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幼児・プレイルーム交流会を終えて |
10月03日 (月) |
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今回は私は引率がなかったので、親子で楽しく参加させてもらいました。
「親の心、子知らず」・・・ならぬ、
「先輩テューターの心、後輩知らず」であった事にも気付いた、会でした。
我が地区では幼児を抱える新人テューターには、本当に色々とサポートして下さる
お優しい先輩がたくさんいらっしゃいます。
しかし、親が子供に「あなたのために、私はこんなこともあんなこともしている」
と口で伝えないのと同様に、先輩方は口に出しておっしゃらないので、
開催場所が子育て世代に近い場所にして下さっている事。
会議、地区研なども、ベビーシッター付きの会場を選んで下さっているせいで、
ご自分方は大変遠くなって不便になっている事。
進行内容も、我々の時間帯に合わせて、午前中にまとめて下さっている事。
などなど・・・数え上げればキリがありません。
それにゆっくりと一つ一つ気付いて、感謝しながら過ごしてはおりますが、
その感謝にすら、「我々も楽しんでいる。我々も勉強になっている。」とお答えになる先輩方の姿に、本当に”親心”を見るようです。
テューターは第二の母と言うけれど、言うは易し行うは難し。
私も子供を育てながら、先輩達のあたたかさに包まれながら、成長して、
あたたかい親になっていたいと思うのでした。
このきっかけは何か?と言えば、私は交流会の担当ではなかったので、これまで一度も交流会運営の立ち場で動いた事がなく、
陰で皆さんが何を努力されているかを見た事がなかった。という事です。
もちろん今は幼児を抱えているという事で免除していただいているのですが、
それすらも自覚がないほど、知らない所で気を使っていただいているのです~~
今回担当テューターと実行委員の方々が集まる時間に(勝手に・・)伺ったお陰で、ようやく・・、
「なぜラボで育った子供が、こんなにリーダーシップを発揮できるようになるのか?」
「なぜラボで育った子供が、下の世代の子供に優しくできるのか?」
「なぜラボで育った子供が、提案力、企画力、統率力に優れているのか?」
という疑問が、雲がはれるように解き明かされた気がしました。
やはり王道に近道は無く、リーダー会議、キャプテン研修、シニア活動等、
数多くの場を経験して、先輩の背中を見て、テューター方に見守られて、
そして、育っているのだなぁと思います。
こういう事を知っていると、たとえプレイルームの募集であっても、
どこか心の隅に”自信”を持って、来て下さった方々へ向かい合える気がします。
普段、体験教室に来て下さった方が、私よりも子育ての先輩で、人生の先輩であるケースが多々あります。
そんな時、「ラボでは”ことば”と”こころ”を育てます。」と言うのは、非常に勇気が必要です。
まるで、私が(私独りで)あなたのお子さんの”ことば”と”こころ”を育て上げますから、
どんとお任せ下さい!と言っているようで、つい気が引けてしまいます。
(ただ単に上手く言葉でラボの良さを伝えきれない私の未熟さから発生している問題なのですが・・・)
しかし、こういう交流会が、単に「幼児・プレイルーム世代の子供が楽しむ」だけでなく、
そこに参加する保護者の方々、実行委員のラボっこ達、そしてもちろんテューターも、
全てが何かを得て帰る事ができる”心の交流の場”だという事が、私を安心させます。
こんな場が数限りなく用意されているラボって、素敵でしょう。と言えます。
またいつかは準備する側になって、力を発揮する時がきます。そんな場が与えてもらえる子供は幸せですよね。と言えます。
ともすると、自分の子供も私独りで育てているのではなく、色んな人との関わりで
育てていただいているのだと思うと気が楽にもなりますし、あたたかい気持ちになれるのです。
幼児を持つ母として、こういった交流会へ参加する保護者の皆様へ
アドバイスがあるとするならば・・・
一人でもいいので、個人的に興味を持つこと。
その人と会話をすること。
をまずお勧めします。
ふと交わした言葉から、その人に興味を持ち、
その人が出ている発表会など、ついつい食い入るように見てしまう事ってないですか?
誰も知らない交流会は、引っ込み思案な子供にとっても親にとっても、楽しさ半減して当然です。
どんなに内容が楽しくても、そこに交流はないからです。
やはり参加した以上は、(キャンプで名刺交換をするように)一人でも多くの人と会話をしてもらいたいと思います。
TVでテロや戦争の映像が流れても、まるで映画のようで・・・全く実感がない、
でもその国にひとりでも友達が住んでいたら、どうでしょう?
反応は全く違ってきて当然です。電話をして「大丈夫?」と声を聞きたくなりますよね。
それと全く同じことなのです。
ひとり友達ができれば、世界はぐっと身近になります。
親も子供の背中を押して促すばかりではなく、
大学生・高校生ラボっこの一人に話しかけてみてはどうでしょう?
その大学生・高校生達の何がすごいのか。何が優れているのかが、判ると思います。
そうすると、自分の子供の関わりをも自然と変わってくると思います。
せっかく、ゼッケンのように名前を貼っているのですから、
互いに名前で呼んで、ぐっと心の距離を縮めると、楽しくなると思います。
私も子供の名前をしっかり呼んで話しかけたいと思っています。
自分の息子の例になりますが、今回のこの交流会でも、
たくさんのお兄さんお姉さんに名前で呼ばれたお陰で、本当に楽しかったようです。
「がんばれ~」ではなく、「○○くん、がんばれ~」と応援してもらえたこと。
「ブラボー」ではなく、「○○、ブラボー」と褒められたこと。
自分だけが大事に想われているという気がするのでしょう、息子は帰宅後も
ベットに倒れこんでいた私の横で、30回くらい同じ事を嬉しそうに語っていました。
彼が大きくなったら実行委員になって、土日返上で(笑)
その想いをお返ししてくれたらいいなと思うのでした。
(もちろん母も手伝いますが。)
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