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岩手の曲がり家見学 |
07月22日 (水) |
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キディさん達が一ヶ月取り組んできた「ふるやのもり」
日本語が難しくて(梁、土間、古屋、漏り・・・)、読み聞かせ中も我慢できず
全員が質問のオンパレードだったこのお話。
「おはなし日記」の絵を見ると、上手にオオカミと泥棒の様子を描いていますが、
テーマ活動の時間になると、途端にオカシイ位置関係。(笑)
(うちの)出窓に(のぼって)いる泥棒がどうやって遠くの和室まで落っこちるの?と聞くと、
ぴゅーーーっと走り出して、どすん とやったり。
(よほど驚いて泥棒は飛んでいったという訳ですね、と言うとみんな大爆笑。)
でも全員でお家の中を一枚の模造紙に描いたり、出口はどっちと話し合って決めたりしているうちに
結局自分たちで気づいて、オオカミの上の辺りに潜む泥棒でした。
「テューター、梁ってどのくらいの高さなの?」
「どすんって大人が落ちて来たら、普通(オオカミ)死ぬよね。」
(絵を見せて)「ほら、だからこんなに ぐえ~ってなってるんだよ。」と話し合い。
Nちゃんが33回紐をたぐって作ってきた「しっぽ」を使って綱引きしたり、
最後は時間の無い中、全員揃って猿のしっぽの表現を考えてみたら、皆活き活き。
本当に猿役が顔面を打ってしまう位プツリと切れた時の衝撃も大きくて、大笑いでした。
キディさんらしく楽しく、そしてのびのびと想像力を発揮していました。
ただ台詞が出てるのが小学生だけ、というのが少し気になりながらも、
来年?はたまた再来年?このお話に再度このメンバーで取り組んだ時の変化が楽しみになりました。
夏休みという事もあり、朝からラボができるならと近くの古民家へ遊びに行く事にしましたが、
探せば結構あるものです。
重要文化財のようなものから、野外博物館、それに地域のボランティアの方々が保存しているような場所まで。
色々検討していましたが、灯台下暗し!
一番近い博物館に遠野の曲がり家(曲屋と表記されていました)が移築されている事がわかり、
どうせなら母屋と馬屋が一体となった住居の方が、まさに「ふるやのもり」そのものですし、
雨が降っても、中止にしなくて済むので、パーティ時間を使って行ってみることにしました。
7月22日、本日は「部分日食」が見られる日。(←博物館の前で見ましたよ~♡)
そんな訳で、当初の予定よりも時間を繰り下げて、午後からの見学スタートとなりました。
休憩室に集合して少し腹ごしらえをしてから、館内を案内して下さる担当の男性にご挨拶。
とっても良い方で、子ども達の質問に丁寧に答えながら、終始笑顔を絶やさず着いて歩いて下さいました。
「メインイベントから行きますか?」と声をかけて下さり、早速「曲がり家」へ。
道すがらMちゃんが「テューター、これからどこ行くの~?怖い。」と言い、
館内の照明が暗かったせいか「ここは、お化け屋敷ですか?」と質問。
「違いますよ。大丈夫。ここは博物館だよ。」と担当の男性。

つい立ての壁を曲がると目の前に浮かび上がるように、ひっそりと馬が。
センサーがあるのか、近づくとヒヒーンといななきが聞こえて、一瞬びっくり。

馬屋の入り口付近で、担当の方を質問攻めにするラボっ子たち。珍問続出。
M君「あれは、墓場(・・・たぶん棺桶のこと)ですか?」
担当の方「ハハハ 違うよ~。あれは餌を入れる箱だよ。」
テューター「ねぇねぇ、子馬役をやってたNちゃんとMちゃん!このバケツみたいなのは何だと思う?」
首をかしげていたので、自分で聞いてみるように促すと、Mちゃんが質問。
担当の方「これはお馬さんがお水を飲むための、お水を入れとく物だよ。」
テューター「二人は、馬役やってる時、水筒みたいにコップについで飲んでたよねぇ
どうやって飲むか分かったぁ?」
Mちゃん「馬は手がないから、飲めないじゃない。」(うーん、斬新な発想)
Nちゃん「分かった。顔で飲むから、こんな(桶が)でっかいんだ。」

母屋側の縁側に腰掛けて「ふるやのもり」の読み聞かせ☆
(特別に許可をいただきました!何しろ博物館ですから。。)
読み終わってから、再び馬屋に戻って、泥棒はどこだ?オオカミはどこだ?と話し合い。
「あの藁のとこじゃない? 盛り上がってるもん。」
「あっちだよ。馬の足の所に、何かいるよ!」
「足のとこにいたら、オオカミ蹴られちゃうよ。」
「あそこの梁の所に泥棒がいたら、馬気づくよねぇ。近いよね。」
「梁じゃなくて、屋根裏じゃない?」
破れた障子の穴を指さして、私が「あそこじゃない?誰か見てない?」と言うと
「本当だ!今なんかいた!」ですって。(笑)
お話の世界を後に、なんとも神妙な面持ちで曲がり家を後にしました。
次に・・・、ここは「馬の博物館」なので、馬がたくさん展示されています。

馬具をつけてみよう!のコーナー♪
馬具をつけるよりも、ブラッシング等のお世話がたいそう気に入った様子のラボっ子たち。

馬の背中に乗ってみようのコーナー♪
和製の鞍に乗る機会はないですよと言われ、お母さん達も慌てて乗りました。
馬に乗る時、日本は馬の右から。西洋は左からとのこと。
馬の左からの方が乗り易いのにどうしてですか?とお母様が質問すると、
侍は刀をさしていたからとの事、勉強になりました。
ちなみに、NHKはきちんと右側から乗馬しているけれど、ある民放では間違っているとか。
ほほー、これから気をつけて見てみよう!

仲良き事は美しきかな。
しかし・・・真ん中の女性が潰れてますよ。

見学を終えて、外へ。
元競馬場だけあって、非常に広い公園なのです。
「前、くまがりに来たねぇ」
「はらぺこあおむしもやったよ。」
「そうだったね。」
「へそもちの、凧揚げもここでやったの覚えてる?」
「あれって、ここだったの?」
などなど、思い出深い森林公園でした。
ご参加下さった皆様ありがとうございました☆
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