幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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また、いつか、乗りにおいでよ。 07月20日 (木)
7月のテーマに据えていたのは、「ガンピーさんのふなあそび」です。
4週目は、夏の集中パーティのテーマに合わせて、「くまがり」に設定しているため
全3回となりました。

ガンピーさん、とっても素敵な優しい方だなぁとは思うのですが、大人というのは寂しいかな・・・
いまいちこの絵本の醍醐味というのが理解できないまま、だったりするのでは?と懸念した私は、
全3回のうちの貴重な一回を保護者の方々のために使うことにしました。
もちろん、大人だってテーマ活動で動いてみたら、すぐに楽しさが分かるのですが、
もっと、事前にお話に入ってもらうためには・・・と考えたのが、一種のイメージトレーニング形式です。

目をつぶって、電気を消して、リラックスした中で、イメージを膨らましてもらいました。
(大きいラボッ子は既に普通に頭の中でおこなっている事ですよね。)
「あなたはお家を一軒持っています。どんなお家なんでしょうか・・・
 家の側には川が流れています。ほら、川音、せせらぎが聞こえてきますね。 
 あなたは舟を一艘持っていて、お天気の良い日には、その舟でお散歩にでかけたりします。・・・」
という感じで、静かに語っていきました。
イメージの中での森林浴、舟でのお散歩、ピックニックランチが終わって、ゆったりとしたひとときが過ぎ、現実に戻って、さぁシェアリングタイムです。

どんなお家?ログハウスみたいなのかな、お城みたいな感じかな?
川はどの辺?近いの?少し歩く感じ? 川幅はどの位だろうね。と言いながら、
2グループに分かれて、模造紙に描いてもらいました。
プレイルームなので、子ども達には少し難しい方法だという事、
小学生以上になれば、自然に身に付いている(自然におこなっている)イメージのシェアだという事、
子ども達は絵本を開けば、すっとその世界に入り込めるけれども、大人にはちょっと難しいので、
少しだけラボッ子体験をしてみて欲しい旨、
ガンピーさんの世界観を少しでも楽しんで共有して欲しい旨を伝えながら、お絵描きの時間を取りました。

ママ達が「お家は何色?私は木かな、やっぱり。」などと語りながら描く中、横で一緒にお絵描きする子、
中には飽きてしまって紙を破いてしまったりして、
私は大人対象にしてしまった事を心で詫びながらも、ママ達の描く様子に感心しながら過ごす事ができました。

結果、<川の先が池になっていて、戻って来れるようになっている。>
上流、下流だと、流れに逆らって舟をこがなくてはいけないし、ボートを乗り捨ててきて
その後、どうやって取りに行くのかな?トラックで運ぶのかな?と思っていた私には感動的ですらありました。
<それぞれのお家は川の対岸にあり、川には橋がかかっていて遊びに行ける>ようになっていたり。
それぞれの絵の説明・発表では、多くの発見があったと思います。

2週目、その模造紙を部屋に張り出し、「こうして貼ってあるとなかなかいいねぇ」とママの好評も得る中、
いよいよ実際にCDを流しながら、動いてみました。
時間の都合で、転覆シーンまではいきませんでしたが、ママ達も子ども達に「どの役やる?」
「ほら、順番だよ、乗せてって言って。」と促すだけで終わってしまうことなく、
「おうちにボートがあったら、優雅だよねぇ。」
「クルーザーとか?」(笑)
等とその世界のイメージで楽しむ事ができていて、嬉しく思いました。

3週目、お休みしていた子もいたので、もう一度改めて、テーマ活動に入る前に、英日で読み聞かせしました。
「先週は、ネコ、誰がやってくれたっけ?」と役を思い出してもらいながら、ゆっくりと進み、
いよいよ "but then,・・・”の場面に差し掛かると、
子ども達から「ぜ~ったいひっくり返るよぉ~~~」というひそひそ声があがり、
子ども達は喧嘩しはじめ・・・と言うと、大きく息を吸い込んで、息を飲んで見守っていました。
"into the water they fell"と言うと、ママたちから「うわぁぁ~~~」とか「ああ~~~」という声が一斉に上がり、
子ども達からは「ほらねぇ。」「あ、ひっくりかえった!」と歓声が上がり、はぁとため息。
その後ラストの「またいつか乗りにおいでよ」まで読んで、スッキリ。
笑顔で3週目のテーマ活動に入れたのでした。
やっと、通してできるなぁと感無量の中、最後のTea Time には、思い思いの食べ物を模造紙に書き入れ、
夢のようなお茶の時間となりました。ケーキあり、果物あり、ロケット型のお菓子あり、
大きな大きなチョコレートあり。
想像の中ではお腹いっぱい、でGoodbyeできたのでした。

途中の転覆シーンで・・・手荒なTutorは、ボートに残っていた自分の息子を、舟から落とそうと
(舟に見立てた段ボールの紙を)力任せに揺らしたら、思いがけずゴチンと倒れ、
号泣させてしまうというハプニングもありながら(笑)なんとかラストのお茶の場面では
「また乗りに行く。」という言葉ももらえて終了したのでした。

ヤギがキックし始めてから、だんだんと舟上が騒がしくなり、
「あ~舟が揺れ始めたぞ~」というママの声掛けに、真顔で何かに捕まろうとする様子。
そして、川に落ちた後も仰向けで嬉しそうにプカプカ浮いている様子。
もう一回落っこちたくて、また舟に乗り込んでママにツッコミを入れられている様子を見て、
子どもって本当にすごいなぁ・・・と感心、感動するばかりです。

7月のパーティ報告より
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