福岡伸一氏と「ドゥリトル先生」 |
03月02日 (金) |
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たまたまかけていたFMラジオから、「ドゥリトル先生」についてのお話が聞こえてきました。3か月ほど前のことだったと思います。
音楽番組にゲストとして登場している福岡さんという学者の方が、好きな物語として「ドゥリトル先生」を紹介しているものでした。
私はパーティ推奨ライブラリーに「ドゥリトル先生」を取り上げていたので、思わずラジオに耳をかたむけ、メモを取りました。
福岡氏のお話はとても内容が深くて、なかなか私などが要約はできませんが、次のようなことを話されていました。
☆自分の子どもの頃の愛読書は『ファーブル昆虫記』より『ドゥリトル先生』だったこと、自分の理想の生物学者はドゥリトル先生であること。
☆ドゥリトル先生は動物と話ができるが、先生は動物と話をして「金もうけ」をするのではなく、動物と話して「世界のあり方を探っている」
☆トミー・スタビンズという少年が先生に弟子入りし助手になって先生にお供し、出来事を記録している。
子どもの記述だからファンタジーではなく、子どもだからこそ「シンプルな価値基準」で話をすすめている。
私自身は子どもの頃「ドゥリトル先生」を読んだことがなかったのですが、福岡氏のお話でドゥリトル先生がとても魅力的な人に思えてきました。
また福岡氏の語り口があたたかくて お人柄が伝わってくるようで、福岡氏も魅力的な方に思えたのでした。
「ふくおかしんいち」さんって誰??
そんな事を考えながら掃除していたら、なんと夫の本の中に「福岡伸一」さんの本が2冊あったのです。
「生物と無生物のあいだ」 「世界は分けてもわからない」 (いずれも講談社現代新書)
不勉強で恥ずかしいのですが、有名な分子生物学者の方だったのですね。その後テレビでも何度か拝見しました。
ラジオ番組で聞いたことで、「ドゥリトル先生」がぐっと身近に感じられるようになりました。
そして1月、パーティの子ども達が「ドゥリトル先生 海をゆく」をテーマ活動に選んだのです。
なんだか不思議な出会いを嬉しく思いながら、「ドリトル先生航海記」(訳:前田三恵子 絵:村上勉 学習研究社)を今読んでいるところです。
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