幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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かいじゅうたちのいるところ 映画 01月18日 (月)
母の入院が長引いているものの、一旦次の手術までは特に何もなく
点滴も終わって、元気に院内を歩き回っているため、
予想に反して、病院通いから解放されている私です。
お陰でバタバタせずに、今日も学校のお手伝いに伺う事ができ、
その後子供の帰宅を待って、一緒に映画館へ♪
ずっと楽しみにしていた「かいじゅうたちのいるところ」を見に行く事ができました!

映画の口コミを見ると、辛口な感じがほとんどですが、
その大部分が「ファンタジーものだと思って期待していたのに・・・」とか
原作を知らないため、「意味が全然わからない」とか、
CG全盛の今「あのぬいぐるみはなんだ」と言った意見でした。(笑)

これって、そもそも原作を読んでなんぼだと私は思いますし、
基本的に20世紀最高の絵本とまで言われている“怪物的絵本”ですから、
(全世界での売上げ部数が2000万部を超えているらしいですね)
50年近く経って尚、いまだにベストセラーとして、子供だけでなく大人にも愛されている
作品として、映画化する時点でかなりの勇気が必要だと思うのです。
ですので、個人的には辛口の口コミは一切気にせずに見に行きました。

絵本は想像力で行間を読むもので、Maxが(姿の描かれていない)母親にEat you up!と
叫ぶまでには何があったんだろう・・・と考えますよね。
子供の頃読んだ時は、難なく「そりゃそうだ!」と共感していた、この反発心に対して、
母となってから読むと、また別の気持ちが沸いて来て、面白い場面です。
ラボでは当たり前の事ですが、子供達とこの部分を考えて、おもいっきりお母さんを怒らせる事を
してみよう!とか、どんな時お母さんに「おまえを食べてやる!」と言いたくなる?
なんて意見を出し合って楽しんだりします。
(でも、きっとラボやってない人は、こういう経験がないんだろうな~)
各々勝手に「きっとMaxは大騒ぎして、うるさいって怒られてる元気な男の子なんだろうな~」とか
「着ぐるみを着て、オオカミに成りきって、大騒ぎしてたんだろうな~」と想像したり、
お母さんの顔を想像したり、
兄弟はいるのかなぁ?いたら兄弟と遊んでるかな、一人っ子かな?と家族構成まで考えたりして
楽しんでいるから、映像化された時に自分の想像と違うとガッカリする事が多かったりするのだと思います。

私の映画の感想は、「切ない」「映像が美しい」です。
子供のために吹き替え版で見てしまったので、声に関しては、やはり想像とはかなり違って
ましたが、
かいじゅうたちの人間くささ(!?) つまり・・・
人間関係の繊細な部分(子供のようであり、大人の世界のようでもある)や
人間関係が思うようにならないもどかしさが思った以上に描かれていて、
このスパイク・ジョーンズ監督のこの作品に対する想いを強く感じました。
なんだかしんみり心に染み入ってくる感じで、
私が絵本から受ける印象ともまた違って、とても面白かったです。

一年をかけて選んだ主役のMax役の男の子は、なんと名前が本当にMaxと言うらしく、
それは運命だね、となんだか声をかけたい気持ちになりました。
最初に予告画像で見た時には、絵本から受けるMaxのやんちゃで、ちょっと一癖ありそうな
感じと違って、随分上品な感じの子だな・・・と思ったのですが、
怒りや悲しみや淋しさや切なさを内に秘めた感じの、とっても繊細な名演だったと思います。
お母さんに対する「構って欲しい」という想い、「なんだよ!」という反発、
怒りをぶつけた後の後悔。そんなナイーブな心の動きがとっても良かったです。
かいじゅうたちに囲まれた時には、彼のちょっとした目の表情で、ドキドキが伝わってきて
私もドキドキしてきました。

映画を見ている最中には、(ネタバレになるのであまり書けないけれど)
あれ?絵本と違う・・・と少しガッカリした、
ベットの木の部分が伸びてきてどんどん森になってくる、あの部屋の場面ですが、
後から考えると、もしあの絵本のまま描いていたら、本当に陳腐なファンタジー映像になってしまうので、
きっと監督はリアルに描きたかったのだろうと思い直しました。
あり得るような感じでありながら、どこからが現実で、どこからが想像の世界かがはっきりしてないから
すんなりストーリーに入り込めた気がします。
ナルニアのように、どこか不思議な世界につながっているドアを開いて別の世界へ入るのではなく、
例えば、泣きながらがむしゃらに走って走って、走り続けていたら、知らない所へ来てしまった・・・
というような妙なリアル感があるから、面白かったのかもしれません。
息子は、このリアル感が怖かったらしく、「僕はどんなにむかついても家出はしない」
「もし、万が一家出するような事があったとしても、
絶対に船に一人で乗ってひとりぼっちで海に出るのは嫌だ!」と何度も言ってました。(笑)
かいじゅうならしの魔法も、面白かったですよ~。そうくるか、とほくそ笑みました。
また「そんな事したら怒られるよ・・」とドキドキしながらも
無邪気にかいじゅうに飛びつくMaxにうちのラボっ子の姿を見るようでした。
私の上に一人飛びつくと、次々に容赦なく乗っかってくる子供達。
熱くても苦しくても、ぎゅうぎゅうに固まっているのが、体いっぱいのコミュニケーションで
大きくなってくると恥ずかしくてなかなかできない事ですよね。
でもやってみたら大人だって実は楽しい、おしくらまんじゅう状態。(笑)
かいじゅうたちに埋もれて、一緒に眠りたいなぁ♡ でも熱くて臭そうだな(笑)
と思いながらニヤニヤしていました。

お母さんとMaxのやりとりの場面では、このお母さんまさに私だ・・・と気味が悪い位でした。
皆さんもそう思うのでしょうか。
お母さんの気持ちにリンクしてしまって、途中完全にスイッチが入って、涙さえ流れてきました。
ここは泣く所ではないよな~と思いながらも、涙がツーと流れるのを感じて、
勝手に日々の母業を反省したりもしました。(完全に個人的な、行間の読み方ですね)

隣の席で見ていた息子の反応も面白く、完全に映画の中に入り込んでいて、
「あいつ、むかつくよね。なんであんな嫌みばっかり言うんだろう。」と怒ったり、
大きな生き物が出て来た時には、「なにあれ?」と言い、
ちょうど映画の中でのMaxの台詞も「なにあれ?」で、タイミングもばっちりかぶって
笑っていました。
まさにMax世代の彼が、こんなに入り込める映画を大人が作れるって事が、
実はすごい事なんではないかなと思います。
ハラハラドキドキのファンタジー映画はたくさんあるけれど、子供が現実と想像と映画の
線引きができなくなる位、入り込んで普通に楽しんで、そして最後には映画と共に
「おかえり」と帰ってきて、「ただいま」という気分で背伸びをして帰る映画は初めて見ました。
今度は吹き替えではなく、英語のまま見たいです。
(でも3、4歳の子供じゃ、まだわからないかも・・・。)

アバターはぜひIMAXで見ましょう!と熱く語っていた私ですが、数年経った時、
この作品とアバターとどちらを、また見たいと思うのでしょう。
自分でもよくわかりませんが・・・かいじゅうたちも、もちろんアバターも良かったです。
アバターは原住民の世界観がよく描かれていて、「バッファローの娘」に取り組んでいたせいか、
インディアンについての本をたくさん読んでいたせいか、
その精神世界に入り込んでしまって、私自身がアバターになりたいくらいでした。
「マザーツリー」というCWニコルさんの作品を思い出したりもしました。
映画は大好きで、大好きで、ちょいちょい見に行きますが、楽しみな映画がたくさんあるので
最近は特にウキウキです。

「いやぁ、映画って本当にいいものですね」by水野晴郎さん
Re:かいじゅうたちのいるところ 映画(01月18日) ・
りっぴぃさん (2010年02月09日 07時38分)

書き込みありがとうございました(^^)

Bassiさんは早く見てらっしゃったんですね♪…古い日記のコメントで
すみません(^^;)
でも、まさに「そうそう、そうなのよ!!」と声に出したい気持ちで
日記を読ませていただきました。

おはなしの中に入り込むからこそ、Maxと一緒に真剣に怖くなっちゃう
んですよね♪息子くんの感想、とってもステキ♪

英語で見たという先輩Tは「絵本の台詞そのまま使ってたよ」と
教えてくれました。
その部分は、ラボっ子ならきっと抵抗なく受け止めちゃいそうですね
(^^)

ただ、かいじゅうたちのやり取りは映画独特のものなので
英語だけだと入って行けないかな?!
…やっぱり、DVDでたら、いろいろ話しながらこども達と
観たいなぁ…なんて思います(*^^*)
Re:Re:かいじゅうたちのいるところ 映画(01月18日)
Basshiさん (2010年02月09日 16時08分)

りっぴぃさんへ
→お返事ありがとうございました。

>でも、まさに「そうそう、そうなのよ!!」と声に出したい気持ちで
日記を読ませていただきました。
おはなしの中に入り込むからこそ、Maxと一緒に真剣に怖くなっちゃう
んですよね♪息子くんの感想、とってもステキ♪
→私は、映画化されることで自分の想像とは全く違う解釈だとわかっているけれど
子供に与える影響はどんなものだろうかと考えましたが、意外にも別物として
認識しているようで安心しました。

>英語で見たという先輩Tは「絵本の台詞そのまま使ってたよ」と
教えてくれました。
その部分は、ラボっ子ならきっと抵抗なく受け止めちゃいそうですね(^^)
→そうですね。パーティでかいじゅうたちに取り組んでいるラボっ子なら
すぐに同じ台詞だと気づくでしょうね~♪

>…やっぱり、DVDでたら、いろいろ話しながらこども達と
観たいなぁ…なんて思います(*^^*)
→そうですね。
私がMichaelのDVDから距離を置く事ができたら(笑)
ぜひ私もまたこのDVDを観たいと思います。
Re:かいじゅうたちのいるところ 映画(01月18日)
サンサンさん (2010年03月04日 08時12分)

りっぴぃさんのところから飛んできました。

Basshiさんも観たのですねぇ。

それに詳細な感想やストーリー、
そうだった、、、と思い出しながら読みました。

あの映画にす~っと入って行ける子どもたち、、、

いいですよねぇ。

息子さんの反応もおもしろい。

私もDVDが出たら買って、孫たちと一緒に
英語版を見たいと思っています。
Re:Re:かいじゅうたちのいるところ 映画(01月18日)
Basshiさん (2010年03月04日 09時55分)

サンサンさんへ
>りっぴぃさんのところから飛んできました。
→ありがとうございます。秋研ではお世話になりました!
素敵なインディアンの絵本のご紹介もとても印象に残っています。

>あの映画にす~っと入って行ける子どもたち、、、
いいですよねぇ。
→大人は色々考えて、それはそれで面白いですが、
子どもはダイレクトに感じたままというのが、良いですよね。

>息子さんの反応もおもしろい。
→映画館へ連れて行くと、うるさいんです。。。
思った事がすぐ口に出てしまうタイプらしく。ずっと口をふさいでないといけなくって。。

>私もDVDが出たら買って、孫たちと一緒に
英語版を見たいと思っています。
→私も英語版を見たいです。
日本では意外にも(意外でもないかな?)映画がすぐに終了してしまって
残念でした。
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