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我が家のアーサー(キング・アーサーではない) |
04月13日 (金) |
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ある日、M(息子)が「アーサー欲しい、アーサー買う~」と言いだしました。
何事かと思っていると、なにやらTVのCMで見たらしい、
「アーサーが教える体の不思議」毎号人体のパーツがついてくる。
ヒトの体を組み立てながら、人体のふしぎについておもしろおかしく覚えちゃおう!
・・・これのことでした。
まだ園児のMには、人体パーツの組み立てなんて無理だし、
初回号だけお安くて、次号から高くなるのは、もう火を見るよりも明らか・・・。
初回号は190円。
(Mはがちゃがちゃ等のおもちゃのお陰で200円までの金額なら分かっています。)
とうとう「僕のお金で買う~!」とまで言いだして、 買いました。
どこでばれているのか、どの辺を見てそう思うのかは不明ですが、
夫の母からは「M君もあなたも好きそうだから~」と同じものを郵送して頂きました。
私の母からは「M君が好きそうだから、おばあちゃんが買ってあげるね。」と言われ、断ると、
「もうまとめて全額払っとくから、全部でいくらか調べておきなさい。」と最終的には命令口調。
調べた結果、トータルでやはり10万円近くするものと判明。
初回190円が笑わせるぜ!と内心「ちぇっ」と思いながらも、
一族総出のバックアップもあり(?)しぶしぶ続けて購入しています。
http://www.fujisan.co.jp/Product/1281681875/
↑ここの購入者のコメントにあるとおり。まさに同じ心境ではあります。
毎号千円を超える高額にも関わらず、バーツがしょぼい。
子供がちょっと触ると、歯や、椎間板がぽろぽろ取れて落ちる。
(ラボでは絶対に使えない!)
触って組み立てて、理解するものと思っていたのに、子供が触ると首が折れそうで
結局「触っちゃダメ~~~~~!」と怒るはめに陥っています。
と言いつつ・・・。
組み立てているうちに勉強になっている私。
しかもアーサー(骨)の大きさが、110cmらしく、息子と全く同じ大きさなもので、
頭蓋骨を触っては、「うわ~同じ大きさだぁ。気持ち悪~い。」と笑い。
肺を触っては「こんなにちっちゃいんだぁ。すごーい。」と感心。
歯磨きを面倒がる息子に、アーサーを使って、説明。(歯の模型ってあまり持ってないでしょう?)
今回、最新号に心臓がついてきて、それを触った息子が
「うわ~、オレの心臓、ちっちぇ~・・」と言い、それを聞いた私は不思議な気持ちに。
「ママは肺の右っかわの、この辺が病気だったんだよねぇ」などと言いだし。
くやしいけれど、とても勉強になっています。
くーっ 足元見やがってー という心の中の気持ちは、全国のアーサー購入者とシェアすることにして、
今は大切に(首が折れないように)寝かせてあります。

ちなみに余談ですが、
父の病院へ家族全員で呼ばれ、現在の病状等を聞くというとても重々しい空気の場で、
ドクターが紙に図解して下さり、私も気を抜くと涙さえこぼれてしまいそうな時。
ドクターに紙をもらって、横でお絵描きしていた息子は、ドクターの真似をして
心臓や肺を描き、そこにわざわざ丸●を書いて、やじるしと吹き出しをつけて、
ご丁寧に「がん」と文字までつけました。。。
思わず私はこら!と頭をたたき、父は笑い出し、
母はドクターの前で「M君は人体が好きなんだもんねぇ。お医者様になれるねぇ。」などと言いだし(親ばかならぬ、ばばばか。)
緊迫した空気が、一気に和んでしまいました。
良かったのか悪かったのか・・・ ま、子供なりにおじいちゃんの病気を理解しているんだな
ということで、帰宅時には「ぼくが治してあげるよ~」なんてノン気な会話で家族の気持ちを癒していましたから、いいのですが。
相手が、他の方でなくて良かった。
笑ってもらえる相手で良かったなあと思ったのでした。
ま、高いけれど、アーサーの副産物ということで。
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