”幻燈会”に行きたいな・・・ |
02月26日 (土) |
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現在、2度目の後期TSに参加中のBasshiです。
1度目のテーマが「セロ弾きのゴーシュ」そして今回が、「雪渡り」
奇しくも、宮沢賢治に彩られたTS最終の美という訳です。(私にとっては)
このテーマに決まってから、暇を見つけては、調べておりましたが、
いつも”宮沢賢治”とか”雪渡り”とか、頑張っても”オノマトペ”の検索止まりでした。
本日、久々に参加でき、実際に動いてみたせいか・・・ふと思い付いて検索したのが”幻燈会”。
一緒に活動しているメンバーの皆さんは、もう検索済みかもしれませんが。。。
まず、幻灯ではなく、幻燈という文字を使っているのは、宮沢賢治がらみのサイトが多かったです。
ちらっと除いた山形県(雪国)のとっても素敵な催しもの、サークルだそうですが
良かったら見て下さい。
ラボ関係の方だったら、絶対、ラボランドでもやりた~いと思ってしまうと思います。
(って、もう既に何度もやってるかもしれませんが。)
白いシーツではなく、雪そのものをスクリーンにしたんですって。
http://www.city.obanazawa.yamagata.jp/circle/c003/index.htm
そして次に、季刊GAJIIというwebマガジンらしいのですが、↓です。
http://www.geocities.co.jp/Bookend/7289/gajin10/siroi.htm
この中のパタリーナさんという方の感想文を読んで、おお~~思わず納得してしまったので、
抜粋してご紹介します。
四郎とかん子は、狐の幻燈会に招かれた何人目のお客なのだろう。
狐の生徒達は、今までにも何度か同じ試みをし、その多くは期待を裏切られて いたのかもしれない。
狐は悪いものと決めてかかった人間に「からだをさかれ」「からだがちぎれて」
信用されない悲しみに「凍えて倒れて」いたのかもしれない。
往々にして、おとなになると疑り深くなる。
それが「常識ある」「賢い」「おとな」であることの証明だとばかり排他的になる。
生徒達の歌には、
「狐の生徒はそねまない」 とある。
「狐はそねまない」ではないのだ。
人間界と同じく、狐の世界でもおとなは薄汚れているということだろうか。
紺三郎は、十二歳以上の人間の入場を断ったが、
四郎の兄さん達だって、「おとなの狐にあったら、目をつぶるんだよ」と、注意を与えている。
幻燈会へのお土産にと、お餅を持たせてくれたものの、おとな狐だけは信用していないのだ。
もちろんTutorの間でも、狐の生徒達が大切な宝物(ドングリ等)を四郎とかん子にくれたのは
相当、”信頼される事”が嬉しかったんだろうねぇ。という話が出ました。
しかし、パタリーナさんは、更にこう書いています。
紺三郎は、そんな子狐達に加わっていない。黙って見ているだけである。
彼は、生徒のなかでも最上級生であるらしい。
この幻燈会は、紺三郎が「子狐」を卒業する記念だったのではないだろうか。
喜びあふれる下級生達を静かに見守る紺三郎こそが、最も感激しているに違いない。
しかし、立派な燕尾服姿の彼はもう、子どもらしい喜び方をしない。
数日前、四郎とかん子に初めて会ったときのように、「短い腕をばたばたして」
うれしがり一緒に踊ることは、もうしないのだ。 とのこと。
う~ん、一本取られた!という感じでした。
確かに「1話」で無邪気に喜んでいた紺三郎が「2話」ではいきなり司会が「うまい」し大人っぽいのです。
Tutorの中でも、紺三郎は大人ではないけど年上っぽいよね?という意見は出ていた。
きっと、この文章の雰囲気を受けての事だろうと思います。
ただし、パタリーナさんも、私の疑問であった
「なぜ写真にうつり込んだ紺三郎が白い袴をはいていたのか?」
という点にまでは言及されていませんでした。
TSでは、「大人の結婚式だったのかしら?」「普段着?」「この日も幻燈会だったのかな?」
などと活発に意見交換をしましたが、未だこれと言った結論には至らず、各々の想像に任せたのでした。
私は白い袴なんて、時代劇の切腹シーン位でしかお目にかかっていないので、
雪国では何かのイベントで着る時があるのかしら?と深読みしたり、
成人式?卒業式?などと考えてみたのですが、やはりわからないままですね。
こうやって考えられるようになっただけでも、後期TSを2回も出た甲斐があります。(笑)
お話を深めていくと、自ずと動きも変わってくるから不思議です。
それがテーマ活動の魅力のひとつなのでしょう。
早くMy Partyの子と「雪渡り」で意見交換してみたいです~~~
その前に、山形県のサークルの幻燈会(↑)参加してみたいです。寒そうだけど。
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Re:”幻燈会”に行きたいな・・・(02月26日)
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あっこちゃんさん (2005年02月26日 21時34分)
ど~も!またまたスーポです。
あっという間にこれだけの日記をupしているBasshiさんには脱帽です。
幻燈会、私も行きたいです。
そして、きつねの紺三郎はやはり、おとなになろうとしているのだと私も感
じました。
白い袴は紺三郎の儀式だったのかもしれません。深読みしすぎ?
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Re:”幻燈会”に行きたいな・・・(02月26日)
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ヨッシ-さん (2005年02月26日 22時02分)
今日のことをもう日記に載せていて、Basshiさん元気そうですね!
後期TSの報告を聞くと、出席すればよかったと思うのですが、私は受講する
のが無理になってしまいました。
この後期TSが終わるともう他支部のテューターとテーマ活動する機会はな
くなってしまうでしょうね。そう思うと淋しいですが…。
とにかく頑張ってくださいね。また報告してください。楽しみにしていま
す。
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Re:Re:”幻燈会”に行きたいな・・・(02月26日)
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Basshiさん (2005年02月26日 22時53分)
スーポさん
>ど~も!またまたスーポです。
⇒いやいや、大歓迎です!今日は家事から開放してもらえたので、少しPCにむかえ
ています。
>幻燈会、私も行きたいです。
そして、きつねの紺三郎はやはり、おとなになろうとしているのだと私も感
じました。
白い袴は紺三郎の儀式だったのかもしれません。深読みしすぎ?
⇒ね!そうかなと思いますよね!卒業式?成人式?と色々考えて読むだけでも楽し
いですよね?
私、日記でご紹介したサイトのwebマガジン、参加したい位です。
しかし今の技量では・・・なかなか。
やはり、自分で体感してますが、母語が大切ですよね。
伝えたい事をきちんと美しい言葉で表現できないと、それを訳す事もできないです
ものね。
文脈を理解できなければ、サバイバル会話ができても、人間的に尊敬できないとい
うのは
ラボで良く言われている事ですが、本当にそうですね。
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Re:Re:”幻燈会”に行きたいな・・・(02月26日)
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Basshiさん (2005年02月26日 23時00分)
ヨッシ-さん
>今日のことをもう日記に載せていて、Basshiさん元気そうですね!
後期TSの報告を聞くと、出席すればよかったと思うのですが、私は受講する
のが無理になってしまいました。
⇒今日だけお休みなのかと思ってました~!
>この後期TSが終わるともう他支部のテューターとテーマ活動する機会はな
くなってしまうでしょうね。そう思うと淋しいですが…。
とにかく頑張ってくださいね。また報告してください。楽しみにしています。
⇒そうですね。。。淋しいですね。。。
自主研修など企画すれば可能かもしれませんが、研修をしたり、
単に顔を合わせてお茶を飲むのとは、全く違った交流が
「テーマ活動を一緒にする」事ですもんね。
ひとつの事を真剣に話し合ったり、それを一緒に作り上げるというのは、
身体で相手の心を知る、というような不思議な感じがありますね。
元ラボっ子のヨッシーさんには、教えていただきたいことがたくさんあるので、
お目にかかれないのは、とっても残念です。。。
またプライベートで、お願い致します!
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Re:”幻燈会”に行きたいな・・・(02月26日)
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kaikaiさん (2005年02月27日 10時24分)
Basshiさん、昨日は「雪渡り」グループのリーダーをやめぴさんととも
に務ていただき、お疲れさまでした。第2話を最後まで通して動くこと
ができたことは、スムーズなリードのおかげだと思います。
宮澤賢治の伝記本(年譜・宮澤賢治伝~堀尾青史著~中央文庫)を読み
始めたのですが、小学校3・4年生の時の担任の先生の影響が大きかった
ようです。「八木先生はいろいろなお話をしてくだすった。その時私は
ただ蕩然として夢の世界を遊んでいました。いま書くのもみんなその世
界を再現しているだけです。」と後に語ったそうです。それから、宮澤
家はとても仏教への信仰が厚かったということですが、そのことが考え
方や言葉遣いに大きな影響を与えたのかなと思います。(まだ読みかけ
たばかりでたいした事はいえませんが…)
声に出して動くことで、作者のメッセージが少しずつわかっていくとい
う感じですね。「テーマ活動」と言われる所以が少しずつわかってきた
ような気がします。
テューターで作るテーマ活動は、一昨年の新人研修でやった「不思議の
国のアリス・3話」と昨年の千葉支部の研修でやった「ひとうちなな
つ」に続き3つ目です。(前回の後期テュータースクールでの「セロ弾
きのゴーシュ」は、途中で参加できなくなってしまい残念でした。)ま
だまだ「テーマ活動」を味わうことが不足している私にとって、今回の
「雪渡り」はぜひとも発表までがんばりたいと思っています。
次回もよろしくお願いします。
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Re:Re:”幻燈会”に行きたいな・・・(02月26日)
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あっこちゃんさん (2005年02月27日 11時01分)
ヨッシ-さんへ
スーポです。思わずひとの掲示板で反応してしまいます。
後期TSにもう出られないなんて、残念。
ほんとに、他支部のヨッシ-さんと一緒に研修受けるのが楽しみだったのに…
テーマのグループは違っても、一緒に頑張るだけですごく心強かったので
す。
また、「ひろば@」などでも意見交換など、楽しみましょうね。
よろしく!
>
今日のことをもう日記に載せていて、Basshiさん元気そうですね!
後期TSの報告を聞くと、出席すればよかったと思うのですが、私は受講する
のが無理になってしまいました。
この後期TSが終わるともう他支部のテューターとテーマ活動する機会はな
くなってしまうでしょうね。そう思うと淋しいですが…。
とにかく頑張ってくださいね。また報告してください。楽しみにしていま
す。
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Re:Re:”幻燈会”に行きたいな・・・(02月26日)
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Basshiさん (2005年02月28日 00時55分)
かいさんへ
>宮澤賢治の伝記本(年譜・宮澤賢治伝~堀尾青史著~中央文庫)を読み
始めたのですが、小学校3・4年生の時の担任の先生の影響が大きかった
ようです。
⇒皆さんそれぞれに宮沢賢治について深めていらっしゃるだろうとは思っておりま
したが、さすがですね。
伝記から作者の人柄、作品への想い、経緯、背景などを知るのは効果的ですよね。
>宮澤家はとても仏教への信仰が厚かったということですが、そのことが考え
方や言葉遣いに大きな影響を与えたのかなと思います。
⇒私は最初のシェアリングの際にお休みしてしまったので、宮沢賢治に関しての情
報が少ないまま突入した感があります。
こうして教えていただけると、大変助かります。ありがとうございます!
>声に出して動くことで、作者のメッセージが少しずつわかっていくとい
う感じですね。「テーマ活動」と言われる所以が少しずつわかってきた
ような気がします。
⇒本当にそうですよね。動くためには、文字面を追うだけでなく、なぜそう動いた
のかを考えなくては動けないので、ドアの外に立つのか中に立つのか?というよう
な立ち位置までが変わって来てしまうという・・・そんな面白さがありますよね。
私も「不思議の国のアリス」「セロ弾きのゴーシュ」そして、先日の総会でテーマ
になった「わたしとあそんで」、そして今回の「雪渡り」と4回目なので、
だんだん楽しくなってきた、という感じです。
最初は舞台でセリフを覚えて言うだけでもこんなに大変なのか!という事が判り、
そこへ動きを付けて自然に見えるように形をつけるのが難しいのが判り、
現在は、木ひとつとっても、何の木なのかを自覚してから演ずると
自然に立ち居振る舞いも変わってくるのだなぁという面白さを実感し、
発表を見に行っても、そういう目で見る事ができるようになりました。
これからまた色々な事を子供達と一緒に知っていけたら嬉しいですよね。
大人の「雪渡り」をどう作るか、楽しんでいけたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します!
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Re:”幻燈会”に行きたいな・・・
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やめぴさん (2005年03月04日 23時56分)
こんばんは!
パタリーナさんの読みの鋭さに、言葉も出ませんでした。。。う~む。なる
ほどぉ。と、一人うなってしまいました。また、明日お話できたら…と、思い
ます!
そ・それから、私も『コルデコットの絵本』購入、悩んだ末に決めました!
悩めるのは、よっこさんと同じく置く場所ですね。大きな本棚も欲しいっ!
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Re:Re:”幻燈会”に行きたいな・・・
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Basshiさん (2005年03月05日 00時45分)
やめぴさんへ
> こんばんは!
パタリーナさんの読みの鋭さに、言葉も出ませんでした。。。う~む。なる
ほどぉ。と、一人うなってしまいました。また、明日お話できたら…と、思い
ます!
⇒明日、じっくりお話できるといいですね。(そんな時間あるのだろうか・・?)
>そ・それから、私も『コルデコットの絵本』購入、悩んだ末に決めました!
悩めるのは、よっこさんと同じく置く場所ですね。大きな本棚も欲しいっ!
⇒さすが!本好きのやめぴさん!
私も笑いに関する本など、購入の手続きを進めていたら、なんと!5万近くになっ
てしまいました。。。
出費する事を厭わなくなった分だけ、立派になったと・・・
やめぴさんだけでも理解して下さいませ。(涙)
プレイルームに20人位、入会していただかないと・・・Oh! My!
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