幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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新刊が楽しみ♪ 10月29日 (月)
My Partyの方々へ向けて、書きます!
「絶対に、新刊は買うべき!」
「ラボライブラリーは最高!」
もう、これに尽きます。
今日のライブラリーについてのお話を伺って、
ラボのライブラリーにかける意気込みってすごいんだなと、本当に純粋に感動しました。
(知らないってことは罪ですね・・・。)

センダック(さん、と敬称をつけたくなりますね。)の作品で
既にライブラリーになっている「かいじゅうたちのいるところ」も、
はたしてどうやって、センダックを口説き落としたものか・・・。不思議です。
「三匹のやぎのがらがらどん」のライブラリーをきいたセンダックが、
ラボの真摯な取り組みと質の高さに、許可を下さったとのお話を今日伺いましたが、
世界的に、音声化を許されているのはラボだけとは・・・!
ラボはお金を積んでお願いするような会社ではないし、
センダックという方も、お金で動く方とは思えない。
だとすると熱意と誠意か・・・
願えば叶う・・・という、こと、だろうか。やはり。
本当に、ラボのライブラリーって、素敵。

私がセンダック作品の中でも有名な「かいじゅうたちのいるところ」を某有名書店で初めて目にした時、
そのあまりの表紙のインパクトに、恐れをなして!?開いても見なかった私でしたが、
子どもを生んで、ラボ・パーティというものに出会って、
原書では、「かいじゅうたち」は「monsters」ではなく「wild things」だと知り、少し身近に感じました。
私だって幼少のころは、相当の「wild thing」だった!

人に読んでもらう機会があって、子どもと同じようにワクワクウキウキしながら「絵」を読んで、
そして初めて画面(絵)が大きくなって行くことに気付き、全面になった時には心が解放され、
こんな手法を使って、考えに考えて、そして子どもの気持ちに近づくべく努力している
(または天才的に普通にできるのかもしれないが・・)作家がいることに、
とても感動したのを覚えています。
原書では、最後の一行に見開き1ページを使っていることにも、本当に感動し、
(これは教えてもらうまで日本語版との違いに気付かなかったのですが・・)
その余韻に、子どもと一緒に浸る事ができる喜びに、踊り出したいくらいでした。

今度新刊に登場する「ピエールとライオン」は、4冊セットの小さな手のひらサイズの絵本からの一冊ですが、
うちの子どもは大好きで、おでかけの際には4冊ごと(ケースごと)リュックに入れて持ち歩いていたものです。
私は単に男の子が「ぼく、しらない。」と繰り返すのが面白く感じましたし、その表情にも苦笑してしまいます。
最後には、<ためになることば「はい、わかりました。」>とあって、
思わず、私は「本当よね、はい、わかりましたって言えばいいだけなのに。」と、
褒めてもらいたがりの女の子のように、物知り顔で(笑)
主人公の男の子に向かって、心の中でつぶやいたものです。

しかし今日の拡大ライブラリー研究の時間、渡辺テューターのお話の中に、
「この男の子は、既に気付いているんですね。
起きた瞬間から、お母さんの様子に、出かけるんだなということに気付いているんですよね。」
という言葉があり、思わず吹き出してしまった私でした。
まさに、我が息子の今日の様子ではないか、と。
うちの子は、「ぼく、しらない。」とは言わないけれど、今日はラボセンターに行く日だよとか
地区の研修に行く日だから、絶対休めないし遅刻できないよ、という日に限って
急に発熱したり、朝からやけどしてみたり・・・。
ほとほと「あなたってひとは・・」と呆れるくらい絶妙なタイミングで困らせてくれるのですよね。
これが、「ぼく、しらない。」だったのか!と。
ああ、私は(絵本の中の)子どもの気持ちに気付いてやれない母だったのだな・・と
自嘲した笑いでした。
母が自分を見ていないこと、母が他の事に気が取られているのだなと気付くような、
あの子どもの直感力、洞察力・・・いや、野生の勘とでも言うべき?
あれはすごいものがありますね。
あの勘みたいなものを絵本で表現していたんだなぁと、私のようなぼけっとした大人は
ますますセンダックという人の素晴らしさに感心したのでした。

先日、武田鉄矢さんがTVで宮沢賢治の短編小説「風の又三郎」についての授業をおこなっていましたよね。
「又三郎」とは「死を予感させるもの」なのではないかと考察していました。
少年が危険な遊びをやりたがるのは、「又三郎と遊んでいたのだ」と表現。
少年が大人になっていく過程で、必ず知る事になる「危険な遊びと死の境界線」のようなものだと
話していらしたことにも繋がるのですが、
あのキツネにつままれたような不思議な感覚、
ふと正気にかえって(理性的になって、大人になって)みると、自分はなんて危ない事をしていたんだろうか
とぞっとするような瞬間を、「又三郎」という形で体現してお話にした・・・なんて、
本当に誠心誠意子ども達の感性に向き合っている真摯な姿勢に心打たれますよね。

作家はそうあるべき、なんて偉そうな事は言いませんが、
少なくとも、絵本を選ぶ時、どんな絵本を選びますか?と聞かれたら、
作り手のそういう真摯な姿が垣間見える本を選びたいなと思ってしまいます。

えー、そんなの難しいわー、と思われるラボママには、とりあえずライブラリーをお勧めします。
どれも買って損はないです。

要は、それが言いたかったのです。
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