幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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初“くまがり” プレイルームにて 05月21日 (金)
以前、ちらっとこんなお話です・・・と読んだ事がありましたが、
子供達は逃亡、Tutorの前にはママ達しかいませんでした。(よね?皆さん。笑)

しかし、それから随分経ち・・・
くまがりのライブラリーを持っていらっしゃるご家庭が1組。
くまがりの日本語版絵本を持っていらっしゃるご家庭が1組。
交流会で「くまがり」のテーマ活動を経験されたご家庭が2組。
数週間前からリクエストを頂いていました。

そこで、予定では「ぐるんぱのようちえん」を取り上げるつもりでしたが、
急きょ「くまがり」に変更。
その次の週には、別のお子さんのリクエストにより「たろうのおでかけ」へ変更。
ママからでもお子さんからでも、リクエストが出るようになるのは、大変嬉しい事なので、Tutorとしては、せっせと準備に取りかかるのです。
というわけで、真面目に、「ぐるんぱ」を予習して聞かせておいて下さったご家庭には申し訳ないのですが、再来週へ繰越という事で、楽しみになさっていて下さいね!

子供達にとっての、初「くまがり」。どういう形でやろうかなぁ~・・・
やはり、あのライブラリーのリズム感の良さを取り入れたい。
そう思って、CDを流しながら、動きながら(テーマ活動風に)の初読みでした。
初めての作品だから、しっかり絵を見せてあげたいとか、内容を理解してもらいたい・・・と以前の私だったら、形にとらわれていたかもしれませんが、
あの歌のようなリズムを聞いたら、とにかく一緒に動いて楽しもうよ!というふうになりました。
部屋もフル稼働で。汚い我が家のベットルームも解放して。
”Into the Bed room!" “Under the covers!" なんて言いながらいきなりやりました。
日本語で言わなくても、なんとなく雰囲気が伝わるかなぁ~と思いながら、
アクセントを強く、気持ちを込めて、言葉を叫びました。

ママにお手伝いして頂いて、Bear役をやってもらい、前もって"Cave"に身を潜めてもらい、
しかも暑い中、茶色のセーターを羽織って、ママだと判らないように。。。
「自分の子が泣いても、ママだよ~とか言わないでね。声出さないでね。
うぉぉ~うぉぉ~だけで、宜しくお願いします。」
と何の説明もなく、本当に短い打ち合わせにも関わらず、協力的にやって頂いたお陰で、
初めて!泣く子あり、怯える子あり。大波乱で汗びっしょりの子供達でした。

本当ならば、Tutorがクマをやればいいのですが、そうするとお話を引っ張って行く人がいないので、
一人のママに協力してもらったのですが、私が心配だったのは・・ただひとつ。
そのママのお子さんが、他の子と同じ様に楽しめなかったら悪いなぁ~
という点だけでした。
(泣くのもむしろ大歓迎!子供の心が動いている印です。最後にベットにもぐって、あぁ~良かったね!と安心すれば、それでいいんですよ~。お話で良かったね。現実じゃなくて良かったって事で。想像力を養ってもらう第一歩なんです。と後でお母さま方に説明しなくては・・・。)

クマを見つけた瞬間、他の子が怯える中、クマ役のママのお子さんは
「ママ?ママ?」と言って、紙に書いたクマの顔をひっぺがそうとしていました。
私は、あ~バレちゃうかなぁ・・・と思いながら、進めていると、
喜怒哀楽があまり表に出ないタイプのその子は、泣いたりもめったにしないのですが、”お腹をさすりながら、だんだん後ずさり”し始めました。
これは、このお子さんの緊張している時や、怖がっている時のポーズです!
あ~良かった。みんなと同じスタート地点から楽しめるわ!と私は安堵。

そこから、楽しい(?)恐ろしい(?)クライマックス。
男の子はけっこう真顔で、冷や汗かきながら。(笑)
女の子は恐怖で声も出ない感じで。(笑)
走って、クマから逃げまくりました。

ベットに入ろう!と私が声を掛け、みんなちょっと笑顔を見せて毛布に潜り始めたとき、
一人の女の子が泣き出しました。
ママは慌てて「大丈夫だよ~」と抱いて、背中をさすってあげていました。
終わってから、「うちの子、恐がりだから、もうくまがりだめかも~」なんておっしゃってましたが。絶対大丈夫ですよ~!うふふ
だって、あれは、”安堵の泣き”だから。
「クマ怖かった。でも助かった。」って、ママの顔みて一安心したという疑似体験ができて、Tutorは感動感動だったのですもん。
泣かしといて、にんまりしているのも申し訳ないのですが。(笑)ね。

最後に、本人に「怖かったね。でもクマ帰っていったよ~。」と私が最後のページを見せると、
「ホントだ。クマ帰ったねぇ。クマばいば~い。」と泣き止んで、しっかりと答えてくれました。
「良かったねぇ」と私が言うと、「うん。良かったねぇ。」と笑顔まで見せて。
彼女は、2歳にして、何かを乗り越えたのです。素晴らしい!

そして、話を戻して、クマ役の方のお子さん(女の子)も、顔をこわばらせて、
歯を食いしばって泣くのを我慢していましたが、
寝室の戸を開けると、ママがいたので、大急ぎで駆け寄っていきました。
私が「エライね!良く頑張ったね。クマはもう帰っちゃったって。」と言うと、
うんうんうんうん、と何度も頷いてくれました。(笑)←もう思い出し笑いの域です。

ベットの上で、嬉しそうに跳ね回っていた男の子達は?というと、
彼等が、真顔で目を見開いて、足をもつれさせ、
友達を押しのけてまで自分が先に逃げようとしていたのを、
私は、決して 見逃しませんでしたよ。(爆笑)
彼等は、クマが居なくなった事より、何よりベットで遊ぶのが新鮮だったように見えますが、そんな事ないと思います。
彼等なりの、安堵の表現が”顔を見合わせて笑う、ふざける”という形なだけだと思います。
いづれにせよ、とっても楽しい「くまがり」で良かったです。
来週もまたやりたい位ですが、来週は一応・・・「たろう」です。ははは。
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