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絵で読む宮沢賢治展 |
10月28日 (日) |
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「絵で読む宮沢賢治展 賢治と絵本原画の世界」へ行って来ました。
横浜国際フェスタ2007へも行きたかったのですが、
賢治展の開催日が2007年9月15日(土)~ 11月4日(日)とのことで、
この機を逃すともう行けないので、意を決して行ってきました。
全てが「タイミング」で、講演会や展示会など、行ける時に行くようにしないと
本当に何も見られず、忙殺されて、後悔することばかりなので・・・。
平塚市美術館まで、バス、電車、バスと乗り継いで
(幼稚園児でしかも男児で、しかも元気でじっとしていない)子連れで美術館へ行くのは、
私にとってはかなり勇気がいります。
夫と一緒で、みてもらえるならば話は別ですが・・・毎度ながら母子で頑張ってみました。
案の定、こちらの気持ちなど知るよしもなく、着いてすぐに「もう帰ろうよ~」攻撃。
しかし、その言葉をひそひそ声で言ってくれた息子に、少しだけ成長を感じましたし、
ちょっと技を使って脅すと、「はい。わかりました!」と、その後は大変大人しく
一緒に見てくれました。
入ってすぐの経歴や写真や手紙の展示には興味を示さなかったのですが、
挿絵のコーナーに来ると、急に見入っていました。
暗幕で光を遮断して見る作品には興奮した様子で、
「こっちにすごいのがあったよ!」と手を引いて連れて行くほどでした。
3歳位の時に、どうしても私が見たくて、敷居の高い美術館へ連れて行ってしまい、
大変苦労し汗した事が、遥か昔の思い出となりました。(良かった・・・)
私にとっては、「絵で読む」というキーワードにもとても感心があり、
多くの画家が描く宮沢賢治の世界の違いを見るのも楽しみでしたし、
自分のイメージに近い画や好みの作風には、足を止めてゆっくり見る事ができ、大満足でした。
展覧会の開催を教えて下さったMテューターが、本日パーティの子ども達を引率して
来られることを知っていたので、現地でお目にかかれるかなと思っていたら、
中庭で会う事ができ、子ども同士で外を駆け回れたことも母子共に大変有り難かったですし、
到着と同時に偶然会ったYテューターのご家族にも随分子どもを見ていただいて、本当に助かりました。
イライラせず、子どもも変なストレスを感じずに、私は私なりに子どもは子どもなりの感性で
宮沢賢治の展覧会を楽しむことが出来ました。
(皆さん、ありがとうございました。)
体は疲れたけれど、ちょっとマニアックなお土産物を購入して、気分良く帰宅しました。
ここまで書いて・・
なんだか余韻に浸っていたいので、詳しく書くのが嫌になってきましたが。(身勝手!?)
せっかくなので、お知らせ(自慢?)したいのは、プラネタリウムの体験です。
8月の夏休み中、下見も兼ねて、Fテューターご家族を誘って府中の方へ行った際、
「銀河鉄道の夜」のプラネタリウムが一つの目的だったにも関わらず、
私が「郷土の森」と「府中の森」を間違えて、府中の森美術館の方へ行ってしまったことで、
せっかくのプラネタリウムを見逃したのです。
夏休み中だったので、また来ればいいやとさほど気にせず帰宅しましたが、
結局「また」はなく・・・夏が過ぎ、そして秋の研修のテーマが宮沢賢治作品に決定した時、
あ~~~と後悔したのでした。
紅葉が降りかかる秋の空、なんのご縁か、今日この平塚市博物館プラネタリウムで
美術館の半券で(ようするに無料で!)見る事が出来て、なんだか感動しました。
あ~私は見るべくして見たのだなぁと嬉しくなりました。
私にとっては幻想的で素晴らしい作品でした。
家に帰って、思わず「銀河鉄道の夜」を手に取ったり、「星めぐりの歌」をじっくり聞いてみる・・
そんな機会を与えてくれる力を持った作品でした。
銀河鉄道に自分が乗ってしまう・・(そんな錯覚を見せてくれた)場面では、胸がいっぱいになり感動的で素晴らしかったです。
息子が「うわ~」と隣の席で感動の声を発さなければ、涙が出ていたかもしれません。
小さな劇場だったで、プラネタリウムの機械が画面に写り込んでしまい、
ゆっくりその世界に浸る事はできなかったけれど、作品の素晴らしさは充分感じて帰って来れました。
映画にしても、絵画にしても、芸術に関する感動は人それぞれ。
見終わってから感想を言い合うのは危険ですよね。意見や感性の違いにがっかりする事もしばしば。
しかしMテューターが、「私、もう一回観たいです。」「DVDも欲しいくらい」とおっしゃった事で
なんだかとっても嬉しくなってしまいました。
「すごく良かったね~」と言って、「えーー?そう?」と否定されるのが嫌で、
感想を言わず、聞かずダッシュで家へ帰っていた学生時代の自分をふと思い出しました。
感動の心を傷つけられたくなくて、美術館や展覧会や映画(ハリウッドのアクション物以外)は
独りで見に行っていたなぁと懐かしく思い出したりしました。
最後に、今日のプラネラリウムのピアノ演奏での「星めぐりの歌」もとても良かったけれど、
ラボの星めぐりの歌は素朴で心うたれますね。。。
数年前、ハロウィーンパーティ用に部屋の天井に貼った星が、良い雰囲気を醸し出し、
電気を消してぼぅっと浮かぶ星たちを眺めながら、流す「星めぐりの歌」は最高
ということに気付きました。
調べてみたら、府中博物館のプラネタリウムでも、好評につき投影期間延長中!とのことでしたので、
府中へも再度トライして行ってみようと思います。
今度こそ、「府中の森」ではなく「郷土の森」へ!
最後まで読んで下さった方へ、ちょっとだけプレゼント。
http://www.gingatetudounoyoru.com/allsky/index.html
↑これでプラネタリウムの映像が少しだけ見られます。
ぜひプラネタリウムで見て欲しいですが・・・。
http://www.gingatetudounoyoru.com/
↑制作に携わったKagayaギャラリーのKAGAYAさんより
プロフィールに「老後は月面で暮らす予定」とありました。
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