プレイルーム、「ぐるんぱのようちえん」で泣き出した・・その後 |
12月12日 (日) |
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はりきって、ぐるんぱになったものの、「友だちはだあれもいない」の
ところでおお泣きしたHちゃん。その後パンやさん、せとものやさんと
場面ごとにごっこ遊びを楽しんで、今週は最終回、全部通して動いて
みました。
はじめに「何になりたい?」と聞くと、ぐるんぱじゃない他のぞうを指
さしました。さっそくHくんとママがぐるんぱになってくれてスタート。
ぐるんぱがきれいになって、はたらきにいく場面から、Hちゃんはするっ
とぐるんぱになりました。いっしょに歌を歌ったり、ピアノの音にあわせて
リズムをとったり、お話にそって動き、最後のようちえんの場面では本当に
うれしそうで、わたしもほっとしました。
プレイルームでも、お話を全部とおして動くことは、とても大切な事だと
私は思っています。
全部とおす事で、ぐるんぱの気持ちが自分のことのように感じられ、ぐるん
ぱの歌もどんどん元気がなくなっていくのがわかります。
「さみしいな、さみしいな。」というぐるんぱに、
"Cheer up, Gurumpa!"「がんばれ、ぐるんぱ」と
心から声援を送りたくなります。こんな時、日本語であれ英語であれ、
こころのこもったことばを獲得していくのだと思うのです。
ラボライブラリーを書店や通販で購入して、ご家庭で親子で聞いている方
がいらっしゃると聞きますが、ただ聞くだけでは、とてももったいない気が
します。お友だちといっしょに動いて物語を体で感じる、そこから生きた
ことばが身についていくのですから。
ところで、このうたの声は若き日の大山のぶよさん?・・とたしかめる
ため、テーマ活動の友をひらいてみると、1966年、最初のラボ
ライブラリーが刊行されるにあたり、ラボの英語習得がなぜ絵本と物語
なのか、わかりやすく書いてありました。
「こどもにことばを教えるとはどういうことなのか。」
「母国語の先生である母親たちは、どんなふうにことばの世界を
こしらえてくれたのだろう。」
この観点から、物語のテーマ活動という外国語教育法を考え、実践し
継承しているラボ・・奥の深い活動をしているんだなあと、あらためて
感じました。
こんな事を考え、少しづつ実感できるのも、開設以来プレイルーム
グループのあるおかげと、プレイルームを巣立ったこどもたちも含めて
感謝しています。
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