幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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2010/09/15のKIddy class記録 09月17日 (金)
<Kiddy>
今日は予定通り「くまがり」でした。
プレイルームのSeちゃんが一緒に参加してくれたのですが、
「くまがり」に出て来る赤ちゃんみた~いと皆で言うと、
Seちゃん本人も「ぼく、コレ」と赤ちゃん役を志願。可愛かったね。
背景は誰がやる?みんなで?と聞くと、
M君が「自分一人でやるから、皆はくまがり行って良いよ」とお兄ちゃん発言。
Tは「好きなのやっていいんだよ」と一声掛けましたが、大丈夫と言うのでお願いしました。
いつもは入っちゃだめ!という部屋まで開放して、
「僕の部屋をくまがりのおうちにしたら?」と大サービス。

でかけた後には、SちゃんがTも一緒にクマやってというので、Tも一緒にクマ役を。
すると、クマから逃げているうちに、草原を抜けた頃から、背景役のM君も、
クマ役だったSちゃんも、一緒に部屋に逃げ込んで、結局Tひとりがクマになりました。

部屋のドアを閉め直し、部屋に閉じこもってひっそりしているので、
クマ役の私が耳を澄ませていると、なにやら相談の声が・・・。
M君「僕が見て来るから、みんなはここにいて。危ないからね。」
抜き足差し足で出て来たM君と目が合う私。(ドアの横に座って潜んでいたからね)
何も言わずにまた部屋に戻ったM君は、なにやら皆に言っている様子。
きっとドアの近くにクマがいるから、いなくなるまで待ってようと言ってるのかな?
そう思って、ドアを挟んでクマ対人間。息を潜めてじーっとする時間がありました。
中の子ども達にとっては貴重な体験!
こんなに長い時間、息を潜めて耳を澄ました事なんてないでしょうね~
Tも根比べ状態とばかり、クマの気持ちのまま、ずーーーーっと頑張りました。

何分経ったかわからない位の長い時間の後、
少し足音が聞こえてM君を先頭に部屋を出て来ました!

M君は後ろも見ずにぴゅーっと飛び出しましたが、
AちゃんとHちゃんはゆっくり一歩ずつ出てきたので、クマが後ろに立つと、
「ぎゃー!!!」と言って、10cmくらい飛び上がって驚いていました。
心臓が縮み上がった経験というところでしょうか。(笑)

もちろん怖くて部屋から出て来ない子がいます。年中コンビのSちゃん、M.rちゃん。
Tクマが、ドアが空いてるので入ろうとすると、その顔には恐怖が・・・。
この年齢の2人には、さすがにこれ以上はシャレにならないかな?とここで終了。

本当に自然は怖いからねー。クマさん可愛い~♪なんて寄っていかないでね。

終わってからの感想も、心が動いた分だけ、たーくさん出ました。
Tがメモするのが間に合わない位、次々に。
クマにつかまったら何されると思ったの?と聞くと、食べられると思ったとのこと。
小学生はひっかかれると思ったと言っていました。
ひっかかれたらどうなるの?と聞くと、
「人間じゃなくてクマだから力が強いから、
ひっかかれただけでも死んじゃうかもしれないし・・・」とリアルな意見。
赤いTシャツ来たテューターがクマ役をやっていたって、
英語と日本語で台詞やナレーションやらを言いながらやっていたって、
ここまで本気でクマと遭遇できる この想像力。 素晴らしいですね。

ラボはのT/Aは「現実」でないからいいですよね。
本当にクマに追いかけられる経験も、いじめられる経験も、闘う経験も、
できれば避けて通りたい経験ばかりですが、
ラボのT/Aでフィクションの世界で経験ができるから、どんなに怖くても時間が来れば
終わります。
終わったら、平和で楽しい居場所に戻る事ができます。
だから、安心して冒険の世界へ行く勇気が出るのですよね。

来週も(T自身も)心が動くT/Aの時間を共有できたらいいなと思うのでした。
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