいただきたい。
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Native Heart ・・・ホピのドキュメンタリー映像なども見られる、北山耕平さん(翻訳家・作家)のサイトで たまたまイベントの情報をみつけました。
7/4・7/11 もしお近くの方が いらっしゃいましたら、 行かれてみてはどうでしょうか。
↓ ↓ ↓ ↓
http://native.way-nifty.com/
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