テューター研修でラボっ子体験中。 |
09月18日 (土) |
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ちらっと日記にも書きましたが、今私は秋の研修中です。
毎年金曜日を選択しますが、一度として同じメンバーで行なう事がありません。
会場も、JRで登ったり、下ったり、毎年毎年違う雰囲気。
パーティも同じメンバーでやっていても、一度として同じだった事がありません。
この年齢で、このメンバーで、このお話に出会うのは、生涯一度かもしれません。
同じお話に取り組んでも、毎年違ったものになります。
パーティも同じです。一生に一度と思うと愛おしくなります。
研修ではSBやNR、フォークソング等をやったり、もちろんT/Aに取り組むわけですが、
そのお話の決め方も、そのメンバーで決めるので、ラボっ子と同じです。
今年はこれに取り組んで下さいという決まり事はないので、
「このお話をテューターの皆さんと一緒にやってみたい!」という想いのある人が
その想いを語ったりしながら、意見交換しつつ決めていきます。
例年、5回しかない研修の中、T/Aにさける時間は意外と少なく、
その中で発表の段階まで行くのは大変でした。
でも、今年は午前午後と時間を取って動けるので、T/A動いて、感想を言い合って
また動いて、とじっくりお話に浸る事ができて、本当に本当に嬉しいです。
意見交換の大切さ。
やってみる事の大切さ。が毎回痛感されます。
相手あってのT/Aだということ。
台詞の丸暗記で、不器用に演じながら台詞をただ言うのではなく、
「想いを交換している」という実感。
これが日々のパーティに活かされていると感じます。
言葉は想いなんだ。
お天気や服装など、当たり障りのない「会話」も、もちろんことばではあるけれど、
我々テューターがラボで学び合っているのは、こんな「会話」ではなく、
気持ちを伝えるための「ことば」を学んでいるのだなと、いつも再確認できます。
今は、自分のことばを持たない子どもが多いです。
自分の気持ちすら良くわからないという子どもが多いです。
「嫌」なのか「やりたい」のか、それすらも。
「別に」「どっちでもいい」というのは、果たして本音でしょうか。
自分のことばを持てば、「やってもやらなくても、どっちでもいい」ではなく、
「やったことがないから、わからない。やってみせて。」と言えるかもしれません。
「興味はあるけど、まだ勇気がでないから、後にする。」と言えるかもしれません。
こんな風に自分のことばを持ち、自分の気持ちを言える子を育てているのだなと思います。
日本語でさえも、今の気持ちを言えない子が、どうやって英語(外国語)で言うのか。
(そこまで考えて、英語教室を選んでいる親は、いったいどのくらいいるのか・・・?)
そんな再確認の秋の研修は、大変充実しています。
今年は初めて、他地区のパーティへ見学に行くチャンスにも恵まれました。
少々無茶が過ぎるか!?という位の慌ただしさでしたが、
もうこの際、無茶でもなんでも、行ける時に行かせてもらわねば!と
ガツガツ予定を入れて、あちこちのラボを見学させてもらいました。
本当に本当にラボはいいなぁ~ と幸せな気持ちです。
きっとパーティにも還元されているはず!?
ラボの英語教育とは一見関係ないような事ですが、
「挨拶」ひとつとっても、そのテューターのお考え、大切にしている事が反映されて
本当に深く感動します。
ずっと前に他支部の大先輩のテューターが、合宿等の前には「ご飯は左、汁は右」
「魚の頭は左向き」と標語のように唱えさせていると伺い、ものすごく驚きました。
当時、私はまだテューター歴2年目位でしたので、
「英語教室なのに、そんな和食のテーブルマナーまで教えるのか・・・」と。
しかし、ラボは本当に単なる英語教室の枠には留まらない、希有な育ちの場です。
テューターとして教えなければならない事のマニュアルがあるわけではなく、
そのテューターが一体何を大切に思っているのかが支柱になるものなのだと
だんだん分かって参りました。
私自身、挨拶くらいしっかりできる子どもに育てたいと強く思っています。
しかし、あくまでも目を見て、一人一人挨拶をするというレベルでしか反映されていないと思います。
今回、驚いたのは、貸し会場(和室ではない)であっても、見学に来ている私に
挨拶をした中学生が、立ったまま「こんにちは~」と言った事をベテランテューターが諌めた事です。
「目上の相手が座っている時は、あなたも座ってご挨拶なさい!」
中学生が自分から挨拶してくれた事に、偉いなぁと気軽に思っていた私にとっては
頭をガツンとやられた気持ちでした。
なんだか当たり前の事すぎて、
甘えもあって・・・全てが緩い状態・・・という自分の姿が脳裏に浮かんだ瞬間でした。
もちろん、私が急に付け焼き刃で真似て厳しくしても、
My partyの子ども達もびっくりでしょうけれど(笑)
こうして私自身が気づく事こそが、
テューターとしての前に、女性として、親として、一人の大人としての成長になるのだと思います。
私はテューターになったばかりの時に、子ども達を「国際人」に育てたいと書きました。
そして国際人とはなんだろうという疑問に改めてぶち当たった訳です。
英語(英会話)ができれば、偉いというものではない。
あまりにもシンプルですが、意外と考えていない方が多いのも現実です。
英語力は大切ですが、それと同時に、日本人として生きていく以上は
日本人として胸を張って外国へ行きたい(行かせたい)ところです。
その為には、一見英語とは全く関係のない部分も大切だと思いました。
子ども達はテューターという人柄を感じ取り、考え方も受け取って育っているのだと思います。
私の大事に思っている事が、自然と伝わっていくのだから、
私自身が何を大事にするかも当然ものすごく大切です。
まだまだ未熟な30代。
大事にしたい事も多過ぎて、優先順位をつけるのも難しい位ですが
親業を通して、だんだんとそぎ落とされて、シンプルになってくればいいなと思います。
プレイルームの親御さんは、今、幼稚園選びのまっただ中。
同じ年代のママ達の方が同じ状況に居て、話し易いかもしれませんが、
先輩ママや後輩ママと話す事で、迷いが消える事もあるので、
ぜひ親同士も縦長で話してみて下さいね。
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Re:テューター研修でラボっ子体験中。(09月18日)
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りっぴぃさん (2010年09月21日 09時51分)
こんにちは。ご無沙汰してます。
日記、とても共感させていただきました。
一期一会のこの時間を大切にしたい…ホントそう思います。
マナーについても、皆さんそれぞれ気になるポイントが違うので
何をどこまで…というのは迷うところです。
(わたし自身、気付かずに失礼なことをしていることも多々ある
でしょうし…)
でも、気付いて⇒投げかけていくことが前に進む方法かなと
思います。あきらめてちゃだめですよね。
今年の研修はロミオとジュリエット3話に取り組みます。
ライブラリー研究としてもシェイクスピアを扱っているので
いろいろな文献に触れるたびに新たな発見の日々です。
好奇心を持って、知る喜びを感じながら邁進したいと思います。
実りの秋となりますように!
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Re:Re:テューター研修でラボっ子体験中。(09月18日)
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Basshiさん (2010年09月22日 09時47分)
りっぴぃさんへ
>こんにちは。ご無沙汰してます。
→ご無沙汰しています!時折HP覗かせていただいております。
>マナーについても、皆さんそれぞれ気になるポイントが違うので
何をどこまで…というのは迷うところです。
でも、気付いて⇒投げかけていくことが前に進む方法かなと
思います。あきらめてちゃだめですよね。
→そうですよね。機会がある毎に、気づいた時に投げかけていけば
気づいているのに飲み込むよりはましかなと私も思っています。
>今年の研修はロミオとジュリエット3話に取り組みます。
ライブラリー研究としてもシェイクスピアを扱っているので
いろいろな文献に触れるたびに新たな発見の日々です。
好奇心を持って、知る喜びを感じながら邁進したいと思います。
→ライブラリー研究もなさっているのですね!
シェイクスピアにもいつか触れてみたいです。
10代で出会うロミオとジュリエット、そして我々が出会うロミオとジュリエット
違いが楽しみですね。
お互いに研修、楽しみましょう!
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