門脇厚司氏の講演会が開催されました |
11月06日 (火) |
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11月3日山口市、4日光市で開催されました。
私はパーティのお母さん方と光市の会場の方に参加しました。
パーティの父母会で、5,6年ほど前に先生の著書「子どもの社会力」について、今年1月には田島信元氏と共著の「大人になったピーター・パン」について勉強会をしましたが、こうして門脇先生ご自身から直にお話をお聞きすると、すごい迫力で伝わってきました。
一緒に参加したお母さん方も、口をそろえて「来て良かった!!」と言っておられました。ひとこと感想をお願いすると、長~いメールが返ってきたり・・。あ~ もっとたくさんのお母さん方に聞いてもらえば良かった!と後悔しきり。
先生のお話を要約する事は私にはできないので、以下は私の個人的な感想、特に印象に残ったことです。
★1960年頃は地域に「向こう3軒両隣」といった多彩な人間関係があったが、近年では核家族化、マイホーム化、マイルーム化して、「一人でいる方が心地よい」という若者が増えている。
★こうした環境が子どもの社会力を低下させ、近年青少年による犯罪が急増しているのではないか。
★社会力とは、「他者をまるごととり込むことのできる能力」。言い換えれば「その人のことを我が事のように思いやることができる能力」。
社会力の豊かな人とは、人間が好き、やる気がある、よりよい社会をつくろうという意欲のある人。
★社会力の低下と同時に、脳の機能も劣化している。
・・・この説には私も驚いた反面、なるほどとうなずける気もしました。日本人は教育熱心で、子どもの教育にお金をかけているにも関わらず、国際社会の中では必ずしも学力が上位ではないというのはなぜだろうと、常日頃不思議に思っていたからです。
★社会力が育っていれば学力も伸びる! このことを知りたい、わかりたいと思ったら、身につけてしまう。
・・・ここの部分、お母さん方は耳をダンボにして聞いていたのでは。
先生ご自身の学生時代の英語の授業のお話は・・笑えました。アメリカでのサバイバル英語獲得法・・もっとお聞きしたかったけど、時間がないので話をもとへ。
★7年前先生はラボ教育センターを知ることとなり、テーマ活動をはじめとするラボの教育に関心を持たれた。そしてラボっ子OB、OGがどんな大人になっているのか追跡調査した結果、豊かな社会力を身につけている事が明らかになった。
・・・長年に渡り教育社会学を研究してこられた先生に、ラボ活動の教育の意義を認めていただいて、これほどうれしい事はありません。
折りしも今わがパーティではテーマ活動の発表を控えて四苦八苦しているところ。理想と現実のはざまで、どのように子どものこころに寄り添ったらよいのか、テューターとして悩んでいます。自主活動といいながらテューターがやらせているのではないか・・自問する日々。
でも門脇先生からテーマ活動の意義をこれほどクリアに言っていただいて、「これでいいんだ」と元気になれました。
「ラボのテューターは、ただのおばさんだからいいんだよ。先生でもない、ネイティブスピーカーでもない、ただのおばさん。」
・・・はい。ただのおばさん、がんばります♪
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