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約1000人以上の中部のラボッ子に、笑いと感動とテーマ-活動のスピリッツを吹きこんでくれた、中部カレッジシップ・キャラバン隊が、浜松の地をもって、千秋楽を迎えました。
わー!!パチパチ!と拍手を心から贈りたいと思います。
とても全部の様子は伝えきれないけれど、内容の報告です。↓
ソングバードに始まり、もちよりパーティ、一緒にご飯を食べて、ぐっと大学生のお兄さん、お姉さんが身近になった頃、いよいよ『ブレーメンの音楽隊』のテーマ-活動発表。
始めのあの、牧歌的音楽が流れるとともに、音楽に合わせるように草(?)が、伸びていき、やがてロバの老いに合わせるように、垂れていく、、、やがて、草山に、そして崩れ落ちた瞬間、冷たい男の声が響く、
“That donkey's getting old, and of no use!"
ーあのロバは老いぼれちまって、もう役にたたん!
子ども達の笑い顔が一瞬凍る。そんな具合に始まり、なんと 「笑い・涙・ドキドキ・音楽」のメリハリの利いた大学生ラボっ子ならではの発表だったことか。
メンバー8人がひとつに、いえ、観ている人達全員がひとつになった時間と空間。
気がついたのだが、80人以上いた会場全体が一斉に笑う瞬間が、まったく同じで、しかも、英語の台詞でどっと笑いが起こる。はじめに心ありき、なのだろう。とくに小さい子達の、本当に楽しそうな笑い声。
カカシの大きな勘違いを、大袈裟に親分に言うシーンは、まるで、その笑い声が、4匹の動物達の喜び溢れる声にも聞こえ、観ている人達が物語にとけこみ、一体化しているのである。
その後、1時間の80人以上の、ブレーメン・ワークショップ。自分のなりたい役ごとに分かれ、シェアした後、CDを流しながら、80人一斉に動く。初めは、なんだか、バラバラだったのが、だんだんとうねりのように、ひとつのテーマ-活動に練りこまれて形になっていく、まるで金太郎飴のように、『80人・ブレーメンの音楽隊』ができあがった。
二歳~お母さんまで、感動のうず。みんな汗を流し、とっても充実した顔で、それぞれに拍手喝采を贈り合った。
大きな大きな感動を、ありがとう!!!!!!!
縁あって、浜松の地で、千秋楽を迎えられ、本当にラッキーな私達でした。
まさに、「1千人のラボッ子の秋の楽しさ=千秋楽」とあいなりました。
お招きしていただいた、中村しげみテュ-ターにも感謝です!!!!!
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先週の中高生グループで、『ヘンゼルとグレーテル』を動いた後で、気づいたこと、疑問に思ったことを出し合った中に、
-それぞれの人物にとって大切なものが違う、と気づいたと発言したKちゃん
お父さんにとって大切なものは、「こども」
お母さんにとって大切なものは、「豊かな暮らし、お金」
魔女にとって大切なものは、、、「自分の嗜好=子どもを食べる事」
子ども達にとって大切なものは、「夢みるようなこと=お菓子の家」
その後、Aの疑問:
-子ども達は、二回目にまた、森に捨てられるとわかっていながら、なぜ、また、ついていったのか…ついていかない、という選択もあったはず。(いくら、パンくずが道を教えてくれると思っていても)
それに答えたK君の言葉:
-子ども達は、最後まで、お父さんを信じたかったんだ、と思う。
よく、虐待を受けている子どもは、外の人に、親にひどいことをされている、と告げないのは、どこかで、親に愛されたいと、求めているからだ、と何かで、読んだことがある。
みんな、うなづく。
Kちゃんが再び、
-じゃあ、子ども達にとって、大切なものは、始めは「夢みるようなもの」だったのが、本当は「親の愛」だったのかもね。
Mちゃん:だから、お菓子の家は、次の日、消えてしまっているんじゃないの
Cちゃん:親といっても、母親=魔女だったから、はじめから、母は親ではなかったんだよ。まるで、同じ口ぶりの台詞があるんだよ。「バカな子だね~」
親に生意気な口をきいたり、反抗期に入る年代の子達のこのような話し合いを聞いて、世間では、どれほど 自分を認めてほしい、とか、無条件の親の愛に包まれたい、と願っている子ども達がいることだろうか、と考えさせられた。と同時に、温かなものに満ちていない世界に今、子ども達は、おかれているのかも、とも。とっても、考えさせらたラボだった~!!
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国際交流帰国報告会、たけなわ!!
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのあちこちに散らばったラボッ子が、ひと夏の『ひとりだちの旅』のみやげ話を胸いっぱいに詰めて、集まった。 1ヶ月ぶりに再会した事前活動の34人の仲間たち。
グループごとにアルバムを見せながら、あっという間の1時間半のフリートーキング。
その後、全体でシェアタイム。
担当者として心がけた事は、互いに自分の体験を伝え合う事を通し、他人の報告を聴いたことを、自分の中に取り込んで、客観的にもう一度自分を見つめなおす機会にして欲しいということ。
苦しかった事、いやな思いをした事、ホストに頭にきたこと、涙が出たこと、など等、きわどい質問に答えてもらった後、
「じゃあ、その時、自分はどうしたか?」
「または、その次からはどうしたか?」
「また、今思い返し、どうするべきだったか、、、?」
などを出し合っていくうちに、「楽しかったよ~」、という一言の陰に、自分がその時その時、どう向き合い、苦しさを楽しさに変えることができたか。
そして、それら自分が学んだ体験を仲間と認め合うことで、自分の自信につなげてほしい。
そこで始めて、事前活動~国際交流~事後活動~次のステ-ジと、進められると思うから。
第2部:その後の帰国報告会では、大勢の聴衆の前で、きちんと自分の体験を整理して、話すことができた。
ひとりひとり違う体験だからこそ、それぞれの成長の跡が個性豊かな光を放つ。断片ながら、それらを見せてもらい、担当者として、本当に幸せな時間だった。どうか、後輩達に貴重な体験を伝え、地域に還元していってくれたらと、願う。^^
♪左のページに『2004国際交流参加者アンケートまとめ』に、34人が答えてくれたアンケート結果を載せました。
本当は、紹介したい感想文がもっと、もっとたくさんありますが、おいおい、掲載していきたいと思います。♪
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今年は日程的に、高校生のシニアの数が少なく、中学生も実行委員として、合宿の企画、運営に関わってくれた。それを、支えてくれた大学生達。
「ピターパン1話」のお話でたっぷり遊べる様に、考えられた野外活動。
+フックの毒薬作りコーナー
+人魚の泡を作ってあそぼう
+本物のピーターは誰だ?
+地下の家で、食事にありつける?!
野外でたくさん物語の世界で遊んだ後は、グループ活動。
中学生リーダーが、「空を飛ぶって、どんな風だろう?」と、投げかける。
「ふわふわした感じ?」「風といっしょになる?」
すかさず、大学生Kが、ひとりを抱っこして、ふわーと飛んでるみたいに、ぐるーと回してくれる。
「いいなあ。私も」「その次、僕も!」
ついに、Kは、グループのメンバーほぼ全員を、だっこで、ぶーんとやってくれた。みんなの顔は、もう空を飛んでる気分。
「いいなぁ、私も…」 私も言ってみたが、勿論、聞こえないふりされた…(ほんのジョークですが、はい)
大学生Kのすご技。だって、こんな事、とてもテュ-ターは、できないよ。
翌朝、腰がどうかなってしまうもん。
憧れのお兄さんが、こんな風に、同じ物語空間で、遊んでくれる、とっても素敵な時間でした。
そして、中学生の実行委員のみんなも、中学生ながらのアイディアをたくさん盛り込め、それを、やり遂げた自信で、ひとまわり大きくなったことでしょう。
楽しい夏の思いでをたくさん、ありがとう!&ご苦労様。^^
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9月に入り、いよいよ地区研か~と、思いきや、な、なんと、地区研は、来週だった~!こんなラッキーな思い違いは、もったいなくしてはいけません。
ということで、以前から観たかった『華氏911°』を観てきました。
まだ、『華氏..』ほど騒がれなかった作品、『ボーリング・フォ・コロンバイン』を観ようとした時、浜松では、4日間の上演で引き上げになってしまった記憶があるので、今回は、なんとしても!と思っていたのです。
前回の作品が、グラミー作品賞をとった時、監督マイケル=ムーアのブッシュを批判するスピーチに、会場中が大ブーイング。騒然とした雰囲気に包まれたのを見て、一種のショックを受けました。
会場にいるのは、アーティストと呼ばれる芸術に携わっているはずの人達。
こんな偏った、違う意見を受け入れない人達の集団なのかって。
前置きが長くなりましたが、日本と、そしてラボの国際交流と、深い仲にあるアメリカの今を知るためにも、是非、お勧めします。勿論、この作品は、マイケル=ムーア監督の目を通してのアメリカ。自由の国アメリカで、このような、作品があまりなかかったという事実も、またアメリカの特長でしょう。
今起きているイラク戦争、少し前に起こったアフガニスタン攻撃、そして9.11の事件。そこから、自分の国の今も見えてくるはず。
映画最後のテロップに、マイケル=ムーアのHPアドレスが出て、その上に、
Do something というコメントが印象的でした。
PS:キャンプで、くろひめの大統領つかまえて、マイケル=ムーアに似てきた なーんて、冗談飛ばして、U大統領、ごめんなさい。この場をおかりして。
存在感そのものが、と言う意味で、を付け加えるのを忘れました。本当に^^
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静浜地区の夏合宿が浜名湖のほとりの三ケ日青年の家にて、8月25日~26日行われた。
浜名湖を展望できる素晴らしい施設で、テーマは、これまたぴったりの『ピーターパンI』
開会式には、特別企画、大学生7人による『注文の多い料理店』を発表。
A君とH君の、淡々としながらも自然な都会の紳士ぶりと、不思議な雰囲気で、観ている人をぐいぐいと、西洋館に誘っていく表現は、佳境に入る頃には、小さい子は泣き出すほどの迫力。
その迫力に、私も観ていてふと、思った。
-----このお話は、宮沢賢治が、故郷の田舎から、多き夢を抱いて東京へ出て来たころ書かれたもの。東京は、当時の彼にとっては、異国ともみえる都会であったことだろう。単に、エスペラント語に憧れ、西洋の文学にも刺激を受けていた頃と違い、ややもすると、日本の根っこごと引きぬかれて、西洋化の波に飲み込まれそうな時代の断片を目の当たりにしたことだろう。そんな、外見だけの西洋への憧れがぐらぐらと崩れ、骨の随まで抜かれそうな怖さ=西洋料理店『山猫軒』として描かれたのでは、と思いが巡った。
素晴らしいテーマ-活動の発表とは、観ている側に多くの想像力を掻きたて、刺激し、自由に自分なりの物語のテーマ-を、あれやこれや考えさせてくれるようなものなのだろう。
本を読んだ時、物語を耳から聴いた時、物語の中で何かになりきって動いて言葉を発してみた時、そして、テーマ活動を観た時、それぞれの時で、感じる事、引き出される感想が違う。
ううん、これだから、ラボは何重にも楽しめるのだろう。
ついつい、開会式の大学生の発表についての報告が膨らんでしまい、メインのプログラムを書きそびれてしまった…
合宿の内容については、また、つづき be continunued...ということで
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恒例(!?)幼児夏のお泊り会をテュ-ター宅でやりました。今年の参加者は、最年少2歳から、お世話する小学生を含めて14人。1年生で黒姫キャンプへ参加できるように、少しづつ練習です。キャンプで出合ったシニアからたくさんのことを学んだ小学生お世話さんが、プチシニアとして、たくさん働いてくれました。小さい子が泣かないように、計画・準備してくれたおかげで、無事終了^^
初めてお泊りできた子も、初めてお世話できたお兄さん、お姉さんも、みんなで、いっぱい楽しみました。
☆ソングバード
☆お散歩+公園であそぼう
☆花火
☆お風呂
☆お話タイム(読み聞かせ)
☆西瓜割り……などなど。
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キャンプの帰路のバスの中、今年も読み聞かせタイム(本の朗読)を楽しみました。
以前、黒姫在住のC.W.ニコルさん著の絵本で、黒姫の自然の中での生活を
描いた作品(タイトル忘れました)を読んであげたら、好評だったので、それ
以来、添乗責任者を頼まれた時は、読み聞かせ用の本を何冊かもっていきま
す。
今年の黒姫キャンプの3日目プログラム『お話の森』が、思いの他、『人魚姫』『マッチ売りの少女』
など、アンデルセン童話を題材にしたコーナーが多く、ディズニーのアニメで
しか知らない子ども達に、原作の朗読を聞かせてあげられる良い機会でした。
1時間以上をかけて読みとおした『人魚姫』を聞いたラボッ子との会話、
私:「なんだか、どれも、哀しく、切ない話だったね~読んでて涙が出そうに
なっちゃた。」
○○ちゃん:「うん、うん。アンデルセンって、本当に男の人なの~?」
私:「え?なんで、そう思うの?確かに、男の人だよ。」
○○ちゃん:「女の人の気持がこんなにも、わかるなんて…なんか、辛いこと
あったんだね~」
女の人の気持が、わかるということが、わかる○○ちゃんも、すごいと思いましたが…
「ディズニーって、なんでもハッピーエンドにしちゃうんだね。」とも言って
ました。
<掲示板からの添付>
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昨日のアジアサッカー決勝戦は、物々しい警備と、中国側サポーターの異常なまでの興奮状態の中で行われた。結果は、ご存知の通り、日本の優勝となったが、両手放しで喜べない考えさせられる無視できない側面があった。
互いに戦争を知らない世代の両国の若者の違いは何か。
戦争の負の遺産=恨みを、両国の負の遺産として日本は受け止めて、きちんと、次世代の子ども達に伝えてきたのだろうか…
被害者と加害者という歴史的、国家的な狭い枠を越えて、互いの負の遺産として受け止め、そこから、互いに学び合う教育はできないのだろうか。
私がアメリカ留学時代、アメリカ人の友達に、
「日本人は広島と長崎の原爆投下によって、被害が日本全土に及ぶことなく戦争を集結でき、よかったと思っていると、習ったが本当か?」
と聞かれて、愕然とし、咄嗟に
“OF COURSE NOT”と答えた。
修学旅行で、広島の平和記念公園、原爆資料館へ行って、その被害の悲惨さを知らされていたから、咄嗟にそう返事をしたのだろう。
でも、その後、原爆投下を、単に「被害者」としての側からでなく、「加害者」として引き起こしたという側面---日中戦争時における重慶への日本軍による「無差別爆撃」他、南京大虐殺、マニラの悲劇、等などーーー
それらの事実から実は引き起こされた惨劇だという立場から書かれた本、『戦略爆撃の思想』前田哲男著を読み、あの時、もっと、自分も勉強していたら、もっと突っ込んだ話が、色々な国から来ていた留学生達とできたのに、、、と思わずにはいられない。
平和への階段を登ることを妨げているのは、『無知』に他ならない。
『無知』が一番の罪としたら、一番の特効薬は『知ること』『学ぶこと』。
私の学校時代は、8月6日か15日が夏休みの登校日になっていた。全校で黙祷を捧げた。そして、黙祷の意味を必ず、校長先生から全校集会で聞かされた。
8月6日朝、黙祷の時間に民放TVはどの局も競って、某アイドルの離婚問題を報道していた。
アジアカップからだって、学ぶことはたくさんある。
なぜ、中国の若者が、あれほど日本のチームに敵意をむきだしているのか。
「被害者」「加害者」の枠を越えて、伝え、供に考えていくことは、大人の責任なのではないだろうか。
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今日、無事黒姫3班から帰ってきました。
台風一過、素晴らしい天候に恵まれ、青い黒姫が透き通るような蒼い空にくっきり映え、美しい黒姫の姿を、久しぶりに見せてもらいました。
新しいぐるんぱ城の前の楓の樹の、鮮やかな緑とくっきりとした陰のコントラストが印象的でした。
お芋掘りコースで撮った写真を何枚かご紹介します。今の時期が1番艶やかなガク紫陽花。なんだか、2度、得した気分。ブルーベリー畑を抜けて、広がるお芋畑。黒姫山が、それはそれはくっきりと線をなしていました。

この他、ロッキー2のみんなの笑顔の写真は、左のページ「2004黒姫3班ロッキー1&2アルバム」をご覧ください。
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