幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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後期TSで、元気を頂いて参りました。 01月15日 ()
私にとっては2回目の参加となる後期のTS。
お世話して下さるTutorはもちろん内容も前回とは異なって、毎回ワクワクして参加させて頂いております。
本日は、前期TSでも、絵本に関する”ひろば”の講師としても、
お世話になった渡辺尚代Tutorが、雨の中、来て下さいました。(涙)
盛りだくさんの内容は、ここでは割愛させて頂くとして・・・(イジワル!?)
中でも私の心に残ったのが、ドン・キホーテのワークショップでした。

まず、後期メンバーで取り組む事になったテーマは、「ドン・キホーテ」と「雪わたり」。
二つのチームに分かれて、お互いの発表を見せ合うという形で終了します。
というわけで、本日取り上げて頂いたのは、「ドン・キホーテ」でした。
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主人公は、郷士キハーナ。世間ではやっている騎士物語を熱心に読みふけり、
しまいには剣を手に取り、自分自身が正義の騎士として遍歴の旅に出てしまいます。
その旅に従者としてつき合うはめになったのは、百姓のサンチョ。
御存じの通り、キハーナ改め、騎士名ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ。
つまり、ドン・キホーテその方です。
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渡辺先生からの最初のご質問、「あなたは、キハーナ?それともサンチョ?」

こりゃまた、難しい質問でした。。。。
子供のように無邪気に、「面白いおじさんだから、キハーナ~。」と答えられたら、どんなに楽だったでしょう。。。
本ばかりを読んで、知識ばかりを身に付けるキハーナと、純粋な百姓のサンチョ。
しかし、この物語が進むにつれ・・・
現実が見えず、ファンタジーの世界に生きているようなキハーナの哀れさと、
体験から体得し、だんだんと賢く?なっていくサンチョの旦那様への心遣いなど、
読めば読む程、深いお話なのです。。。
キハーナ、サンチョ、どちらの要素も持っている、私。
でも、敢えて、どっちが強いと思いますか?、と渡辺先生は聞いてらっしゃるのだと
判りつつ、答えまでの時間が短く、「サンチョ(みたいになりたい・・・)」と思わず答えてしまいました。
考えれば考えるほど、キハーナの要素の方が強い気がしてきて、一瞬寒くなり。
体得して、ひとつひとつを学び、それでも優しさと気遣いは忘れない、
そんな心優しい百姓のサンチョ、なんだかTutorにも通ずる気がしてなりません。
私もサンチョにならなくっちゃ。。。と勝手に思って、「サンチョ」なわけです。

そうやって、ちらっと考えさせる質問。時間が経てば経つ程、じわじわとボディブローのように考えさせられる一言を、先輩Tutorはたくさんお持ちです。。。
またも私は簡単にやられてしまいました~

そんな異なるようで、人間の本質をたくさん表現している2人を渡辺先生は、彫刻の話に例えて下さいました。
彫刻には、同じ人間像を作るに当たっても、方法が色々あります。
まず心棒があって、そこに粘土等で肉付けしていく方法☆と
石をカンカンと削っていく方法★。
サンチョは前者☆の方法と似ていて、キハーナは後者★の方法に似ていませんか?
と。
まず、百姓という日々の労働による体験より「心棒」があり、そこに旅を通してまた新たな経験をして、人間の像の形になっていくサンチョと
室内で物語を読みふけって知識を貯え、それを大きな石として、旅の経験からどんどんそぎ落とされていって、ようやく等身大の人間の像になっていくキハーナ。
(ん?でも、そう考えると、Tutor業はキハーナでもあるような・・・?)

う~ん。なんて!実に分かりやすい、表現なんでしょう。。。
日々の生活のワンシーンから、彫刻を見いだし、それとドン・キホーテを結びつかせるとは。。。
やはりTutorのアンテナのなせる技!

私、最近研ぐのを忘れていたアンテナをもう一度磨き直したいと思う次第でございます。
本日はたくさんのライブラリーと体で向き合わせて頂き、本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
あ~、早くうちのラボっ子達にも、この楽しみを味あわせてあげた~~~い。。
Re:後期TSで、元気を頂いて参りました。(01月15日) ・
りっぴぃさん (2005年01月17日 18時42分)

お疲れさまでした(^^)
あなたはドン・キホーテ?それともサンチョ?…の質問に、瞬時に
そこまで深く考えていらしたBasshiさんに頭が下がりますm(__)m
わたしは“子供みたいに無邪気に”キホーテと言っておりました(^^;)
でも、頭でっかちになって理想を追い求め、周りを巻き込んでしまう
あたり、まさに!と言う気がします(^^;)…だからこそ、一つひとつの
経験を身に付けて次に活かすサンチョになりたいとも思うのだと思い
ます。

ひとつの事からいろいろ広がっていくって、なんとも言えず爽快です
よね…たまにどつぼにはまって抜けられないこともありますが(--;)
これからますます奥深い物語の世界に行けるかと思うとわくわく・
ドキドキです。これからもよろしくお願いします♪
Re:Re:後期TSで、元気を頂いて参りました。(01月15日)
Basshiさん (2005年01月24日 16時48分)

りっぴぃさんへ
⇒お返事おそくなって、すみません。

>ひとつの事からいろいろ広がっていくって、なんとも言えず爽快です
 よね…たまにどつぼにはまって抜けられないこともありますが(--;)
 これからますます奥深い物語の世界に行けるかと思うとわくわく・
 ドキドキです。

⇒本当ですよね。総会での地区発表が「Play with me」に決まって、
 地区の先輩方に囲まれて、お話の中へ入って行くのは、とてもとても感動的でし
た。
 あれだけの量(少ない)の「絵」から、こんなに多くの事を読み取れるのか!
 と驚くと共に、子供はそれを難なく自然に行っているのだという意見に
 改めて感心したのでした。きちんと「絵」を読んで、文字を読んで、
 深めていくと、同じ「木」を一本演じるだけでも、舞台のどこへ立つべきか
 手をどう動かすべきか、目線がどこへ向くべきか・・が自ずと判ってくるものな
のですねぇ。
 後期も頑張りたいです!(ハードですけどね)
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