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近所の小学校でのボランティアに参加させていただくようになって、4年目。一月に一回、朝始業前の10分間、教室で絵本(または本)の読み聞かせをおこないます。ボランティアのおばちゃんは10名ほどいて、1年生から6年生までの全クラスに、誰かが出向くことになります。
さて10月は私はハロウィンの絵本を読むことにしています。始めた頃はハロウィンを知っている子は少なかったのですが、今年はクラスの三分の二が知っていました。
まずハロウィンの由来について簡単に説明。
洋書絵本 "Boo Who?"(ISBN 0-590-05905-X)の読み聞かせ。フラップ絵本なので、魔女やこうもりなど、ハロウィンでおなじみの物をクイズ形式で楽しく紹介できました。
それからアメリカでとったジャコランタンの写真を見せて、ハロウィンは子ども達がおかしをもらいに行く楽しいお祭りである事を伝え、
"Five Little Pumpkins" の読み聞かせ。(これは、アメリカの秋の農場ってこんな風なんだって伝わってくるイラストと、ジャコランタン達の愉快な顔が、私は気に入ってます。)
最後に、オレンジのビニールの中にティッシュを詰めて作ったミニジャコランタン(下関のSテューターに習ったもの)と、紙皿に絵を描いて作ったがいこつのお面を見せて、「みんなも工夫すれば手作りで簡単にハロウィンの飾りが作れるよ。」と、しめました。
洋書絵本でも英語にこだわるのではなく、「外国の文化の紹介」という事で、一緒に楽しみながらじっくり絵を見ていきました。唯一 "Trick or Treat!"のところだけは、みんなで大きな声で英語を言いました。(ついつい子ども達にも参加してもらう形になるのは、テューターの習性?)
正直いって、朝8時までに学校に行くのはおっくうであり、毎回何の本を選ぶか、大変です。いつまで続くかな・・という気がする事もありますが、朝廊下で出会った子どもが「きょうは絵本の日だ!」とうれしそうに言ってくれたりすると、やっぱりがんばろうって思うのです。
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10月15日、広島市で開かれました。ずばり「テーマ活動の教育力」に焦点をあてたものでした。
①テーマ活動発表
「アリ・ババと40人の盗賊」(英語と日本語) 真田パーティ
②記念講演 鈴木小百合氏 (翻訳家、通訳)
~テーマ活動への期待 ラボ・ライブラリー製作者の立場から~
③ラボOGからのビデオメッセージ
廣谷昌子さん(ドイツ マックス・プランク研究所 研究者)
④ラボOB、OGによる体験談
~テーマ活動体験が、自身の成長に与えた影響~
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①の発表は本当に見ごたえのある、すばらしい発表でした。どの場面も工夫されていて、英語、日本語ともに、ことばに気持ちがこもっており、聞いていて気持ちがいいほどでした。
発表後、真田テューターから取り組みの経過について報告がありました。またビデオで子ども達の普段の活動の様子も紹介され、どのような話し合いがあって、この表現になったのかがよくわかりました。
②来日した有名な映画俳優の通訳を多数勤めていらっしゃる方。数々のラボ・ライブラリーの英語訳をしてくださっているので、お話を聞くのが楽しみでした。「おどりトラ」「ヒマラヤのふえ」ではリズムのよい英語を、「チピヤクカムイ」では詩的な英語を、「おむすびころころ」では擬音語を英語であらわす工夫を、「寿限無」ではあの長い名前を英語にする苦労などお聞きしました。「自分が作った作品が若い人達に愛され、くりかえし聞かれる事に責任を感じている。」と話された事が印象的であり、ラボ・ライブラリーが単なる英語の教材ではなく、実に質の高い「本物」である事をあらためて実感しました。
③世界的にも有名な研究所で働く廣谷さん。研究者という堅苦しいイメージではなく、温かなお人柄が伝わってくるよう。研究という仕事をしていく上で、人とコミュニケーションする事がいかに大切であるか、というお話をされました。
「ラボで学んだことは、人と人とのコミュニケーション」ときっぱり言っておられました。
④ラボOB、OGと大学生、それに聞き役のテューターの座談会という形式で進められました。元ラボっ子というものはこれほど話がおもしろいのか、と会場が笑いの渦。でもその中にラボのエッセンスがちゃんと入っている、さすが・・と思う内容でした。小・中・高大生年代、それぞれでのライブラリーの聞き方、テーマ活動への姿勢など。
お2人とも高校留学の体験者ですが、やはりその期間に自分の将来進むべき道に出会われたようです。(英語と直接関係のある仕事というわけではありません)
最後にOGのMさんが言われた事がとても印象的であり、今日の会のまとめでもあるような気がしたので引用します。(彼女のことば通りではないかもしれませんが、私のメモによると・・)
「テーマ活動・・物語を楽しみながら、からだをうごかしてこそ、ことばを習得できる。いろんな役になって、新しい自分を発見できる場。」
今私のパーティではリーダーが小6になりました。なんとか場面をつなぎ合わせ、やっとせりふが言えるといったテーマ活動ですが、子ども達は日々成長しています。
ラボが単なる英会話教室ではなく、子ども達が表現する力、人とコミュニケーションする力をつける場である事に自信を持ち、毎週のパーティを楽しんでいきたいと思っています。
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小さい頃は歌っていたのに、小学生になって取り上げないと忘れるのかしら?そう気がついたのは、9月から移籍してきた女の子達の歓迎会で、イントロ当てクイズをした時のこと。みんな歌の内容はわかっているし、踊ったりゲームをしたりはできるのに・・。
さっそく聞き込み表を活用することにしました。今学期はSB(ソングバーズ)1のDisk3に取り組むとして、中から15曲選び、A4の紙に表を書きます。キディーさんやプレイルームさんグループでも使うので、字だけではなく簡単なイラストも書き、何の曲かわかるようにしました。
キディー・プレイルームさんは踊れたら普通のシール、歌えたら金ピカシールをはってあげるよ!って言ったら、がぜんお口が動きだしました。
小学生グループでは、グループ対抗の得点制にするとみんな張り切ります。4人づつの小グループにして、まず曲を聞かせて(もちろんもうお馴染みの曲なのだけど)グループで練習して全員で歌えたら点がもらえるというルール。曲を聞くや顔を寄せ合って練習するので、もうずいぶん仲良くなってきました。メインはテーマ活動なので、1回に1曲しかできないけれど、これなら確実に歌える曲が増えていくはずです。
国際交流に行った子ども達が、むこうで知っているソングバーズを聞いた、という話をよく聞きます。ナーサリーライムを歌ってあげたら、どうして知っているの?と驚かれたという報告も聞きました。
小学高学年の子ども達が英語で歌える曲を増やしておくと、ホームステイに行った時きっと役に立つこともあるでしょう。
以前は季節に合わせてその月のソングを決めていましたが、いろんなCDから選ぶと、結局お家であまり聞いてもらえていない・・という事がありました。「今学期はこのCDですよォ。」と言えば、忙しいお母さん達にもかけてもらえるようです。
毎週シールがたくさんいるので、先日買い足してきました。小学生グループは判子にしました。朱肉はゴールド!みんな!たくさん押そうね!
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フォトギャラリーのページにアメリカ滞在中の写真をUpしました。(もちろんやったのは私ではなく、息子です。)ミシガン州に行ったラボっ子50名の全体写真も入れたかったのですが、メガバイトとかいう数字が大きすぎて、入らないのだそうです。それでほとんどが私のホームステイの写真ばかりで、すみません。ラボっ子とホストのお別れの写真を一枚入れることができました。一ヶ月ともに家族として過ごした後で、ホストファミリーもラボっ子も別れがたく、感動的なシーンがあちこちで見受けられました。
ここ数日PCと格闘し、なんとか写真を入れてくれた息子に感謝です。昨日はひさしぶりにパーティに顔を出してくれました。高3でラボを卒業して、1年半ぶりなので、ラボっ子のテンションについていけるのか、正直心配でしたが、ラボっ子達には喜んでもらえたので良かったです。
小学生リーダーのミーティングを終えて帰りの車の中で、「もうちょっとしっかりラボやっとけば良かったなぁ」と言うのです。何でそう思うのか聞くと「だってラボでは、人前で意見を言うとか、人をまとめるとか、社会に出てすぐ役に立つ事が身につくだろ?特に高校生シニア活動をすると、プログラムを企画したり実践したり、すごい力がつくよね。」
息子は「シニアは自分のガラじゃない」と言ってやらなかったのですが、今は少し残念な様子。
パーティのラボっ子には、一人でも多くの子にシニアを経験してほしいな。こころから、そう願っています。
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帰省中の息子にやってもらって、やっと最近の各グループの写真をアップする事ができました! (休会中の人、先週お休みでうつっていない人、ゴメンナサイ。) m(__)m
左のページを見てね
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今月の取り組みは「ガンピーさんのふなあそび」と
アメリカで買った絵本より "Hey diddle diddle"
"Pease porridge hot"
"Wee Willie Winkie"
★東陽グループ★
例年、夏休み明けは子ども達は落ち着きがなく、にぎやかである・・今年はっていうと・・やっぱりそうぞうしくって大さわぎになりました。でも去年と違うところは、大騒ぎなんだけど、ちゃ~んと歌やお話のCDに合わせてあそんでいるところ。「ガンピーさん」では次々に動物になり、最後まで通してうごきました。「ウィンキーさん」の今何時ゲームでは、ゲームのルールもちゃんと理解しています。
このグループはほとんどが年長さんで、ごっこあそび(テーマ活動)ができるので、12月の発表会では初めて子ども達だけでCDのかけ流しで発表させてみようかな、と思っています。
★大海町(潮音町)グループ★
このグループは幼稚園にあがったばかりの年少さん達と入会したばかりの年中さん達を中心に、4月に誕生しました。まだお母さんから離れられなかったり、輪に入らず見ているだけの子もいます。ですからお母さんも一緒にテーマ活動をしてもらっていますが、気がついたら、やっているのは大人ばかりで、子ども達はその回りを走り回っていたり、寝ころんで見ていたり、という事もしばしば。
でもこれでいいのです。1年前は東陽グループもこうでした。子どもは大人のしている事を見ているし、「ガンピーさん」のお話は感じているはず。家でCDを楽しんでいさえすれば、そのうち自分たちもお話を表現するようになっていきます。
それよりも今は、4月に出会ったばかりのお友達ともっともっと仲良くなってほしいです。「ラボで○○ちゃんと遊べる。」「ラボに行くのが楽しみ」と思ってもらうのが先決ですものね。
「ウィンキーさん今何時」では大さわぎで走り回っていました。
★余談ですが・・★
9月12日発売の「よちよちえいご」(アルク)の79ページにラボの記事広告が掲載されています。
プレイルームのお母さんと雑誌を見ながら、「こ~んなにたくさんの英語教材や教室があるんだぁ。」とびっくり。「この中から何か一つ選ぶのは至難のわざね。」
「ラボパーティが他の英語教室と違うところ、ラボの特徴は何かしらね?」私の問いにTママが「そりゃ、異年齢の子ども集団の活動ですよ。」とずばり。子どもは子ども同士で育ちあう。楽しくなければ続かない・・ラボに入っているお母さんには実感できてます。
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ひさびさの日記です。
ミシガンの美しい風景、心地よい気候。
日本では決してできない数々の体験、出会った人々。
いろんなことが頭をよぎり、ついボーっとしてしまいます。
一昨日、パーティの夏活動報告会をしました。
語りたいことがいっぱいありすぎて、(小さなラボっ子たちの前では
長くはしゃべれないので)あまり伝えることはできませんでした。
なので左のページに簡単に書きましたので、読んでください。
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春以降、目がまわるくらいの忙しさでした。
日常のパーティ活動、地区の国際交流参加者の事前活動、シャペロンとしての準備・・。でも忙しいということは、それだけ充実している・・という事なのかもしれません。
国際交流はラボの核となるプログラムです。
小さい頃からCDを聞いて育ててきた英語を聞き取る能力、合宿やキャンプで培ってきたコミュニケーション能力、いろんな力がためされる場です。また子ども達が異文化にふれ、たくさんの人に出会い、大きく成長する場でもあります。
私は子ども達がどんな体験をし、楽しんだり苦労したりするのか、しっかり見てこようと思っています。またラボっ子だけでなく、ホストファミリーにとっても、実り多い交流になるよう、お手伝いしたいと思っています。
ラボには3Cスピリットがあるそうです。
すなわち chance challenge change 。人は新しいこと(チャンス)に出会ったときはチャレンジしたほうがよい、すると何かしらチェンジ、成長する、という意味ですが、ラボっ子だけでなく私自身も3Cスピリットでがんばってきたいと思っています。
パーティのみんな!おみやげ話を楽しみにしていてね★
それから、すっかりラボ離れしないよう、たくさんライブラリーを聞いてね。英語を聞き取る耳、物語を感じる心を育てよう。せっかくの夏休みですものネ!
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シャペロンとしてラボっ子を引率して、アメリカへ一ヶ月のホームステイ交流に行きます。
先日ミシガンのコーディネーターからEメールが届きました。「ワーッ!ついに来た!!」最初の便りをもらってうれしいのは、ラボっ子といっしょ。
彼女はラボっ子を受け入れるのは今年で10回目で、去年はシャペロンとして日本に来たそうです。ミシガンでの最初の夜はプールのあるホテルに泊まり、ピザパーティがあるとか。(ムム・・35才で決別した水着をまた着ることになるのか・・・・)
私達に会うのを楽しみにしていて、聞きたいことがあれば知らせてほしいとの事。
早速お返事を送ると、またご丁寧にお返事がありました。
" your new friend" と書いてあり、いよいよアメリカに行くんだなぁと実感がわいてきました。(わくわくドキドキ)
今週末、東京でシャペロン会議がひらかれます。シャペロンとしての役割や、いろんな場面を想定してのケーススタディを研修します。また日本文化を紹介するためのおみやげやアイディアをシェアしあいます。
私は自由研究として、ラボを紹介するためのファイルを作りました。アメリカで、ラボではどのように英語を習得していくのかたずねられた時、おそらく英語で説明するのが難しいと考えたからです。
ライブラリー、日常のパーティ活動、テーマ活動発表会、キャンプ、国際交流、などのページに分けて、説明の文章は財団の冊子"This is Labo"から引用し、写真はラボのパンフや「ことばの宇宙」から取りました。10ページほどの簡単な物ですが、これでラボの活動を紹介できるのでは、と(ちょっと)安心です。あわせて、国際交流に参加した子どもたちの帰国後の感想文(中国支部テューターがつくった英語訳版)も持参し、この交流プログラムを通して子ども達がいかに成長するか、紹介するつもりです。
少しでもリクルートに役立ち、この国際交流プログラムが益々盛んになってくれればいいなぁと思っています。
でも自己紹介アルバムなど、その他の準備はまだ全然すすんでいません。シャペロン会議の後、おしりに火がつくのかしら・・
テューターは時間が足りません。今パーティでは6月4日の「こども広場発表会」に向けて、取り組みの真っ最中。気持ちを込めての発表をめざして、最終段階に入っています。毎回のパーティではあれこれ気づくことがあり、各グループの様子も日記に書きたいのですが、なかなか書く時間が作れず・・ あぁ もっと時間がほしい・・と思う毎日です。
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読み聞かせをした絵本
"The Little Engine that Could" by Watty Piper
( ISBN 0-448-40520-2 )
以前山口の教務研でどなたかテューターが紹介してくださった絵本。
6月4日の発表会で、キディーと小学生で "I've Been Working on the Railroad" を発表する予定です。歌の内容は、すでに同名の絵本(ISBN 0-590-54317-2)で説明してあり、小学生は元気に歌うことをめざしています。でもキディーさんには歌はむずかしいし、何か楽しく動きをつけられないかと、リーダーたちと話し合っていました。
先週のパーティで両方のグループで上記の絵本を読んでみました。
≪あらすじ≫
小さな汽車が、おもちゃの人形や動物やピエロや果物、おかしをのせてはしっています。山のむこうの子ども達にとどけるところ。
ところが故障して動けなくなりました。そこへやって来た Shiny New Engine にひっぱてくれるよう頼みましたが、ことわられてしまいます。次にやって来た Big Strong Engine とRusty Old Engine にもことわられて、人形や動物たちは泣きそうになります。荷物が届かなければ、山のむこうの子ども達はどれほどがっかりすることか・・。
そこにやって来た Liitle Blue Engine 。小さな青い機関車はそんなに重い車両を引っぱったことはなかったのですが、
"I think I can - I think I can - I think I can."
と言いながら、ゆっくりゆっくり山を登っていきました。とうとう山のてっぺんまで登り、おもちゃ達は大喜び。眼下の谷間には子ども達の住む町が見えます。小さな青い機関車はうれしそうに、ゆっくり山を下っていきました。
"I thought I could. I thought I could. I thought I could. "
どちらのグループでも子ども達はシーンとして聞き入っていました。おもちゃ達が泣きそうになる場面では、ガンバレ!!と応援しているような表情。絵本を読み終えるとみなホッと晴れ晴れとした顔になりました。
「"I think I can." できると思うってすばらしい事よね。できると思えば、たいていの事はできるのかもしれないね。」
と言うと小学生はじっと聞いていました。
キディーグループではこの後、なりたい車両になってみよう、という事になり、早速青い機関車になる子、炭水車になる子、おもちゃを運ぶ車両になる子、お客さんを運ぶ車両になる子で、つらなって走ってみました。走り出すとキャーキャーとおおさわぎになり、結局発表では、キディーさんは小学生が歌う間、汽車になって走る・・という事になりました。
「ねえ、最後くらいは少し小学生たちと一緒に歌いたくない?」
「うぅん。ずっとはしる!!」
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