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いやだから、やめる 11月20日 (木)
子供の話だけではなく、このことは実は一生付いて回る問題かもしれない。

以前、この日記に書いたことがある。当時小学生のわが子が、ピアノをやめたいと言い出したこと。

彼女はピアノの他にいくつか習いごとをしていた。
なかでもいちばん苦手な地道な日々の努力を求められていたのがピアノだった。
習い始めて5年、少し曲らしい曲が弾けるようになりつつあったが、その時は明らかにやりたくなさそうだった。
見るからに逃げていた。
それで、レッスンに行くある日、私に「やめたい」と打ち明けた。
私は
「それじゃ、自分でお世話になった先生に、これこれしかじかの理由でやめます、と話しておいで」と言った。
言えたなら大したもんだ、でもきっと言えない。それでいい、と思ったのだ。

むすっとして出て行った娘は、案の定先生の前で泣き、さしたる理由もなく「いやだから」やめるとも言えず、あなたのすきな曲を選んでいい、と言われてその日は帰ってきた。

そこからさらに2年。
やっと自分で方向性が見え、納得してやめると言える日が来た。死ぬほど大嫌いな発表会にも出た後だ。

私は娘とともに先生のお宅にごあいさつに伺った。


つい先日、高校生の娘は当時を振り返って私に言った。

あのとき、お母さんが先生に「辞めさせます」と言いにいかなかったのは、正解だったと思うよ。

そのあとも何かで「やめたい」という気持ちが沸いてきたとき、
いやだからやめるんだ、逃げるんだ?と自分に問うことができたと。

人ってみんな、たくさんのことを一度に抱えて生きていく。

ほんの小さなことかもしれないが、子供のころに初めて出遭う出来事は、何にせよ影響が大きいと思う。
逃げ出さないということを教えたかった私が、いま、成長した娘のことばに改めて励まされている。
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