幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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問題行動は本当に問題か? そして私の得意なことって? 05月16日 (金)
人間は個性があり、幼稚園児でもことばで自分の気持ちや要求を上手に伝える事ができる子もいれば、
我慢してしまい言えない子、モジモジしてしまう子(言うまでに時間がかかる子)
ママにしか言いたくない子、など様々です。
そういう差があるということを、親御さんに本質的に理解してもらうのは、なかなかどうして
これが骨の折れることだったりします。

個性を大切に育てたいと言いつつ、実際には没個性を望んでいるのか?と思う親御さんも
正直多い現代です。

楽しそうに活動してそうに見えるラボっ子たちの中でも、
時には・・・
①ソファーや部屋の隅から、活動に参加せずにじーっと眺めている子、
②絵本を読んでいる時間にも、好奇心旺盛で、活動部屋の中にあるものを探したり、触ったり
別の事で遊び出してしまう子、
③お歌の時には楽しそうに参加しているのに、テーマ活動(自分で想像し、自分で表現を考えて
動く劇活動)になると途端にやらなくなる子、
④それとは逆に、テーマ活動は大好きだけど、歌や手遊びになるとやらない子
など、色々な子が現れます。

上記の事柄の大半が、ラボ歴に応じて、理解が深まり、落ち着いてくるものばかりなので、
実際には「待つ」「見守る」ことができれば、殆どが解決するのですが、
親御さんは、他の子が全ての活動に楽しそうに参加しているのに、我が子はどうして・・・と
焦って悩んでしまうことが多々あるようです。

テューターになって間もない頃は、私も、なんとかしてそういう子も活動に参加させてあげたいと
親御さん同様、子どもの気持ちを理解しようとせずに、必死で声がけをして
あの手この手で参加を促したものですが、
たくさんの子ども達を見ていると、本当に「一人として同じ子がいない」ので、
均一に、平均的な反応の子どもを作ろうとしたところで、それが無駄な事だと気づいて来ました。
子ども達はたくさんの才能や考えを持って光り輝いている、いびつな形の原石みたいなもので、
それを叩いて、削って、私が自分で美しいと思うような形に作り替えても、あまり伸びない。
むしろ活動だけでなく、その子自身も「つまらない人」状態にしてしまうことになるのだなと思いました。
親から見たら、いびつな状態でも、そのとんがった部分をどんどん伸ばしてあげると、
他もすくすく伸びていく。
そういう現場での体験を通して、だんだん理解できたというのは、この仕事の役得かもしれません。
ベテランテューターのことばを借りれば、「盆栽ではなく大樹を育てなさい」という感じでしょうか。

マルティプルインテリジェンスというハーバード大学教授のハワード・ガードナー氏の理論を知った時には、
おお~ これはまさにラボ。と感動してしまった私ですが、随分これで救われました。
この理論は子ども(人間)の持つ能力を8つに分類したものです。

先出の例、②絵本の時間に他のもので遊んでしまうような子も、よ~く観察していると
じっとするのが苦手、絵本の面白さがわからないor好きな分野の絵本ではない
他に触りたいものがある、などの個々の差が見えてきて、
「これが終わったら、次に○○やるからね」と説明してあげれば落ち着いたり、
「○○ちゃんの好きな絵本はどれ?」と選ばせてあげたらとても良く絵本を聞くようになったり、
「それ(他のもの)が好きなんだね、じゃそれを使って遊んでみようか」と触らせてあげたら嬉しそうな様子だったりと
一人一人にちゃんと理由があって、
まずはそれを受け止めつつ、今やっていることを理解してもらうという
双方の「対話」が必要なのだと分かりました。

このマルティプルインテリジェンス理論によると、
①ソファーや部屋の隅など好きな場所がある子は、「視覚・空間知能」が
②は「内省的知能」あるいは「論理・数学的知能」が
③は「音楽・リズム知能」や「自然・博物学的知能」の方が優れているのかもしれません。
④は「身体・運動感覚知能」などが「音楽知能」よりも優れているのでしょう。
という風に優れた所にスポットを当ててみてみることができます。
知能・・・なんて言うとなんだか、学術的な感じで難しそうですが、本当はもっとシンプル。
それまで問題行動に思えていたことが、「そうか!」と見えて来たりもしますし、
先ほどのようにまず本人との「対話」をすれば、何が原因なのかが分かってきたりもします。

ま、救われたというのは、そういう意味なのですが、
今日は、私自身のこと。

人の事はよく観察すれば少しずつ分かっていきますが、自分のことが分かっているようで一番分かってない私。
(内省的知能が低いのかな・・・?笑)
「あなたの得意なことって何?」と聞かれて、う~~~ん としばし沈黙してしまうだらしなさ。
謙遜しているわけでもないのですが、ラボっ子のようにすっと答えが出て来ないのです。
料理もするし、早いけど、別に特に好きじゃないし、
本も読むけど、なければ死ぬというほどじゃないし、
映画は大好きだけど、得意というのとはちょっと違うし・・・
と自問自答しているうちに、だんだん自分が特技のないダメ人間みたいな気になってきます。

「人からはパソコン、IT系が得意と思われているようですが・・・自分では別に。
専門家ではないですし・・・」と歯切れの悪い答えをしていたら、
「じゃ、あなたは自然・博物学的知能が高いのね」と言われて、
「パソコンやスマホなども、自然というカテゴリーに入るんですか?」とびっくりしました。

自然現象に留まらず、パソコンなどの道具を使って、さまざまな情報の中から気づいたり、
分類、再分類することが得意ということらしいです。

こんな風に言われたら、大人の私でも嬉しくなってしまうもの。
得意な力を使って、周囲の人々や社会の役に立てれば嬉しいな、
ラボっ子たちにも良い影響を与えられるかな、と前向きに伸びていきそうです。
マルティプルインテリジェンス、随分理解したつもりでいましたが、まだまだです。^^

「石橋さん、面白い。そういうユーモアのセンスが得意ってことじゃない?」とも言われました。
そう考えると、ラボママの皆さんの前ではユーモアの欠片も見せてないかも!?
割とくそ真面目な部分しか見せてないのかもしれません。(垣間見えてる?)
それが私の得意なこと、自慢できることなら、どんどん活かしていかなきゃ!ですね。

ラボでは、こんな風に会話の中でも、こんなやりとりがガンガン出て来ますが、
ことあるごとに他者と関わるので、ラボっ子も自己紹介や他己紹介の場がたくさんあります。
「得意なことは?」「自分の自慢できることは?」「自分を3wordsで表現して」などと聞かれる場面も多いのです。
こんな場数をたくさん踏む事で、自分を見つめ直して、自分なりに言えるようになるのですね。(それがコミュニケーション能力のひとつ)

自分の能力を知る、魅力を知る、他人を認める、理解する、そんな事が本当の教育なのではないかなぁと思います。
本に書いてるようなことを頭に詰め込んで、それで知った気になることばかりが教育なら
暗記することが得意な子しか育ちませんよね。
こんなに物の溢れた、豊かな日本だからこそ、「自分の頭で考える」「自分と他人を理解する」力のついた子どもを、
社会へ送り出してあげたいと思っています。

最初に出会ったラボっ子達が「すごい!」と思ったから、ラボに入りたいと思った私。
「この人たち、どんな国に行っても、愛されるだろうな~。
 どこへ出しても日本人として誇れるなぁ。」と思ったものです。
年齢や性別関係なく、私のようなおばさんにも、キラキラした目で、
私という人間に、ちゃんと興味を持って話しかけてくれる高大生に、心から感動しました。
共通話題なんてそうそうないだろうに・・・と思いましたが、
テーマ活動で常に、役(登場人物や動物)を自分に引き寄せることを学んでいるラボっ子たちは、
私という人間に想像を働かせて、自分に引き寄せ、一瞬にして共有できることを見つけて、
尽きる事のない話題をふってきてくれました。
そんな子ども達が、みな口を揃えて「ぼくも小さい時には、ずっと○○でした」と言うのだから、
真実なのでしょう。
最初からできてた、大人が思うような平均的な良い子だったわけじゃない。(当たり前)
なが~い目で見たら、気づく事ですが、
目の前の我が子しか見てなかったり、同年代の親としか付き合いがないと、
どうしても比べ合ってしまって、視野が狭くなります。
親も縦長異年齢で関わり合えるラボ・パーティ。
もっともっと多くの方々に、この存在を知ってもらいたいものです。

うちの子、どうしてこんなに他の子と違うことをするの?問題児なのかな・・・
な~んて悩んでいるママにも自信を持ってお勧めできます。
逆に、うちの子はよその子よりもお利口さんで手がかからないわ~なんて思っている
危険なケースの方々にもお勧め。
自分の思い通りに子どもを育てようとしていませんか?
親のあなたよりも優れている部分が必ずあるんですよ、と気づかせてくれる場面がたくさんありますよ~
Re:問題行動は本当に問題か? そして私の得意なことって?(05月16日)
はだのみ(みぃぼう)さん (2014年05月17日 20時32分)

おじゃましま~す♡

気軽に訪問してみたら、、、!!
Oh!長文日記。

でも、面白かったので、目がチカチカしながらも(笑)読ませてもらい
そうそう!あるある!ナルホドぉぉぉ~!と、
すごーく勉強になりました。

そういう場面に出くわした時に保護者の方へ使わせてもらいます。
うまく説明できるか。。。ちょっとメモって携帯しておきます。

またよろしくお願いします(^^)/
Re:問題行動は本当に問題か? そして私の得意なことって?(05月16日)
Basshiさん (2014年05月22日 21時48分)

みぃぼうさんへ
>気軽に訪問してみたら、、、!! Oh!長文日記。
→きゃー ごめんなさいっ!
久々にマルティプルインテリジェンスの話をしていたら、
私自身が自然の分野の能力が得意なのでは?と言われてとても驚いちゃいまして・・・。
ちょうどママ友との会話ともリンクしてしまったもので。
今、私も読み直して、チカチカしました。夜書くのは危険ですね。

>そういう場面に出くわした時に保護者の方へ使わせてもらいます。
うまく説明できるか。。。ちょっとメモって携帯しておきます。
→私もうまく言えないから、書いて消化しています。(苦笑)
興味のある人が読んでくれたらいいなぁと思って。
我ながら内向きだなぁ・・・
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