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年賀状で知ったラボOBOGの近況に目を細め、彼らとの「時」を振り返りました。それは新年の「至福の時」でした。
「ライブラリーを軸にテーマ活動というラボ独自の教育プログラムは、グループ活動を通じて自己表現できる場である」過去を懐かしむラボOBOGとの会話には必ず物語体験(テーマ活動)がでてきます。共通の言語体験を持ち、共通のイメージ体験をもっている。「心の表現としてのことばを育む場」は、創造的であり、思いやりや連帯感を育み、主体的な力を育てていることを改めて知らされます。
昨年ニューヨークで個展を開いた新進画家のさゆみちゃんの久しぶりの近況報告は「やっと作品にお客様がつきました。」 不慮の事故で昨年末亡くなった頼永くんのお母さまからは「ラボをやらせて本当によかった。シニア、中国交流、アメリカ交流・・・仕事上も人に恵まれ愛された人生でした。」大勢に送られ天国に召せられた頼くんは、対厳山グループを大いに盛り立ててくれました。
年末の「クリスマス交流発表会」で見せてくれた「ひとあしひとあし」「国生み」のテーマ活動。その感想は、どの子も自信に溢れたものでした。私自身、かれらの生き生きとした表現に感動させられました。その体験を軸に、海外の人びととの交流(ラボキャンプ、国際交流など)などの体験も重ねていってほしいと願っています。ラボ英語は、「生きた英語」となります。物語の表現活動つまりイメージ体験で得たことばと主体的な姿勢は、ホームステイ体験で大いに生かされます。国を超えた交流体験は、お互いが尊重しあう文化を育みます。こどもたちは、好奇心にあふれ、自分が何を学び、どんな仕事をし、どんな人生を送りたいかなど、自分を客観視して帰ってきます。
新年のスタートは、幼児も小中高グループも、「3匹のこぶた」「くるりんぼうず」などイギリスの昔ばなしでした。ナーサリーライムも『すがたり会』を目標にとりあげています。
今年は、「30周年」をテーマに、一層活気あるパーティ活動をすすめるつもりでいます。キディ・プレイルーム年代の親子にとっては、絵本や交流・・・子育ての場としておすすめの環境です。また小学生年代は、からだごととらえる英語体験の場であり、物語と仲間との交流を通した言語体験の場です。さらに中学生、高校生はリーダー的存在としてパーティを超えた交流体験が用意されます。
ラボを充実させるには、日常家庭でCDを聴くことを大切にしていってほしいですね。先週の対厳山グループでは、幼児は「こぶたたちの家」を持ち寄ってあそびました。「ふふーのふう」と口をとがらせる幼児の表情。小中学生たちは「15少年漂流記」で、はじまりの音楽、とどろく嵐の臨場感に興奮した表情で物語の登場人物になっていきました。前空では、「くるりんぼうず」の早口言葉に魅せられました。「すがたりしたい」と興味いっぱいでした。
30周年行事はみなさんのご意見を参考にすすめさせていただきます。どうぞ今年もご理解、ご協力よろしくお願いいたします。 |
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