幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ファンタジーへのいざない、を受けて 12月20日 (月)
ラボセンターで開催された”川越ゆりさん”の講演会に参加して参りました。
風邪から立ち直って間もない時期&3時間睡眠の日々を過ごしていた私には、
まさに「ラボってファンタジーの世界だなぁ、Tutorって語り手だなぁ」と実感する、講演会となりました。
大変活力を頂き、あ~やはり行って良かったぁ(といつもの事ながら)と、
行きよりもむしろ元気になっての帰宅でした。

テューター通信へ28回に渡って掲載された「ファンタジーへの招待」。
そこで見る川越さんは、児童文学研究家、東京外国語大学・日本女子大学講師という方です。

ファンタジーと言えば、不思議の国のアリス、最近でいえばハリーポッター。
もう・・私にとっては偏見たっぷりの題材でした。
不思議の国のアリスも、前期TSで実際に、自分でテーマ活動発表をしてみるまでは苦手な作品でした。
(これまたびっくり情報ですが、大学の英語の講義の教材がアリスでした。。。)
魔法が出て来て、ナンセンスで、夢と冒険・・・といった副題がすぐ目に浮かびます。
しかし、この川越さんの講演を受けて、実は好きな分野だったという事に気が付きました。

「行きて帰りし型」ーーー帰って来た時に身近な大人が迎えてくれる。
            日常性の高い非日常世界。
この非日常世界が子供にとってどんな役割を果たしているか?という大変論理的な解説も頂けました。
物語を通して、子供が非日常を体験し、ドキドキして小さな冒険をして、
しかし最後には、ほっとできる場所(身近な大人のそば)に帰って来られる、
という事がどれほど大切かは、私自身ラボを通して知って来たことでもあります。

タイムファンタジーについてもお話がありました。哲学的なものになりがちなので、好き嫌いがはっきりするかも、と川越さんはおっしゃいました。
タイムファンタジーと言っても、ドラえもん、ではありません。
子供向けのタイムファンタジーの特徴は、未来へ行くものが少ないそうです。
過去へ行く、又は現代とを往復する。
また現代に帰った時に、必ず過去で体験したものと再会する。
独特のつながり感覚がある(目にみえないものと繋がっている)
これらも特徴として挙げられました。

また、「行きて帰りし」に登場する「非日常世界」。
その二面性として「行きっぱなしになる事の危険性」についてもお話しして下さいました。
私は、まさしく、すぐに追求して色々考える子供だったので、
 =====クローゼットを開けたらそこは過去でした=====
と言われたら、すぐに、「どうやって帰るの?振り返ってそのクローゼットの扉がなかったらどうするの?」と思ってしまう心配性でした。
ですから、何も考えずにぐいぐい冒険してしまう登場人物に共感できないわけです。
面白そうと言ってウサギについて行ってしまうアリス。
もう私にはそれだけで有り得ない世界でしたから。(笑)
そんなわけで、この行きっぱなしになる危険性を語るファンタジーがあることを教えて頂いて、大変嬉しかったです。
非日常世界に行く事よりも、日常に戻る事の方が難しいという事を教えてくれる作品があるそうです。
「はてしない物語」もその代表作だそうです。
(私は、不可抗力で物語の主人公にさせられてしまう、そんな登場人物の身の不幸に同情したものです。。。)

もちろんファンタジーと言ってすぐに浮かぶ、魔法。そのお話もありました。
しかし、これは私が危惧していたあの有名なハリーポッターばりのtoo muchな魔法ではなく、メアリーポピンズのような、日常を刺激的に変えてくれる魔法:エブリディマジックについてでした。
これは、子供にとっては本当に目を輝かせる事ですよね。
毎日の退屈な日々がウッソーっ!!というような出来事に変わるわけですから。

この講演の全てが、ファンタジーという言葉から連想するキャッチコピーとは異なり、
大変理解し易い語り口と共に、その世界にいざなわれていく感じでした。

最後にちらっとお話になっていた、30年前について。
そう、30年前と言えば、私の人生そのものを振り返る時間です。
当時ポットの事を”魔法瓶”と呼んでいたのを覚えてますか?と川越さんが質問されました。
覚えているどころか、いまだに子供用の魔法瓶、持ち歩いていますと言いそうになりました。
しかし、何が魔法か?とは考えた事がありませんでしたーー。
お湯が冷めない=魔法 だから魔法瓶なんですって!(笑)
携帯電話だって30年前からすれば、実は魔法ですよね。というお話です。

私はその30年を生きているので、かろうじてその変貌を片目に見て育っています。
だから、手回しだったテレビのチャンネルがリモコンになった時、とっても嬉しかったし。ビデオデッキで録画できるようになった時も、びっくりしました。
おじいさんの”シバカリ”をやった事もなく、おばあさんの”川での洗濯”もしたことはありませんが。。。
そんな目まぐるしい発展をこの目で見て育っているのは大変幸せな事だと痛感しました。

そうそう、ハリーポッターを見て、なかなかハマれない私は、思わぬところに回答を得ました。

   現代の子供にとっては、日常の魔法度がUPしているのです。
   携帯やパソコンなど、全てが魔法のように便利です。
   だからハリーポッターのように、”魔法てんこもり”の作品で
   丁度良いのかもしれないです。

と、大学の学生さんがおっしゃったそうです。
本当にそうですよね。ちょっとやそっとじゃ驚かない感じですものね。

しかし、ラボの七不思議!?
ラボっ子は本当に素直。ラボを選ぶ親御さんが素直なんでしょうね。
ひとつひとつに驚きを持って反応してくれて、ひとつひとつに疑問を感じてくれる。
そんな子供がいる限り、日本も大丈夫ですよね。
そんな子供を「ファンタジーの語り手」として一緒に育てているTutorという役割は本当に重いけれどやりがいのある仕事です。

ファンタジーへいざなって下さった川越さん、本当にありがとうございました。
そして川越さんがラボっ子であったとい??癲?臺儡鬚靴??悗蕕靴?兇犬覆?蕁ΑΑ
銀座のナルニア国に立ち寄ったのでした。(笑)
(また絵本を何冊も買ってしまいました。)
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