幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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「モリン・ホール」・・・ヒントは草原のチェロ 05月20日 (火)
「モリン・ホール」と言われて、すぐに現物が分かる方は、モンゴル語が分かる方ですね!(笑)

先日の本郷台のあーすプラザで開催された「あーすフェスタ」では、
地区のテューターの皆さんがそれぞれお手伝いに駆けつけ、
読み聞かせのコーナー、工作のコーナーなどで活躍されていました。
私も本当に少~しだけお手伝いして来ました。

プレイルームのパーティ前に、先日の「あーすフェスタ」に関して、
私の感想をお伝えしていた時のことです。
会場である「あーすプラザ」の入り口通路に、ゲル(モンゴルの移動可能型住居)が設置されていたこと。
「スーホの白いうま」の読み聞かせコーナーがあったこと。
それとリンクして、廃材を利用しての馬頭琴作りの工作コーナーがあったことなどをお伝えしました。
息子が作って来た馬頭琴(そう、これこそが、モリン・ホールの日本語訳です!)や、
別の工作コーナーで作った、「おどりトラ」のトラばしごなどをお見せしていたら、
Mちゃんのママが、
「うちに馬頭琴あります。昔スーホの白い馬を読んで感動してモンゴル行きました。」
とのこと。
ラボで取り上げる時には、馬頭琴見せて下さるそうです。
私もあーすフェスタ以来、久々にまた馬頭琴に凝っていて、息子と家で工作したり、
馬頭琴を買おうとして、ネットで検索していたりしていたもので・・・
その言葉を聞いて、すっかり興奮してしまいました!
なかなか馬頭琴持っている方って、身近にいなくって・・。

ネットで見た限りでは、輸入品の馬頭琴って4~5万するんです。
お土産サイズの小さいものがないものかとオークションも見ましたが、見あたらなかったです。
Mちゃんママは現地で買われたそうで、安かったとおっしゃっていましたが、それでも1万円!
なかなか良いお値段です。。。
というか、馬頭琴という楽器ができた由来については、色々な説があるようで、
物語もいくつもありますが、日本では教科書に載っているせいか「スーホの白い馬」が一番有名ですね。
モンゴルでは『フフー・ナムジル』の伝説がよく知られているそうで、
怖い王様も美しい女性もでてこないけれど、いかにも遊牧の生活から生まれた雰囲気を伝えているお話だそうです。

馬頭琴は、棹(さお)の先に馬の頭が彫刻してあることから、中国語では馬頭琴(琴は楽器の意)、
モンゴル語ではモリン・ホール(馬の楽器)と呼ばれているそうです。
弓で弦をこすって音を出す擦弦楽器で、元々は馬の尻尾の毛や皮を使って作られており、
その起源は古く、バイオリンやチェロなどの原点かもしれないと言う説もあるようです。
Mちゃんのママがお持ちの馬頭琴は、弓の部分の馬の尻尾がピンピン出て来てしまって、
音が出せない~なんておっしゃっていたので、本当に馬の尻尾で作られているタイプのものなんですね。
私が以前、「馬の博物館」の展示で見た馬頭琴の弓も、ピンピンほぐれていましたよ~。

そういえば、「あーすフェスタ」での馬頭琴製作中に、たまたま通りかかったのが、
野外のゲルの前で演奏する予定の馬頭琴演奏家の方!
思わず、Hテューターが大声で呼び止め、「ちょっと音だしてもらっても良いですか~?」
ナイスな声がけでした!
結局時間の無い中、少しだけならと工作部屋の中に入って来て、しっかり演奏して下さいました。
たまたまそこに居合わせた皆さんは、ラッキーでしたね♪
うちの息子は、演奏を食い入るように見つめて、
楽器を弾く弓があることや指の爪を使って演奏していることを発見したらしく、
「僕のは手でひくから、ギターみたいだね。
馬頭琴の顔(馬頭の部分)もなくなったし、馬頭琴じゃなくなっちゃったよ。」と感想を述べていました。

私はといえば、世界の料理(屋台)を物色中に、ゲルの前で配っていた、
「モンゴルのお茶で~す♪」とやらを、偶然いただき、飲ませてもらいました。
ミルクティですとおっしゃっていて、色もそのままなんですが、
ミルクのほのかな甘さを期待して飲んだ私には、衝撃的な塩味。
良い体験させてもらいました。
このミルクは、何? 馬?牛?と疑問がわいたので、帰宅後調べたら、
「スーテーチェー」は「チャイ」とも呼ばれるミルクティーだそうで、
(入れる乳は、乳ならなんでも良いみたいです。)
磚茶(だんちゃ)と呼ばれるレンガ状に固めたお茶を砕いたものを煮立て、
塩とミルクを入れて作るそうです。
シャルトスというバターのようなものを浮かべて飲んだり
好みによっては、煎り粟(あわ)、乾燥チーズ、砂糖などを入れて飲むこともあるそうです。

以前、合同交流会で、スーホを取り上げた際に、作った馬頭琴や、
モンゴルに関するクイズなどを振り返り、Mちゃんママのお話を聞いたら、
ますますモンゴルに行きたくなりました。
元々好奇心旺盛な私には、「馬頭琴教室」なるものも目に飛び込み(笑)
う~ん、新宿かぁ。ラボセンターの近くなら行けなくもないということか・・・と
考えたりしました。
(ウクレレはいそうですけど、馬頭琴弾けるテューターって・・すごくないですか? 笑)

そんなわけで、最後にモンゴルに関するクイズをひとつ。
<主にモンゴル高原に住む遊牧民が使用している、伝統的な移動式住居をなんと言うでしょう?>
1ゴル 2ゲル 3ガル 4ギル
→応えはもちろん、・・・・。(上の文章から探して下さい。笑)

息子は、大きな声で、「1、ゴル」と答えていました。
そりゃモンゴルのゴルと混同しているだろー、と思いましたが。
日本では、中国語の呼び名に由来するパオ(包)という名前で呼ばれることも多いので、
4択にはないけれど、パオも正解ですね!
Re:「モリン・ホール」・・・ヒントは草原のチェロ(05月20日)
がのさん (2008年05月28日 22時15分)

馬頭琴をめぐるいろいろなお話、たのしく、なつかしく読ませてもらい
ました。「スーホ…」を制作するに際して、馬頭琴のナマの音をそのま
まスタジオで採ることがなかなかむずかしく、間宮先生と他の弦楽器で
どうあの音をつくるかで、アタマを抱えあった思い出なども。
北アルプスをあおぐ安曇野の、いわさき・ちひろ美術館で見た赤羽末吉
さんの原画の迫力ある訴求力に、からだのシンが震えるような感動をお
ぼえた記憶も。モンゴル大地の空気をそのまま表現したその色彩に、か
らだの表面が焦げるような、ひりひりと乾燥した風を感じたものでし
た。
Re:Re:「モリン・ホール」・・・ヒントは草原のチェロ(05月20日)
Basshiさん (2008年05月30日 02時12分)

がのさんへ

→書き込みありがとうございます。恐縮です。

私がラボっこになりたかった!ぜひ子どもはラボで育てたい!という一心で、
脇目もふらずに直感で飛び込んだラボでしたので、
ライブラリーの制作に携わる熱い(厚い)想いをゆっくり受け取ったのは、
開設して数年経ってからでした。
日が経つにつれ、日本語・英語の美しさ、語りや音楽の素晴らしさを作品ごとに
じわじわと感じているところです。
(まだまだ・・・ですが。
これから子ども達と共に開く、新しいライブラリーとの出会いの扉が楽しみです♪)

>「スーホ…」を制作するに際して、馬頭琴のナマの音をそのま
まスタジオで採ることがなかなかむずかしく、間宮先生と他の弦楽器で
どうあの音をつくるかで、アタマを抱えあった思い出なども。

→そうだったのですか。
想像を絶するご苦労と試行錯誤の後の計り知れない喜びがあるのでしょうね。
なぜスタジオでとる事ができなかったのでしょう?(単純に疑問がわきました・・・)

>北アルプスをあおぐ安曇野の、いわさき・ちひろ美術館で見た赤羽末吉
さんの原画の迫力ある訴求力に、からだのシンが震えるような感動をお
ぼえた記憶も。モンゴル大地の空気をそのまま表現したその色彩に、か
らだの表面が焦げるような、ひりひりと乾燥した風を感じたものでし
た。

→原画展へはよく足を運び、その度に、毎度のことながらその迫力に舌をまいて帰宅するの
ですが、
赤羽末吉さんの原画はまだ拝見したことがございません。ぜひ見に行ってみたいです!
モンゴルにも行って実際に風と大地を感じることができたらなぁと思っているところです。
またHPの方、訪問させていただきます。
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