幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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家での国際交流 10月16日 (木)
ラボは国際交流団体です。
My partyに入会したばかりの方には、ひょっとすると、私の説明不足で、
国際交流の一面が伝わっていないかもしれません。。。

毎年、多くのラボっ子が、北米、ニュージーランド、オーストラリア、中国や韓国へと「ひとりだちへの旅」をするわけですが、
国際交流としては、もちろん、外国からの受け入れという形もあるわけです。

うちのケースでお話をすれば、
我が家はずっと家でラボをやっていたので、ラボのインターンを受け入れしたくてもできませんでした。
ラボっ子が来る度に、(見えてしまうので)荷物や布団を片付けてもらわなくてはいけない為、
難しいかな…と諦めて、機会を待っていました。

しかし、週末だけなら可能なので、数年前に大学のボランティア登録をして、
交換留学生の週末ホームビジットの受け入れをすることにしたのです。

ラボでは(中国や韓国へは小5)中学1年生という若さで参加可能な訳ですが、
こちらは勿論、大学生。
ラボでは10ヶ月程かけて事前活動をして、自己紹介アルバムやお土産の素語り、
日本文化紹介や自分の名刺などを色々と準備しながら、心の準備もしていく訳ですが、
こちらはあくまでも20歳過ぎた大人として日本へ短期留学している中で、
希望があればボランティア宅に一泊できますよというものなので、特にこれといった準備はないようです。

毎年、10月だけ受け入れをしているので、たまたまラボのインターン派遣の時期の重なるのですが
毎度、毎度別物だなぁ~と実感しています。
ホームステイとか国際交流という名前で語ってしまうと同じなのに、
その目的や意義とするところはそれぞれ異なります。

そんなの当たり前、とわかっている方は良いとして。

だからこそ、ラボの国際交流とは?目的は?という部分をテューターとして
しっかり伝えていかないといけないなと思うわけです。
「ホームステイに興味ありますか?」と保護者に漠然と聞くと、
ご自身の体験が邪魔をして、
「ホームステイはお金のかかる割に英語が喋れるようになる訳じゃないので、
行かせるつもりはありません。」なんて言われてしまうわけです。

長くラボでお付き合いする中で、誤解も解け、だんだん理解が深まるので、
そういう意味では心配はしていませんが、
後から「もっと前から積み立て始めれば良かった」と言われると、
あぁ もっと前からちゃんと伝えられたら良かったのに…の反省することはままあります。

さて、今年で4人目の交換留学生の受け入れ。
同じカルフォルニア大学から来ますが、もちろん性別、肌の色、年齢も様々です。

これまで息子は幼かったので、無条件に受け入れ体験を喜び、無邪気にまとわりついては
鬱陶しがられたり(笑)もしていましたが、
今ではお年頃。
ちゃんと話し合ってから受け入れをしたにも関わらず、
朝起きたら機嫌が悪く、え~なんで今日来るんだよ~みたいな事も(中学生らしく)言っていました。

今年来た大学生は、日本の血が入っている(厳密にはハーフ)女の子で、
とっても可愛く、謙虚で遠慮深くて、まさにザ・日本人という感じでした。
でも日本語は全くできなかったので、会話は英語のみ。

今回、ラボのインターンと比べてどうとか、
ラボのプログラムと比べてどうとか言うつもりはなく、

複数回受け入れしてみて、ようやく…ようやく…
「人それぞれなんだな」が実感できるものなんだなぁと思いました!と言いたいのです。
ラボっ子もそうですが、5年位やっててようやく、ラボっ子って一人づつ違うんだな、
人間って本当に一人づつ違うんだなと分かったのと同じで、
カテゴリー分けが難しいもの、と理解できた事が何よりの財産です。

Yes,No,をはっきり言わない人もいれば、
超マイペースな人もいる。
感謝を言葉で伝える人もいれば、手紙やメールで伝える人もいる。
目的も、観光のつもりの人もいれば、家庭料理を覚えたいという人もいる。
逆に、どこかへ観光するよりも、日本人と家で一緒に過ごしたいという人もいる。

…ということは?
簡単にいえば、コミュニケーションが大事ということです。
何がしたいの?何に興味があるの?ホームステイに期待してる事は何?という
こちらが知りたい事は遠慮せずに聞かないと分からないし、
文化や育ちや考え方が違う以上、
おもんばかる、とか相手の気持ちを想像するのは無理ということ。

なんだか、今更。本当に今更ですが、
ラボの教育の全てです。
コミュニケーションって、一問一答の勉強では絶対に身につかないんです。
とにかく相手の話を聞く。とにかく話し合う。
揉めた時には打開策を考える。
でも話してばかりじゃ煮詰まるから、一緒に何かする。
ゲームとか歌とか踊りとか。
もう、これが原点ですね。本当に。
人と人が仲良くなるためには、これ。
そして一緒に美味しいものを食べる!(美味しいと思わない場合もあるけどね。笑)
これって、全部ラボ活動です。

ラボ・インターンもしかり。
何度も派遣してもらって、10人位かな?パーティーに来てもらいましたが、
シャイな人もいれば、テンション高い人もいる。
「人それぞれなんだ」ということさえ、理解できていれば、
心を空っぽにして、自然体で向き合えます。

一人一人違うと本当に分かってれば、誰かと誰かを比べるなんて、
ナンセンスな事を考えなくなるでしょうね。
育児みたいです。
我が子とよその子を比べる事がいかにナンセンスか‼︎

今回の留学生の週末受け入れも、ラボ・インターンの訪問も、
どちらも本当に素晴らしい体験でした。
二人とも本当に素敵。良く頑張ってるなぁと思います。
受け入れも訪問も非常に短い時間の為、この出会いを生かすのはなかなか難しいですが、
それでも、今後またどこかで出会えるかもしれない!と楽しみに、
大事にしていきたいなぁと思っています。

最後にちらっと登場した難しい年頃の息子ですが、
彼は今年の夏、自分がラボの国際交流でカナダへ参加して来たばかりです。
誰に言われたんだか…
「英語を忘れない為に使えってことでしょ!
僕は英語使いたくない!」と言って独り怒ってました。
勿論私は、英語忘れないため、なんて下心はないので、
「使えなんて言ってないじゃない。どうしてそう思ったの?」と聞きました。

これまで語る事のなかった、ステイ中の不満が、やっと…やっと…
彼の口から出て来ました。
英語を話すと、通じなかった悔しさ、発音を間違えて馬鹿にされた(と勝手に思っている)こと、ホストマザーの英語がいつも怒ってるみたいで怖かったことなどを思い出すらしいです。笑
(11歳と15歳の男子二人育ててたら、そりゃホストマザーの英語もキツくなるわ!と私が言ったら、あ…そっか、と納得してましたが。)

この受け入れが無ければ、一生聞けなかったかも?しれない彼の愚痴も聞けて、本当に良かったです。

おまけに、遠慮深く、「何でもいいです。どこでもいいです。」
と笑顔を見せる留学生に、ステイ中の自分と重なって
気を使って、こちらから話しかけてあげなきゃかわいそう…と
必要以上に思ってしまい、それがストレスだったようです。
(あれはあれでリラックスしてるかもしれないよ。
聞いてみなきゃわからないでしょと私が言い、
本人に息子があなたが退屈してないか心配してると伝えたら、
全然平気よ。彼氏にメールしてるところだから。心配してくれてありがとう。優しいのね。とのこと。
話してみたらそんなものですよね。)

息子は、15歳のホストブラザーが部屋に引きこもっていたり、
そうかと思えば友達の家へ行ってしまって、
全然関わってもらえなかったと思っていたようですが、
今回の留学生に対する自分が、このホストブラザーと同じだと感じたらしいです。
自分の家なのに居心地の悪い思いをしたり、
気を使ったり、話しかけてあげなきゃと必要以上に思ったり…
「今思えば、ホストブラザーなりに一生懸命笑わせようとしてくれてたなと気づいた。
僕より優しいかもしれない。」とのこと。

留学生をドミトリーまで送った時、
Sorry と言っていたのは、きっとそんな気持ちからだったのでしょう。

でもね、彼女(留学生)は、分かってるんだよ。
私が息子は中学生だから、難しいお年頃なのよと言ったら、
「私にも弟いるし、私もついこの前までティーンエイジャーだったから。」
と言って笑っていたからね。

全て、自分が経験しないとわからない事ばかり。

今回のミニミニ国際交流も、それなりに、彼なりに
経験として蓄積されていることでしょう。
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