幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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生きる力とは 12月01日 (月)
大人になっても、人間はわからないことだらけ。いくつになっても悩んでばかり。
そう思うのは私だけではないと思う。
ソウル大生活科学学部の教授、キム・ナンド氏をご存じだろうか。

つい先週まで、NHK白熱教室で5回シリーズでキム教授の人生の授業が再放送された。
著書の人気もさることながら、この先生の言葉は心にしみる。
未来のみえない社会のなかで生き方を模索する若者、思春期の子育てに悩む親、厳しい戦後を生きてきた世代、
どの人の迷いにも新しい気づきを与えてくれる。
人生においてもっとも価値のあるものは何なのか、その答えに気づかせてくれる。

最終回のテーマは子育てだった。「親が子供にしてやれる最善のことは、早く死ぬことだ」・・サルトルの言葉を引用して、ヘリコプターママ(パパ)はこどもをたすけようとして、実はこどもの成長を妨げてしまうと。
子供がもっとも身につけるべきものは、「マシュマロ能力」。
アメリカで4.5歳のこどもを対象にマシュマロを使って行われた欲求を抑制する実験を例に、将来成功への秘訣は「欲望を先送りできる能力」とキム・ナンド教授は説いている。

しかし多くの親は、こどもに「マシュマロ能力」ではなく、よい点数の取り方を教えようとする。
そして、よい大学に入学させようとする。でも、それはとても間違ったことだと言っている。
問題は、
それを達成するために、もっと大切な能力を教えることができていないことだと。

体力、正直で誠実、良い人間関係、マシュマロ能力、他人への配慮、これらはこどもが社会に出てから自分で身につけること。まずは学力、だから塾へ行かせる。それは親の務め。
 これ以外のことは子供が自分で・・・そうではない。

これこそ、幼い時からの訓練と教育が必要だと教授は教えている。
そしてまた、それは簡単なことではないと。

不得意をなくそうと勉強するのではない。

なぜなら、社会は短所のない人が大きくなる場所ではなく、ひとつの長所をしっかり持っている人が大きくなる場所だから。

その子らしく、ゆめを持ち、自分の力で歩けるようにしよう、と。

うなずけるお話でした。
「ひとりだちへの旅」もそうですが、ラボはまさにこの先生のおっしゃる「学力以外の大事な部分」を担っているのだなと思いました。

訪韓時に書店で、昨年ベストセラーとなったこの先生の著書
아프니까 청춘이다 の前を素通りしてしまったのですが、改めて原書を読みたいと思いました。
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