幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ポアンホワンけのくもたち 07月26日 (木)
夏のファミリーキャンプのテーマ物語となり、
それならばとパーティでもファミキャン参加者のため、
そしてまだ今年は参加しない方のために紹介の意味も含めて取り上げることにした。

恥ずかしながら、私はガチガチの固い頭の持ち主らしく、
なかなか最初の出会いから、すんなり物語の世界を味わうことができない。
本当に恥ずかしながら・・・毎度、毎度、パーティの子ども達とのテーマ活動を通して
(またはテューター研修でのテーマ活動体験を通して)だんだんと楽しくなってきて、
最後にはその物語が大好きになっていくという流れを繰り返している。
テューターの中には、というか大半は、ページをめくった瞬間からその物語の世界に引き込まれ、
浸り、味わい、楽しむことができるらしく、「このお話大好きなんです」とうっとりした表情をなさる。
研修の場などで「私は最初この物語のどこが面白いのかいまいちわからなくて・・・」などと言おうものなら、
「えーーー、どうして???こんなに素敵なお話なのに!!!」
と、場内騒然(総攻撃!?)
ちょっとひんしゅくすらかうこともある。。。
最初から、“あの楽しさ”が理解できるなんて、いいなぁ・・・
私はテューターとして失格なのだと落ち込んでしまうことすらあった。

しかし最近、マイナスから入ることで、2度美味しい、いや3度楽しめる、という
お得な性格なのだという事に気がついて、比較的凹まなくなった。(ずうずうしい?)

誰かの言葉をきっかけに、CDを聞いてみようと思ったり、
そんな”きっかけ”の大切さを知っている事は、私の強みでもある。
最初から楽しめる人には、楽しめない人の気持ちがわからないという事もあるらしいから。

今回「ポアンホワンけのくもたち」を聞き始めた時も、例に漏れず、何度も寝た。
あまりにも静かで心地良い音楽と語りに、3回中3回ともラストまでの記憶がなかった。
よーし、一緒に聞いてみようか~ と促しておいて、息子より先に寝てしまい
息子がCDを消してから寝ることとなった。
息子に、「おにーさーん、って言うよね。よーほーって言うよね。」と言われた時も、
なんの事だか分からず、とりあえず謝った。

しかし、パーティで取り上げてみようと決めて、お尻に火がついてから、
朝から晩までしっかりと集中して聞き込んだ。(いつものパターン)
そして、絵本を開いてみた。(これは音からイメージを膨らますために絵本は後から見ている)
言葉の美しさと、表現の繊細さと、語りや声の素晴らしさから、私は空に居た。
大勢の仲間に囲まれて過ごしていた場所から、風まかせで進む雲の
少し心細いような気持ちを感じて、心震えた。
お兄さんとお姉さんの雲たちは、まだ親からみれば子供だ。
それなのに、両親と離れ、状況的にしっかりせざるを得ない。
心もとなく不安だけれどチビたちを励ます姿に、年長ラボっ子の姿と重なる。
時に「南に行きたいな・・・」とぽつりと漏らす、姉雲のその一言に
何とも言えない寂しさが入り交じる。
チビはチビなりに、たくさん感じている。
お姉さんが益々白くなったように感じ、少しやせたなぁと思う辺りの、
子供の感性と観察力を見事に表現している言葉には、思わず胸が熱くなった。
ラストの場面では、Hugして大泣きするような、劇的な大げささがなく、
本当に日本的な感動に包まれた気がして、じわっと涙が出た。
今年最後の雪になった・・・の言葉と音楽に、なんとも言えない気持ちを味わった。
そんな、聞き込みの成果とも言える「第一段階のお楽しみ」の後・・・・

今度は疑問が湧く。
どこのお話なんだろう?北は北海道辺り?(オホーツク海からの流氷)だけれど、
では南はどの辺まで流されたのだろう?
蒙古風を調べ、黄砂を調べ、鶴の種類を調べ、活火山を調べ、
北海道の北から南の辺りのお話なのか・・北海道の北から九州の南までのお話なのだろうか
なんて考えながら、色々な知識を得て、また楽しむ。
(これは子供たちには教えないけれど)
これが第二段階のお楽しみ。

そして、実際にパーティでキディの子供達と一緒に初のポアンホワンに出会う。
じっくり読み聞かせをするその瞬間。
絵本を開いての、第一声。
「あ、一番星、み~つけた!」
その声に続いて、競うように「オレ、二番星、み~つけた!」
夕焼けに染まった雲達の上に、二つ輝く星を見つける子供たちの感性に、感動。
「うわ~、本当だね!」と私までが無邪気になる。
次のページをめくって、
「うわぁ 夜になったね。あたし数える!」と言って星を数え始める子供達。
そこには満点の夜空が広がる。
途中まで数えて、断念。
「あ~あ、もう数えられない。こんなにたくさん見た事ないよ。」の言葉に
都会の夜空でこれほどの数の星に出会う事の難しさを思い知らされ、ぐっとくる。
その後、読み進める間にもたくさんの感想が聞こえてくる。
「あ、お兄さんがお手て繋いでるね。優しいね。」「本当だ~。」
(桃の花の香りの場面)「あたしも眠くなってきた。」
「あ、口がふうふうっておまじないしてるね!」
「お姉さんが、笑ってる~。綺麗。」

子供達にも、伝わる ということに再び感動。(毎度のこと)
谷川雁さんの言葉の素晴らしさ、作品の世界観、絵の繊細さ、全部子供には難しいかな・・
と侮っていた自分に気付く。
それは子供を侮るだけでなく、作品に携わった方々への侮辱だったことにも気付き、反省。

「あたし、お母さんとお父さんと離れちゃうのやだから、やだ。」とつぶやいたSちゃんに、
「え?大丈夫だよ。お兄さんと会えるから。ちょっと待っててご覧。絶対大丈夫だから。」
と肩を抱きながら慰めるNちゃん。
「こっちのチビが先に気付くんだよ。」というMくん。
私も、あれほど聞き込んで、あれほど調べて、あれほど絵本も眺めたのに・・・
子供達の洞察力・・・理解力・・・感受性には、足元にも及ばないことに、がっかりする
そんな自虐的な第三段階のお楽しみ。
子供達ってすごい! 本気でそう感じることができる。
大人目線で、上から子供達を見ていたら、彼らのどこを褒めてあげようかと
意識して観察し、何かを探さなければならないかもしれないが、
私の方が低能なお陰で、気付きと発見に純粋に喜べる。それが嬉しい。
そして、最後には誰よりも物語を楽しめて、思い出と共に宝物となる。
そんなライブラリーの楽しみ方をする、テューターもいる。・・・ってことで。

最後に、ポアンホワンは、ポワンホワンと間違えて記述している方が多くいる。
(私もそのひとりだったもので、敬意を表して、過去にさかのぼって訂正しました。)
「雲の家族」とか「雲さんの一家」、「くもきょうだいの冒険」なんかではなく、
「ポアンホワンけのくもたち」という、素晴らしいタイトルを名付けるセンスには、
天才だ・・・としみじみ思う。
また、ラボランドの「集雲堂」が、この「ポアンホワンけのくもたち」から名付けられたことを知り、
天才だ・・・と感動した。
私たちは、ひつじ雲だったんだ。
皆があの場所に集まったり、またそこから新しい旅に出たりするんだ。
風まかせ、のようで意志を強く持っていないと自分を見失う。
呑気なようで大変な旅だ。多くの苦しい苦難と発見とがあり、成長する。
長くて、ゆったりした旅は人生そのもの。
時に台風のような大風にぐっと大きく動かされることがあったり、
不安を抱えながらも、桃の花の香りにうとうと眠ってしまうようなことも、あるある。
本当に、天才だ!

そういえば、文字だけの印象で、うる覚えだった私は集霊堂だと思っていて、
なんか気持ち悪い名前だな・・と勘違いしていたアホっぷりをここに記す。

何事も、最初の印象がマイナスで、後からじわじわ・・・が、乙。

(といいつつ、内心は、最初から物語に衝撃的にはまってみたいと望んでいる私。)
Re:ポアンホワンけのくもたち(07月26日)
ポイポイさん (2007年07月27日 11時09分)

面白かったです。
そのおはなしに入り込めないことを告白したら総攻撃のような状
態。。。といったあたり、想像がたやすく出来ました。tutor達ってどこ
も同じなんだろうなあ、プ。。。。と。
「くもきょうだいの冒険」なんてタイトルも全く別のライブラリーでき
そうですよね?!私もこのお話はスキですが睡眠導入剤としても最適で
す!
Re:Re:ポアンホワンけのくもたち(07月26日)
Basshiさん (2007年07月27日 13時20分)

ポイポイさんへ

書き込み、ありがとうございました。
ゆっくりと好きなお話が増えている状態の私にとっては、
ラボのライブラリーは、まだまだ宝の山。
これからじっくり開拓していこうと思っています。
Re:ポアンホワンけのくもたち(07月26日)
ちこらんたんさん (2007年07月29日 14時18分)

わかるわかる。
私も、子どものころから派手な冒険ファンタジーなんかが好きだったか
ら、
正直これを最初聴いたとき「なんて地味なおはなし」って思ったもん。
元ラボっ子のテューターが、「このおはなし大好き~」というのを聞い
て、なんで?って分からなかったから。
でも動いてみたら、なんのなんの。雲本人にとっては、波乱万丈なんだ
よね。
私は、最初から好きになるおはなしもたくさんあるけど、聴きこんだり
動いたりして初めて好きになるものもいっぱい。
ラボっ子もそうだろうし、
そう、すぐに良さがわからないのって「2度おいしい」よね。

ところで・・・「集霊堂」は怖いです・・・
Re:Re:ポアンホワンけのくもたち(07月26日)
Basshiさん (2007年07月30日 23時14分)

ちこらんたんさんへ
>わかるわかる。
→同意していただけて、ほっと一安心。

>でも動いてみたら、なんのなんの。雲本人にとっては、波乱万丈なんだ
よね。
私は、最初から好きになるおはなしもたくさんあるけど、聴きこんだり
動いたりして初めて好きになるものもいっぱい。
ラボっ子もそうだろうし、
そう、すぐに良さがわからないのって「2度おいしい」よね。

→ころんでもただでは起きない、ってちょっと違うか。
最初から楽しめなくても、後からどんどん楽しめて、最後には学ぶ事たくさん
という形は、けっこうお得だと感じてます。
ラボっ子にも色んな子がいて、色んな好みがあって、当然!という事が
私の日記から伝わればいいな~と思って書きました。

>ところで・・・「集霊堂」は怖いです・・・
→わはは~~~ そこに食いついてくれて、ちょっと嬉しい。。。
私の中では、大ヒットだったのです。
お墓か!?という突っ込みもいれつつ、誤解していた自分に、大爆笑です。
Re:Re:Re:ポアンホワンけのくもたち(07月26日)
ちこらんたんさん (2007年08月12日 11時15分)

Basshiさん

今頃「集霊堂」にいる頃でしょうか?
残念ながら、入れ違いですね~。
私は明日から「集霊堂」のところに行きます。(くどい?)
帰ったら、韓国のおみやげも入れて本を送りますね♪

ぽっくりさんへ

こちらもよそ様のページでお返事を。
また日記のUP待ってますよ~。
Re:Re:Re:Re:ポアンホワンけのくもたち(07月26日)
Basshiさん (2007年08月14日 18時52分)

ちこらんたんさんへ

>今頃「集霊堂」にいる頃でしょうか?
残念ながら、入れ違いですね~。
私は明日から「集霊堂」のところに行きます。(くどい?)

→悔しいけど、かなり笑いました。しつこい位が好きです。(爆)
ファミキャンも、数々の出会いがあり、満喫して参りました。
リピーターが多いファミキャンですが、1・2班にわかれているせいか、
夏休みのご都合が悪かったのか、ご家族が少なくて、驚きました。
年に2回もファミキャンに来ているのは、私だけでなく(笑)
そんなに楽しいファミキャンですのに・・・、食わず嫌いはもったいないですよね~
一度行けばわかるラボマジックに、今年もはまったご家族はたくさんいたでしょうね~
私は初のハイロープに、心奪われました。
ちこらんたんさんは、ハイロープやったことありますか~?

>帰ったら、韓国のおみやげも入れて本を送りますね♪
→わぉ~♪ 楽しみにして待っていま~す!

ぼっくりさん、日記のUP、私も待っています。
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