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2010/11/08の日記 |
11月08日 (月) |
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秋研が本日を持って終了致しました。
秋の研修の集約として、テューターの方々の前で発表するわけですが、
最後の「ぎゅっ」があって、いつも本番には一番の出来となることが多いです。
私個人としては、研修の度にドラマがあり、色んな想いがあり・・・で
集約の際には、反省もありながらも「苦しい事もあったが、本当にやって良かった。」
「思い悩んでいた場面が、本番でやっと胸に落ちた。」というような結果オーライな場合が常でした。
ラボっ子のように輪になって、一緒に取り組んで来たお仲間のテューター方と
いただいた感想文を読んだり、労いあったり、という振り返りの時間には、
感極まって涙する時もあれば、言いたい事がいっぱいあって胸いっぱいことばが溢れるときもあります。
もちろん反省やもやもやが残りながらも、充実した日々に感謝し、
むしろ秋研が終わる事が虚しい時さえもあります。
しかし、今回は、なんだかわかりませんが、出し切った・・・という感じ。
まさに、国生みの発表を終えて、体も心も「がらんどう」になった感じです。
本当に不思議。
ここまで気持ち良く、すっきり「終わった」という感じは初めてで、自分でも戸惑いました。
皆の想いが一つになった事で、ナレーションが途切れることなく流れ、
すんなり情景が思い浮かべる事ができて、気持ち良くお話に入り込めたからじゃない?
という先輩のことばに、なるほどと納得したりもしました。
この気持ち良さは「くせ」になります。
私は、最後に大岩の役になって終わる場面で、まずイザナキの想いを受けて
「想いを断ち切るかのように」生と死を分断し、遮断してずっしりと重く立ちましたが、
イザナミ(役のT)の震える声と、その声に込められた哀しい決意を聞くと
自然と岩の堅さがほぐれてくるような気持ちになりました。
本当に自然にまぶたが閉じ、「遠い、遠い昔・・・」というナレーションと共に、
数百年の時を過ごした岩、イザナミの想いも受け止め、ただ黙ってそこに或る岩の気持ちになって
終わりました。
一日に1000人殺すと言うイザナミの哀しい決意と、
それを受け、人間を絶やさない為に一日に1500人生ませるようにすると言うイザナキの切ない決意は
やはりテーマ活動として動いてみなければ分からない心境だったと改めて思います。
音楽の素晴らしさもさることながら、紡ぎ出されることばのひとつひとつに
酔いしれた数ヶ月でした。
子ども達にも、いつか必ず出会って欲しいライブラリーです。
悲しいかな・・・そんな余韻に浸る暇なく、
「がらんどう」な自分を奮い立たせて明日の準備にとりかかり、
「国生み」の重厚な神話の世界から
「まよなかのだいどころ」の軽快な音楽に身を任せている私。
明日も子ども達と一緒に、気持ち良く天の川まで飛んで行ければ~ と思います。
その為には、ゆっくり寝なければ!
寝ていたら、キッチンの小さなコックおじさん達の歌が聞こえてくるかも・・・
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Re:2010/11/08の日記(11月08日)
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サンサンさん (2010年11月09日 06時56分)
私は思うように研修に参加することが出来ず、
みなさんとの話し合いなどにも参加できなかった上に
最後の研修の午後のみ参加という形での発表だったのですが
それでも昨日の発表はかなり達成感がありました。
Basshiさんはしっかりと関わっての発表だったので
終わった後はお昼の時間も放心状態だったようですね。
お疲れ様でした。
このような感動を子ども達にも体験させてあげたいですよね。
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Re:Re:2010/11/08の日記(11月08日)
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Basshiさん (2010年11月09日 08時36分)
サンサンさんへ
→書き込み、ありがとうございました!
そして、研修お疲れさまでした。
そして、そして、ハロウィーンのお菓子もありがとうございました。
>最後の研修の午後のみ参加という形での発表だったのですが
それでも昨日の発表はかなり達成感がありました。
→私はまだまだ未熟な経験不足なもので、
研修初日にお休みしたりすると、テーマ決めに参加できないまま
決定した物語に取り組むのが大変で、
なかなか気持ちを乗せていく事ができず苦労したりするのですが、
サンサンさんは、お見事なまでにすっと溶け込んで
気持ちを同じ方向へ向けられるお姿に、さすがだなぁと感服致しました。
また、流れるようなナレーションに、こちらも涙が出る思いでした。
HPを拝見したら、「たくさん聞き込んだので」とあったので、
たくさん、たくさん聞き込む事で、皆同じ所へ到達していくのだろうと思ったりしまし
た。
>Basshiさんはしっかりと関わっての発表だったので
終わった後はお昼の時間も放心状態だったようですね。
→そうなんです。この放心状態が、国生みという重厚な作品だからなのか、
はたまた達成感からなのか、よくわかりませんが、
皆さんのお陰で貴重な体験ができました。ありがとうございました。
>このような感動を子ども達にも体験させてあげたいですよね。
→本当に、そう思います。
英語習得、という以外に、心に残る文学との出会いと人との出会いが、心のひだになり、
豊かな人生になるのではと思います。
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