空の巣症候群には、なってられない! |
04月08日 (土) |
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我が家ではこの春、娘に続き息子も大学生となり、巣立っていきました。
夫がしみじみと「こどもをラボに入れて良かったなあ。」と言います。「ラボでは、日常の縦長のグループ活動の他、キャンプやホームステイなどの体験を通して、初めて会う人とでも協調して一緒に活動する力を身に付けることができた。これは社会に出る時、まず必要な力だよなあ。」というのです。
夫は初めは「ラボ=英語塾」として、ラボをこころよく思っていなかったのですが、子どもが中・高生と大きくなるにつれてラボ活動の良さを認めてくれるようになりました。
私自身はラボで一番良かった事は、子ども達が自分の進路を見つけてくれたことだと思っています。娘は保育など子どもと関わる仕事をめざしており、息子は国際関係や政治を学ぶ学部に進学しました。
先月中国支部の「国際交流のつどい」で、すばらしい激励講演をしてくださった、広林PのОB藻谷氏が、およそ20年前大学生の頃書かれた文章の中で、ラボで得た貴重な体験として、「たくさんの人との出会い」そして次に「自分との出会い」をあげていらっしゃいます。
他人との出会いを通して「人は初めて生まの自分とは何なのか、どこが売りものでどこが弱点なのかを自覚できる」と書いてあって、私はなるほどと思いました。
我が家の子ども達も、テーマ活動、高校生シニアメイト活動、留学などを通して、自分はどんな人間でどんな事がやりたいのか、絶えず考えてきたようです。また自分のやりたい事を見つけたら、一生懸命努力する忍耐力もラボで培ったと思います。
子ども達が小さい頃は「なんとなく良さそう」「いろんな体験をしてたくましくなってほしい」など漠然とした思いでラボをやってきましたが、今はラボでは英語力だけでなく、人として根源的な力がつくと実感しています。
子どもが2人ともいなくなり、親としての勤めも終わったような淋しさで、2,3日ボーッとしていましたが、幸い私にはテューターとしての仕事があります。「パーティの子ども達が成長していくのが楽しみ」・
すてきな仕事です。
「ラボは意義のある活動をしているのだから、ガンバレ。」
夫のことばに後押しされて、新学期のスタートです★
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