幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
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体験教室を通して、ふと考えたこと。(つれづれなるままに) 03月10日 (火)
現在無料体験教室をやっていて、うちにしては珍しく(笑)たくさんの方が来て下さっています。

HPを見てから来られるせいか、英会話教室とか読み書きのお勉強と思って来られる方は殆どいないので、
来る前からラボ・ライブラリー(ラボの教材/英語と日本語で語られるCD付きの名作物語セット)に
興味を持って来て下さるような方もいらっしゃいます。

また、
「うちの子は歌やダンスが好きなので、お勉強スタイルよりも、動ける方が楽しいのでは?」
「うちの子は絵本が大好きなので、読み聞かせがあるのは嬉しい。」
「うちの子は耳が良いみたい。真似して言うのが好きそうだから、こういう物語CDはすごく良さそう。」
「一人っ子なので、こういう縦長の兄弟姉妹みたいな環境がいいかなと思って来ました。」
「コミュニケーション力が身に付きそうですね。」
などなど、それぞれのアンテナにひっかかって、興味を持って来て、ある程度自分で調べてから来て下さるので、
以前のように「英会話はしないのですか?」とか
「こんなに日本語ばかりで、劇みたいなことやっていて、英語は本当に身に付くんですか?」
とかいう質問を受けることが激減しました。
それに、とにかく皆さん読み聞かせをしている人が多くて、絵本も詳しかったりするので、
こちらから”英語云々の前に”、絵本の読み聞かせの大切さをとうとうとお話しなければいけない・・・
なんていうこともなくなりました。

これって、ネットの恩恵なのでしょうかね。
事前情報があるので、ある種のふるいにかけられて、気に入った人だけが来てるということなのかな??

なんだか、具体的な理由は良くわかりませんが・・・

とにかく、渡しが強く信じているのは、本物の教育は人を惹き付けるはずということ。
うちにご縁があるかどうか・・・は別としても(苦笑)
ラボの本物の教育現場は、他とは違って異彩を放っているし、50年続くという奇跡のような現実が裏打ちしていますよね。
他力本願ですが、50年も続いているラボのお陰で、そういう自信だけは持つことができます。(ありがたや~)

子どもだけでなくママにとっても縦長は居心地の良い居場所。
わいわい、がやがやの混沌の中で、学び合い、
けんけんがくがく議論したり、
人のことを観察したり、
気づいたことや感じたことをシェアしたりしながら、人って育って行くのだなぁと思います。
入会してくれた子のお母さんが「私の方が楽しい♪私の方が育児とか英語の勉強になってます。」なんて
嬉しそうに言って下さるのを見ると、本当に心から「良かったなぁ?」と思います。

関係ないですが、昔、塾の先生をやっていた頃とラボのテューターの違いをふと思いました。
塾でお勉強をおもしろおかしく教えるのも先生の力量と魅力だし、
人気教師になれば、それなりに自己満足はできるのですが、
子ども達へ真摯に愛情を注いでも一方通行な空しさ(受験が終わればさようならというような・・・)が大きかったです。
ある種のエンターテナーというか、こちらが必死で勉強に向かわせようと努力を続けるのは
本当の教育(自分で興味をもち、自分で考え、自分で学ぶ)とはちょっと違うよなぁというモヤモヤがいつもありました。
勉強という面でしか繋がっていないので、心の教育とか生き方とかいう意味での責任は
全く感じる必要がないので楽ですが、
子どもに関わるということは、そういうメンタルの面でのサポートも必要となるので、真面目な人ほど苦しくなるでしょうね。
「お勉強さえできれば、この子がどんな嫌なやつに育っても知らないよ~」 と
どこかで線引きできないと、空しさは募るばかりだなぁ・・・と思っていました。

一方個人契約で家庭教師もやっていたので、その頃教えていた教え子とは、高校受験~大学受験まで面倒みて、
卒業して結婚してもいまだにつながりがあります。
こちらの方が、ご家庭に入り込む分、心も寄り添いやすく、やりがいも(塾よりは)ありました。
愛情をかければ、それに応えてくれる手応えもあったし、勉強を超えたプライベートな話もたくさんしたし、
本当にその子の将来にとって良いことを、まるで親きどりで真剣に考えていたものです。
そいういう意味ではテューター業と通じる熱い関係性の部分もあるのかなと思います。

しかしふと思うと、当時の私は19歳位の大学生。生徒は14歳でした。
(他にも小学生を数名教えていたけれど)
学校で出会えば、教育実習の若い先生と生徒という感じですが、
ラボでは、全く違いますよね。これが不思議。

もちろんラボでも厳密に言えば「対等」ではないけれども、それでも対等に見えるくらい
大学生たちが中学生を「ひとりの人間」として受入れてくれています。
小さいときから、くんずほぐれつスキンシップの中で、喧嘩したり、慰めてもらったり、
憧れたりしながら育つから、なんだか本当の親戚とか兄弟姉妹のような関係性があります。
これってなかなかない環境ですよね。

息子が先日、ラボの大学生に「ラボ、卒業おめでとう!」とお菓子を渡し、
大学生が「ありがとう~。修了式来てくれたんだぁ~。」なんて言い合って肩組んでる姿を見て
「これがラボという奇跡の英語教室です。」と含蓄のあることばを
内心、ひとりつぶやいていました。笑

無料体験教室に来てくれる方に、こんな話をしても、響くかどうか分からないですがね。(笑)
でも、私は本当にラボって素晴らしい教育現場だと思っているわけです。

語学を学ぶって、文化や背景も学ばなきゃいけないし、
よほどのモチベーションや、英語を覚えなきゃならない理由がないと、真剣に向き合えないし、
なかなか困難なことですから、
シンガポールやフィリピンなどのように、多少間違っててもいいじゃん!という開き直った位の英語で
がんがん話せるくらいの度胸とか、通じ合えることが目的なんだってことを理解して、
ラボみたいな環境で、いろんな国の文化や人種と出会って、
地球を楽しんで欲しいと思います。

って、なんの話だ!?
英語で出会う宮沢賢治 02月17日 (火)
動いて楽しい! 唱えて楽しい! を体験しよう!
3月5日(木) 17:00~18:00

ラボ・パーティの数あるラボ・ライブラリーの中から、宮沢賢治作品(SK27より)を取りあげてご紹介します。
体験会のテーマ物語 は「雪渡り」です。
狐小学校の幻燈会に因んで・・・ 対象は11歳未満のお子さんとします。 保護者の方はご見学いただいて結構です。
 雪渡りのお話を聞いてイメージを広げ、自由に動いて 表現し、英語と日本語で唱えて楽しみましょう!
当日は動きやすい格好で、筆記用具と飲み物を 持って参加して下さいね。
英訳は賢治研究で有名なロジャー・パルバースさんです。

詳細に関するお問い合わせや参加申し込みは「メッセージを送る」よりお送り下さい。
子ども英語☆無料体験教室 01月31日 ()
1月の体験教室は終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございました。
近隣のパーティ(教室)との交流会を終え、
2月1日には石橋Pの節分交流会(新クラス顔合わせ&在籍表彰)を開催しますが
2月はクラスも通常通り4週あります。

無料体験教室は・・・
火曜16:00~/幼児~小低学年、水曜10:00~/未修園児と保護者、水曜17:00~/小中学生クラス、木曜13:30~/今年度入園児
上記の各クラスへどうぞ。
体験当日はお話しするお時間を取れませんので、事前に説明会へお越し下さい。
説明会は火曜(3日・10日)を予定していますが、ご相談に応じます。
ライブラリー(教材)について、プログラムについて、お子さんのこと、不安なこと、など、お気軽にご質問下さい。実際に教材CDを聞いて、絵本を手にとってみることができます。
新しいラボっ子との出会いを楽しみにしています♪
Winter Campの思い出シェア 2 01月07日 (水)
息子がLabo Winter Camp2班から帰宅しました。

私は1班。息子は初参加の小学生と共に2班へ参加したので、
1班での体験を、まだ経験していない息子にしゃべってしまわないように我慢して
見送ったのでした。

話はちょっと変わって、翌日から学校というハードさも、ラボにいると慣れるというか
「普通のこと」になってきますね。
幼い頃には、体力を考えて前日備えてあげて・・・なんて事を親が考えたりもしますが、
今では、本人自身が翌日から学校だからと、宿題を終わらせてからキャンプに行きました。

帰宅後はさすがに体力がついたのか、以前のように疲れた~と言って寝る事もなく、
元気にキャンプの様子を語り、一緒に写真を焼きに行き、そのままラボっ子宅に写真をちょっとだけ届け、
恒例のアルバム作りに着手していました。

1班だと年末の参加なので、キャンプでお世話になった子やお友達になった子に対して、
がんばれば年賀状が間に合う!という時期ですが、
2班だと年明けの参加なので、年賀状はないだろうとたかをくくっていたら、
やはり葉書を書きたいというので、それもびっくり。
10枚以上の寒中お見舞いを書いていました。(自分から進んでやることがびっくりです。)

1班で一緒に行ったラボっ子姉妹も、恒例のアルバム作りを終えたとの連絡が入り、嬉しい限り。
アルバムにコメントをつけたり、一個にまとめること、体験を一枚の模造紙にまとめること、
などは、初めての時はなかなか難しいですが、続けていると本当に楽にできるようになります。
学級新聞や夏休みの自由研究などにも、この力は発揮されているはずです。
ラボにいると色んな副産物の力が身に付くけれど、誤解のないように書き添えるなら・・・
このエピソードかな?

姉妹の一人が、キャンプで使い捨てカメラを落としてしまって、写真がなかったのだけれど、
その時お母様の一言が素敵でした。
「思い出は頭の中にあるんだから、絵で描けば?写真だと描かなくて済んで楽というだけのこと。
忘れないうちに描いちゃえば?」

カメラ持参を禁止するテューターもいるくらい、写真を撮る事や、アルバムを作る事が大切なのではなく、
一番大切なのは、あくまでもキャンプで自分が感じてきたこと、体験して来たことです。
写真なんてどうでもいいし、それをアルバムにすることなんて、実はどうでもいいのです。
あくまでも副産物。
アルバムを作っているうちに、ぽつりぽつり、後から思い出話が聞けたり、
その子なりの感じ方が分かったりするから、ぜひやってみてと進めているのです。
そこをちゃんと理解して下さっているラボママには、本当に感謝です。

今回も、いろいろな感じ方、発見、学びがあったようで、それをパーティでシェアしてもらうのが楽しみです。

話を戻して、今回のキャンプテーマは宮沢賢治の「雪渡り」でした。
キックキックとんとん、というはやし歌の部分。とても可愛いです。
同じような動きにならないように、ロッジの中でも各グループに分かれて、やいのやいの話し合ったことでしょう。
私が興味のあったのは、この英語の部分です。
1班の我がロッジでは、英語がまさにラップのようだというわけで、ラッパー風の動きになりました。
私自身は、ラップでイエ~イと盛り上がった後、急に感動で涙を流す事はできないけれど、
これこそまさに言葉と文化がイコールだということを体感した瞬間でもありました。
発表に向けて動いている時なら、もっとお話の雰囲気を大切に、東北の雪景色に想いを馳せ
幻燈会のイメージは?とツッコミますが、3泊4日のキャンプだからこそ、
国際交流を控えた子が多く参加する国際交流キャンプだからこその、このラップは、
本当に本当に良い体験となったのではないでしょうか。
何より、楽しい。
ロッジが一体感に包まれました。
これを提案してくれた大学生の想いも素敵でした。
「自分のような大学生が言う事で、小学生のラボっ子も、自分も臆せずに意見を言っていいんだと思えるはず。
こんな事言ったら怒られるかな?バカにされるかな?否定されるかな?と思わず、
どんどん思いついたことは発言すべき。外国に行ったら、そういう事がとても要求されるんだよと伝えたい。」
とのこと。留学経験がある、彼だからこその深い想いだったと思います。

「楽しいからいいじゃん」「ラップに聞こえるから」という簡単な説明では
私のような頭の固い人間にはきちんと伝わらなかったと思います。
真意を瞬時に伝えるという意味でも、さすがラボで長く育っただけはある!
さすが大学生と感心した一コマでした。

↑こんな体験を息子にしゃべらないで、送り出すことの難しさ。(笑)

というわけで、帰って来たラボっ子に早速聞くと、みんなこの場面の踊りを披露してくれました。
見事なまでに全員違うので、改めてすごいなぁと感心。楽しかったです。
せっかくの雪景色だからと、外でロッジ活動をしたグループもあったようで、
「その手があった!」と思いました。(行く前には狙っていたのに、現地では忘れていた。)

息子に英語の部分はどんな踊りだった?と聞いたら、
三代目 J Soul Brothersの振り付けとのこと。
なんでそれになったの?と
、そのエピソードを聞くのも楽しかったです。
(私が狐だったら、三代目 J Soul Brothersの後でも泣けないけどね。笑)
やっぱり、日本語とは違うノリの良いリズムに、子ども達は敏感ですね。
ライブラリーを面白がる力も、やっぱり子ども達の方が上だなと実感してしまいました。

テーマ活動だけでなく、ロッジ毎に作る、長いグッピーエールなどがありますが、
親御さんは、こんなのを目を輝かせて話す子を見て、なんのこっちゃ?と思うでしょう。
でも親御さんにも「想像力」と「理解力」は必要ですねぇ。。。

今回、うちのラボママがこんなコメントを下さいました。
「子どもが楽しそうに話す様子に、がんばって想像を膨らませながら聞いています。
 以前にファミリーキャンプに行っておいて良かったなと思います。」
また、別のママからは
「大学生を見て、僕はあんな大学生になれないかもと言ってました。
息子なりに大学生に憧れるんだなと発見しました。」とのこと。
送り出してくださるだけでも有り難いけど、こうして想像して理解しようとして下さって嬉しいです。

さて、私はと言うと・・・
2015年は、もっともっと面白がっていこう!と思います。
A Happy New Year! 2 01月01日 (木)
皆様、明けましておめでとうございます。
パーティの皆さんは「クリスマスから始まる、聞き込みアドベント」楽しく取り組んでいますか~?

さて、昨年は石橋P10周年発表会が大雪で延期となり、皆様へのお詫びから始まった年でした。
(3月1日に無事に開催する事ができました。)
息子の中学入学と同時に始まった5時起きのお弁当作りという新生活。
その他、事前活動とカナダへの国際交流参加というイレギュラーな大きな出来事を含め、
私自身は夏のキャンプへ2回引率、地区合宿の担当、帰国報告会の準備、とバタバタした上半期でした。

秋には、まだパーティでは取り上げたことのない「白雪姫」を秋の研修でじっくりと深め、
冬発表に参加する子ども達とは「長靴をはいたネコ」を取り組みました。
新メンバーの多いキディさんとは「てぶくろ」を。プレイルームは毎月違うお話を楽しみましたね。
キャラバン隊やインターンの訪問。そしてハロウィーンなど、イベントも多い秋ですが、
子ども達は体調を崩すこともなく、しっかり参加してくれました。
それが何よりも素晴らしいことだと思いますし、それを支えるご家族の皆さんに感謝しています。

切れ目なく思われた年度末。
冬の地区発表、交流会、ウィンターキャンプからの新年でしたが、
今年は、6年ぶり!?くらいに、こちらでお正月を迎えることができ、
お屠蘇やお節を作ったり、年越し蕎麦やちらし寿司、なぜか餃子まで作って準備していたら、
不思議と気持ちに節目が感じられました。

気持ちも新たに、今年も頑張りたいと思います。


雪のラボランドでの新しい出会い、新しい気づきや学びを、パーティへ還元していきたいと思っています。
地区発表会が終わりました! 12月21日 ()
思い起こせば、2週間前。
音楽CDでやってみる前に、なりきりグッズを各自作って身につけてテーマ活動をしました。
王様は王冠をかぶるとより一層王様らしくなったし、
ネコは剣を持っているらしく、それをちらつかせると百姓たちがぶるえあがるようでした。

ちょうど発表一週間前には、マイクを使って舞台に近い環境でやってみようということで、
わざわざ日曜に集まっているので、お疲れさまの気持ちからオヤツとリンゴジュースを持って行ったら、
楽しい現場を見かけました。

今回の発表テーマ物語である「長ぐつをはいたネコ」の、山男の城(カラバスの城)での食事シーンみたいに
みんなでリンゴジュースで乾杯しようよというので、乾杯することに。
おかわり!というネコ役に
You are only a cat! (ネコの分際で!)という英語での声。
すぐさま I'm a special cat.(私はそんじょそこらのネコとは違いますよ)と英語で言い返すネコ。
今度はYou are only a young man!(若者の分際で!)とカラバス役がやり込められ、
What do you mean?(何言ってるんだい。)ととぼける。

それを眺めていたお姫様役の女の子が「良いなぁ、あたしあんまり台詞ないからなぁ」とボヤけば
「What a splended apple juice! って言えばいいじゃん。」と突っ込み、
「えー、うっとりして言うばっかりじゃん。」と笑いあってました。
(姫には What a splendid young man! 素敵なお方、という台詞があるので、
それを瞬時にアレンジしているのです。)

自分の言葉になって初めてそれで遊ぶ。
そんな時の嬉しそうな顔ったらないですね。
見ている私の方も、嬉しくて誇らしくなります。

文法や単語の勉強も、もちろん大事ですが、
それだけを勉強しても、自由に活用できるところまでもっていくのがとても大変なのは
皆さんも体験があるのではないでしょうか?

ラボっ子たちは、発表に向けて、長くて早口のナレーションを覚えたり、大量の台詞を覚えたりという苦労はあっても、
私にやれと言われたわけでなく、自分で「やりたい!」と言って、奪い合うようにして選んだ役ですし、
何よりみんなであれやこれやイメージをシェアしながら表現を考えて、
ひとつの物語を立体化していく作業が楽しくて仕方ないので、
やらされ感はなく、気づいたら自分のことばになっていたという感じなのだと思います。

本日の発表では、決して全員がリラックスして自然体というわけもなく、
「緊張してないよ~」と言う子も、普段の顔とは大違いで、全員やはり普段とは違う固い表情でした。
先週には、のびのびしすぎて私に怒られていた位ですが、
その時には、ふざけながらもできていた百姓たちの表現も、本番ではほぼ消えてなくなっていました。
草刈りしている百姓たちは、ビビリやさんで、声も若いから36歳ぐらい。
コーンフィールドで刈り入れをしている百姓たちは、声がもっと年上な気がするので54歳。
と具体的なイメージもできていたし、場立ちの時に時間をとって確認したにも関わらず、です。(苦笑)

また一度も台詞を間違えたことのない山男が、顔では「やってやったぜ!」という表情を浮かべながらも、
台詞を言わないので、え???とこちらがかる~くパニックになりました。(笑)
私が教えてあげたくても、一番遠くに居るので、ゼスチャーでは伝わらず・・・
他のラボっ子全員、山男の台詞は言えるのに(言えるからこそ、かな)
山男役の子が言うのを、みんなじっと待っているので、とうとうその時のナレーターに言ってもらいました。
まぁそんなハプニングもありつつ・・・
動きもいつもよりも小さいかな?ということもありつつ・・・ですが、
逆に「さすが本番に強いラボっ子たち!」と感動するほどの成長を見せてくれて(山男役も含めて)
びっくりする位、大きな声でCD通りの声でネコをやってくれた上に、
ダブルキャストの声が合わなかったのがぴったり合っていたり、
先週には言えなかった英語のナレーションも完璧に覚えてきてくれたり、
初めての長ゼリフと長いナレーションにトライしてくれたり、
(まぁ毎度、発表の度に起こることですが)嬉しい頑張りもた~くさんありました。

発表を終えて、さぞかしほっとしているだろうと思って声をかけたら
「テューター助けて~。長ぐつをはいたネコがずっと頭の中で流れてて、他の発表を集中して見れないよ~。」
と言う子や、
長ぐつをはいたネコの歌(BGM)を鼻歌で歌っていて、それが無意識で、自分で気づいてない子、
終わった直後の昼休憩中に、「ねぇ、今、もう一度長ぐつをはいたネコ聞いていい?」と
イヤフォンで聞き始めた子など、
発表直後にはよくある事なのですが、そんな事も起きました。

我が子が小2位の頃だったか、Stop Taroを発表した後、バスの中で
「どうしよう、止まらないよ~。止めてよ~。」と言いながら、
ベラベラと素語りし始めて止まらなくなってしまった事も思い出したりしました。

こんな「ラボっ子あるある」はどこのパーティのラボっ子も体験している事なのですが、
ラボをやっていない子や、他の英語劇活動で丸暗記させられてる子には起こらない体験かもしれません。

私にとっては、まだまだ不思議で、奥深いラボの多角的な教育。
(ラボを研究しているわけではないので、解明して言葉にはできない、という意味。)
子ども達がこうして育って行く様子を目の当たりにする度に、
ラボに居れば将来に役立つ力は確実につくだろうなと確信するのでした。

見てくださった方々の感想文を読んで、改めて気づくことも多く、
私自身も楽しみながら気づきを深めていけるのが嬉しい限りです。
大人も子どもも成長できる活動だなぁと、発表という節目の度に実感します。

さて、あまりゆっくりする間もなく、明日は総会のための集いです。
がんばりまーす!
KIEってなぁに? 12月09日 (火)
これは神奈川支部だけのスペシャル行事!(だから、KanagawaのK!)
神奈川支部の大学生ラボっ子の多岐にわたる活動の中の一つです。

「わがなかまかながわ」神奈川支部大学生のHPはこちら↓
http://waganakama2013.jimdo.com

夏と冬に一回ずつ開催されるKanagawa International Exchange gatheringの頭文字をとってKIE。
小学5年生以上のラボっ子参加者が海外のことに触れることができる国際交流行事なのです。

息子が小5になった年から毎年参加させてもらっていますが、今年はパーティに小5がいるので、彼を誘って参加しました。

仕事柄、国際交流と名のつくイベントにはアンテナが立ってしまうので、地域での国際交流イベントなどにもよく参加しますが、
だいたいが食文化交流と民族芸能紹介が主な柱というかんじですね。
大きなイベントになれば、実際に衣装を着てみる事ができたり、外国の楽器に触れてみる事ができたりもします。
より小さなコミュニティに着目すれば、海外留学生の日本語スピーチがあったり、
外国の方との交流のきっかけとして料理教室があったりもします。
逆に日本文化紹介という切り口もあったり。
横浜という国際都市だからこそかもしれませんが、本当にたくさんのさまざまなテーマの国際交流イベントがあります。

そんな中、ある意味目が肥えてしまったのか、目的のふわっとしたイベントに参加すると
ついつい厳しい目になってしまいます。
「せっかく外国の方が来てるのだから、もっと個人単位での交流を深めた方が良いのでは?」とか。
「これはラボでやる必要はない。」とか。笑

しかし、今回のKIE、ラボの(神奈川支部の)大学生が、「ラボならでは」という目線で
国際交流行事を開催しているところに改めて関心した次第です。
きっと、他の国際交流イベントとは一線を画した、「ラボの」という部分や目的について
たくさん話し合って決めているのだろうと想像できました。

「小学生高学年になったラボっ子たちには、これからもっともっと諸外国に興味をもってほしい。」
「ラボ・ライブラリーには、いろんな国のお話があるということを知って欲しい。」
という彼らの後輩に対する熱い想いと願いや多文化理解という目的意識がひしひしと伝わってきました。
たった一日数時間参加しただけで、参加した子たちはかなり他の国の文化や風俗に詳しくなったのではないでしょうか??
テューターとしては、よく調べたなぁ…とびっくりするような3択問題もあり、こちらも勉強になりましたよ。

私は引率でちらっとした内容をみていないけれど、参加した小5と中1の二人が交互で
自分の参加したブースの内容を(マシンガントークで)シェアしてくれたので、
聞いているだけでも、ランパンパン(インドのお話)またやろうね~とか
とってもきれいなくろいとり(アフリカ)やってみたいね、などと意欲が湧いてきました。
(踊りの説明だけは、いまいち分からなかったですが。笑)

実際に民俗衣装を着てみると、裾さばきが必要だったりで、歩き方が普段とは変わってきます。
「時には衣装を実際に着てみて、それからテーマ活動をやってみると面白いよ!」と言う大学生のことばに、
参加した二人は、
「長ぐつをはいたネコはフランスのお話だって言ってたから、フランスの衣装着てみたら?」
「フランスの衣装ってどんな?」
「王様とか姫はわかるけど、ネコの衣装って難しいよね。」
「ネコは長靴と剣くらいでしょ。カラバスの衣装が難しいよ。」なんて話していました。

小5の子はまだ国際交流の積み立てをしていないので、中1での国際交流参加はできないけれど、
国際交流に参加しないなら、しないからこそ、こういう外へ出る活動には参加しようよ!
という私の誘いにちゃんと反応してくれて、忙しい中時間を作って参加してくれました。
参加した子は参加した分だけ学びや気づきがあって、そこからまた興味が広がっていきます。
彼もいい顔して帰っていきました。
息子の方も、内容だけでなく、大学生の目配り気配りに感動して、自分もそうなりたいと言っていました。
彼らが中学生、高校生、と大きくなったら、今度は企画する側、尊敬される側になって
ぜひラボでも社会でもどんどん活躍してくれたらと思います。

KIEを企画して下さった大学生の皆さんもお疲れさまでした!
夏はユースがいっぱい来ていて、今回はライブラリーが根底にあって、
とても楽しかったです。ありがとうございました。

(キディさんやプレイルームさんは参加できなくてごめんなさいね~
 もう少し、大きくなるまで待っててね。)
夢見るようなことば 12月01日 (月)
現在、小中学生クラスで取り組んでいる「長ぐつをはいたネコ」
ご存知、シャルル・ペローの『寓意のある昔話、またはコント集~がちょうおばさんの話』(仏: Histoires ou contes du temps passé.Avec de moralités : Contes de ma mère l'Oye.)に収録されたものの一つです。
フランス限定というより、ヨーロッパに伝わる民話の一つのようですね。

子ども達とは、ざっくりどこの国のお話だろうね~?とは話しましたが、
日本ではない、時代も文化も景色も服装も違うということのシェア程度に留まっています。

これまで、ライブラリーのことばや音楽や音に忠実に、そこから感じるものだけを頼りに
動いて表現していますが、毎度の事ながら、聞き込みが進むと、
だんだん台詞ナレーションの一言一言にひっかかってくるようになりました。(遅いけど。笑)

「コーンフィールドって言ってる」・・・これまでは刈り取りだから、麦だと思っていた。
「ミンスって言ってる。ミンチじゃないの?」・・・ミンスミートのこと。
「ネコの脅す声はそんなに大きくないから、やっぱり剣みたいのをちらつかせてるんじゃないか」
「いや、爪を見せて、脅してるんでしょ。」などなど。

馬車の中での座る向きがわからん、結婚式のイメージがいまいちわからん、
王様と山男の城の違いがわからん、と皆でケンケンガクガクやって来て、
少しずつイメージを持つ子がシェアしながら、「あ~それか」と納得したりもしているようです。
「どうして王様は、山男の敷地を知らなかったの?」と誰かが問えば、
誰かが「遠乗りしたからだよ。いつもよりも遠くに出かけてるんだよ。」と答え、
「え?じゃ、ここから箱根くらいな感じ?」「そうじゃない?」なんて言いながら、
自分に引き寄せて考え、理解しているようです。

最初は、おなかも空いてきたと言って食事を要求する王様がせこいと言っていた子ども達でしたが、
王様が王様らしく堂々としてくると、自然と周りもかしずくようになり、
「王様が召し上がってくださるなら光栄です」という雰囲気が自然と出てきました。
貰い物が大好きというのはイコール=ケチというイメージだったようですが、
一番良い服を惜しげもなく与えるあたりにも気づき、王様役の子のイメージともつながって、
ちょっと太っ腹で気前の良いイメージになってきたようです。

カラバスは、私から見ると、まだまだイメージがつかめていないようで、
ただ素直なのか・・・、お父さんの看病を(シフカブールカのイワンのように)するのか、
ネコと話を合わせるのがうますぎて、どこまで計算高いのかわからないと言ってます。

そんな(中学生という複雑な年齢の)カラバス役。
「何度も何度も夢見るような言葉をささやいた」の場面。
私が「それじゃ、中学生と小学生がヒソヒソ面白い話しているみたいだね。事実だから仕方ないけど。」と笑いながら言うと
最初は遠くから目が合って微笑み合う感じかと思っていたけど、ささやくとあるので、
席も近いという事がわかったし、ささやくというのは耳元でという感じがするからとのこと。
ちゃんとやってはいるけれど、なんだか妖怪ウォッチの話でもしているかのような健全さ。笑

そこで、本日は
全員に、「どんな事言われたら好きになっちゃう?」「夢みるようなことばって何?」と問いました。

最初は小学生も照れて「君かわうぃ~ね~」「君の瞳にかんぱい」とかふざけて答えていましたが、
だんだん浮かんできたのか、私の耳元にヒソヒソ個別に教えてくれました。
さすがラボっ子。豊かなライブラリーや物語の中で育っただけあり、語彙力が豊富だなと思います。
「一生君を守ってあげる」と一人が言えば、
カラバス侯爵が姫に言うのだからと「我が身にかえて生涯お守りします、じゃない?」と訂正する子あり、
「君の瞳は満点の星空よりも美しい」とか「君の声は月の光のように美しい」などと
ピンポイントでほめるのが重要だとも言ってました。笑
途中で、男子が「それじゃまるでプロポーズじゃん!」と言うと、
女子二人が「プロポーズでしょ! だって最後に結婚するじゃん。」と分析。
王様が「結婚するか?ん?」と勧めるから結婚するものだとばかり思っていた男子たちは
え、自分の意思で結婚して下さいって言ってたの?とびっくりした様子。
それを聞いた女子が、「え、結婚する気はなかったの? じゃ、なんで夢見るような事言うの?」
・・・と、なかなか鋭い、人間心理を深めた会話をしていたので、笑ってしまいました。

あまり先の事を考えず、とりあえず目の前の美しさをほめる男子。
その言葉に将来の幸せイメージを乗せて、うっとりしてしまう女子。

それなら、それで、そのままやってみたらいいんじゃない? というわけで(笑)
果たして次回は「夢見るようなことば」をささやけるようになるのでしょうか。
小中学生クラスの様子 11月19日 (水)
現在、石橋パーティでは、水曜の小中学生クラスが冬の地区発表会に向けて、お話に取り組んでいます。

プレイルームから入ってる子が殆どで、固定メンバーでもあるので、
歌やゲームのリクエストも多く、手のかからない自主的に楽しめる子達です。
しかし、テーマ活動も大好きで、役も固執する事なく色々試したり、通してなんとなく動けてしまったり。
だからこそ、返って脇道に逸れて遊ぶのが少ないかも…とふと思いました。

キディクラスでは、新入会のメンバーが多いので、お話に沿って動く事よりも、まずは身体と頭を柔軟になることを心がけてるような所があって、
動物なりきりレースや、動物がどんな所に住んでるか調べてみたり、
絵をゆっくり書いてみんなでシェアしたり、
ゆっくり、たくさん遊んで、考えて、イメージして、それをシェアしながら動きます。
発表ありきで、形を作る事にこだわるのではなく、
お話の中で遊ぶのが、まず一番。

そう感じたので、発表を控える水曜クラスでも、
原点に返ってジェスチャーゲームをしたり、イスを使って馬車を作ったり、音楽に歌詞をつけたり、たくさん遊ぶようにしてます。

そのおかげか?はたまた私が風邪で咳き込んでしまうので、あまり声を出さないせいか(笑←煩いのが居ないと返って子どもは育つ)?のびのび、良い表情でなりきって動いています。

本番では、やはり緊張でここまでのリラックスした中での表情は出ない事が多いですが、それを見られるのが唯一のテューター特権ということで、ご容赦下さいませね。
なりきる…という事はどういうことか?
乗り移るわけでなく、あくまでも役を自分に引き寄せる。
自分を少しだけ透明にして、役の気持ちになってみる。ということかしら。

さて、本日は、百姓役の子たちがとても良かったので、それと対峙している相手役のネコの方も、思わず乗ってしまったとのこと。
これこそが、ノンバーバルなコミュニケーションですよね。

台詞が言えることは当たり前としても、
棒読みで言われるよりも、気持ちをやりとりされると、
本当に実体験したような気持ち良さがあります。
これは、実際にやった人さしか分からないかもしれませんね。


ではでは、キディクラス。
こちらは上記の通り、ラボの活動に慣れてもらうこと。
でも既に慣れて楽しんでるようにみえますけどね。
耳の良い子が揃っているせいか、CDに耳を傾けながら、ちゃんと台詞を言ってます。素晴らしいことです!
「これは⚪︎⚪︎さんの声!」などと、目で資料を読んで理解するさのではなく、自分で気づくのが凄いですよ。

ちょっと話を変えて、
地区では、冬の地区発表の実行委員も動き始めました。
先日終わった中学生活動の振り返り会り会も予定しています。
また、ラボのウインターキャンプも〆切を控え、石橋pからは4名の参加者がいて、準備を開始しています。
石橋pにはまだ居ない高校生年代たちですが、ウインターキャンプのシニアメイト面接などを終えた頃でしょうか。
また、今夏ホームステイに参加するラボっ子たちは三者面談を終えて、いよいよ事前活動に入り、
支部では、小5から参加できる国際交流イベントKIEもあります。
大学生たちはご存知、KIEの準備以外に「わかもの」の活動を頑張っていますね。

パーティだけの活動では知ることのない、ラボの楽しい充実した冬なのでした。
家での国際交流 10月16日 (木)
ラボは国際交流団体です。
My partyに入会したばかりの方には、ひょっとすると、私の説明不足で、
国際交流の一面が伝わっていないかもしれません。。。

毎年、多くのラボっ子が、北米、ニュージーランド、オーストラリア、中国や韓国へと「ひとりだちへの旅」をするわけですが、
国際交流としては、もちろん、外国からの受け入れという形もあるわけです。

うちのケースでお話をすれば、
我が家はずっと家でラボをやっていたので、ラボのインターンを受け入れしたくてもできませんでした。
ラボっ子が来る度に、(見えてしまうので)荷物や布団を片付けてもらわなくてはいけない為、
難しいかな…と諦めて、機会を待っていました。

しかし、週末だけなら可能なので、数年前に大学のボランティア登録をして、
交換留学生の週末ホームビジットの受け入れをすることにしたのです。

ラボでは(中国や韓国へは小5)中学1年生という若さで参加可能な訳ですが、
こちらは勿論、大学生。
ラボでは10ヶ月程かけて事前活動をして、自己紹介アルバムやお土産の素語り、
日本文化紹介や自分の名刺などを色々と準備しながら、心の準備もしていく訳ですが、
こちらはあくまでも20歳過ぎた大人として日本へ短期留学している中で、
希望があればボランティア宅に一泊できますよというものなので、特にこれといった準備はないようです。

毎年、10月だけ受け入れをしているので、たまたまラボのインターン派遣の時期の重なるのですが
毎度、毎度別物だなぁ~と実感しています。
ホームステイとか国際交流という名前で語ってしまうと同じなのに、
その目的や意義とするところはそれぞれ異なります。

そんなの当たり前、とわかっている方は良いとして。

だからこそ、ラボの国際交流とは?目的は?という部分をテューターとして
しっかり伝えていかないといけないなと思うわけです。
「ホームステイに興味ありますか?」と保護者に漠然と聞くと、
ご自身の体験が邪魔をして、
「ホームステイはお金のかかる割に英語が喋れるようになる訳じゃないので、
行かせるつもりはありません。」なんて言われてしまうわけです。

長くラボでお付き合いする中で、誤解も解け、だんだん理解が深まるので、
そういう意味では心配はしていませんが、
後から「もっと前から積み立て始めれば良かった」と言われると、
あぁ もっと前からちゃんと伝えられたら良かったのに…の反省することはままあります。

さて、今年で4人目の交換留学生の受け入れ。
同じカルフォルニア大学から来ますが、もちろん性別、肌の色、年齢も様々です。

これまで息子は幼かったので、無条件に受け入れ体験を喜び、無邪気にまとわりついては
鬱陶しがられたり(笑)もしていましたが、
今ではお年頃。
ちゃんと話し合ってから受け入れをしたにも関わらず、
朝起きたら機嫌が悪く、え~なんで今日来るんだよ~みたいな事も(中学生らしく)言っていました。

今年来た大学生は、日本の血が入っている(厳密にはハーフ)女の子で、
とっても可愛く、謙虚で遠慮深くて、まさにザ・日本人という感じでした。
でも日本語は全くできなかったので、会話は英語のみ。

今回、ラボのインターンと比べてどうとか、
ラボのプログラムと比べてどうとか言うつもりはなく、

複数回受け入れしてみて、ようやく…ようやく…
「人それぞれなんだな」が実感できるものなんだなぁと思いました!と言いたいのです。
ラボっ子もそうですが、5年位やっててようやく、ラボっ子って一人づつ違うんだな、
人間って本当に一人づつ違うんだなと分かったのと同じで、
カテゴリー分けが難しいもの、と理解できた事が何よりの財産です。

Yes,No,をはっきり言わない人もいれば、
超マイペースな人もいる。
感謝を言葉で伝える人もいれば、手紙やメールで伝える人もいる。
目的も、観光のつもりの人もいれば、家庭料理を覚えたいという人もいる。
逆に、どこかへ観光するよりも、日本人と家で一緒に過ごしたいという人もいる。

…ということは?
簡単にいえば、コミュニケーションが大事ということです。
何がしたいの?何に興味があるの?ホームステイに期待してる事は何?という
こちらが知りたい事は遠慮せずに聞かないと分からないし、
文化や育ちや考え方が違う以上、
おもんばかる、とか相手の気持ちを想像するのは無理ということ。

なんだか、今更。本当に今更ですが、
ラボの教育の全てです。
コミュニケーションって、一問一答の勉強では絶対に身につかないんです。
とにかく相手の話を聞く。とにかく話し合う。
揉めた時には打開策を考える。
でも話してばかりじゃ煮詰まるから、一緒に何かする。
ゲームとか歌とか踊りとか。
もう、これが原点ですね。本当に。
人と人が仲良くなるためには、これ。
そして一緒に美味しいものを食べる!(美味しいと思わない場合もあるけどね。笑)
これって、全部ラボ活動です。

ラボ・インターンもしかり。
何度も派遣してもらって、10人位かな?パーティーに来てもらいましたが、
シャイな人もいれば、テンション高い人もいる。
「人それぞれなんだ」ということさえ、理解できていれば、
心を空っぽにして、自然体で向き合えます。

一人一人違うと本当に分かってれば、誰かと誰かを比べるなんて、
ナンセンスな事を考えなくなるでしょうね。
育児みたいです。
我が子とよその子を比べる事がいかにナンセンスか‼︎

今回の留学生の週末受け入れも、ラボ・インターンの訪問も、
どちらも本当に素晴らしい体験でした。
二人とも本当に素敵。良く頑張ってるなぁと思います。
受け入れも訪問も非常に短い時間の為、この出会いを生かすのはなかなか難しいですが、
それでも、今後またどこかで出会えるかもしれない!と楽しみに、
大事にしていきたいなぁと思っています。

最後にちらっと登場した難しい年頃の息子ですが、
彼は今年の夏、自分がラボの国際交流でカナダへ参加して来たばかりです。
誰に言われたんだか…
「英語を忘れない為に使えってことでしょ!
僕は英語使いたくない!」と言って独り怒ってました。
勿論私は、英語忘れないため、なんて下心はないので、
「使えなんて言ってないじゃない。どうしてそう思ったの?」と聞きました。

これまで語る事のなかった、ステイ中の不満が、やっと…やっと…
彼の口から出て来ました。
英語を話すと、通じなかった悔しさ、発音を間違えて馬鹿にされた(と勝手に思っている)こと、ホストマザーの英語がいつも怒ってるみたいで怖かったことなどを思い出すらしいです。笑
(11歳と15歳の男子二人育ててたら、そりゃホストマザーの英語もキツくなるわ!と私が言ったら、あ…そっか、と納得してましたが。)

この受け入れが無ければ、一生聞けなかったかも?しれない彼の愚痴も聞けて、本当に良かったです。

おまけに、遠慮深く、「何でもいいです。どこでもいいです。」
と笑顔を見せる留学生に、ステイ中の自分と重なって
気を使って、こちらから話しかけてあげなきゃかわいそう…と
必要以上に思ってしまい、それがストレスだったようです。
(あれはあれでリラックスしてるかもしれないよ。
聞いてみなきゃわからないでしょと私が言い、
本人に息子があなたが退屈してないか心配してると伝えたら、
全然平気よ。彼氏にメールしてるところだから。心配してくれてありがとう。優しいのね。とのこと。
話してみたらそんなものですよね。)

息子は、15歳のホストブラザーが部屋に引きこもっていたり、
そうかと思えば友達の家へ行ってしまって、
全然関わってもらえなかったと思っていたようですが、
今回の留学生に対する自分が、このホストブラザーと同じだと感じたらしいです。
自分の家なのに居心地の悪い思いをしたり、
気を使ったり、話しかけてあげなきゃと必要以上に思ったり…
「今思えば、ホストブラザーなりに一生懸命笑わせようとしてくれてたなと気づいた。
僕より優しいかもしれない。」とのこと。

留学生をドミトリーまで送った時、
Sorry と言っていたのは、きっとそんな気持ちからだったのでしょう。

でもね、彼女(留学生)は、分かってるんだよ。
私が息子は中学生だから、難しいお年頃なのよと言ったら、
「私にも弟いるし、私もついこの前までティーンエイジャーだったから。」
と言って笑っていたからね。

全て、自分が経験しないとわからない事ばかり。

今回のミニミニ国際交流も、それなりに、彼なりに
経験として蓄積されていることでしょう。
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