40周年 ラボ・パーティ教育研究発表のつどい |
10月19日 (木) |
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10月15日、広島市で開かれました。ずばり「テーマ活動の教育力」に焦点をあてたものでした。
①テーマ活動発表
「アリ・ババと40人の盗賊」(英語と日本語) 真田パーティ
②記念講演 鈴木小百合氏 (翻訳家、通訳)
~テーマ活動への期待 ラボ・ライブラリー製作者の立場から~
③ラボOGからのビデオメッセージ
廣谷昌子さん(ドイツ マックス・プランク研究所 研究者)
④ラボOB、OGによる体験談
~テーマ活動体験が、自身の成長に与えた影響~
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①の発表は本当に見ごたえのある、すばらしい発表でした。どの場面も工夫されていて、英語、日本語ともに、ことばに気持ちがこもっており、聞いていて気持ちがいいほどでした。
発表後、真田テューターから取り組みの経過について報告がありました。またビデオで子ども達の普段の活動の様子も紹介され、どのような話し合いがあって、この表現になったのかがよくわかりました。
②来日した有名な映画俳優の通訳を多数勤めていらっしゃる方。数々のラボ・ライブラリーの英語訳をしてくださっているので、お話を聞くのが楽しみでした。「おどりトラ」「ヒマラヤのふえ」ではリズムのよい英語を、「チピヤクカムイ」では詩的な英語を、「おむすびころころ」では擬音語を英語であらわす工夫を、「寿限無」ではあの長い名前を英語にする苦労などお聞きしました。「自分が作った作品が若い人達に愛され、くりかえし聞かれる事に責任を感じている。」と話された事が印象的であり、ラボ・ライブラリーが単なる英語の教材ではなく、実に質の高い「本物」である事をあらためて実感しました。
③世界的にも有名な研究所で働く廣谷さん。研究者という堅苦しいイメージではなく、温かなお人柄が伝わってくるよう。研究という仕事をしていく上で、人とコミュニケーションする事がいかに大切であるか、というお話をされました。
「ラボで学んだことは、人と人とのコミュニケーション」ときっぱり言っておられました。
④ラボOB、OGと大学生、それに聞き役のテューターの座談会という形式で進められました。元ラボっ子というものはこれほど話がおもしろいのか、と会場が笑いの渦。でもその中にラボのエッセンスがちゃんと入っている、さすが・・と思う内容でした。小・中・高大生年代、それぞれでのライブラリーの聞き方、テーマ活動への姿勢など。
お2人とも高校留学の体験者ですが、やはりその期間に自分の将来進むべき道に出会われたようです。(英語と直接関係のある仕事というわけではありません)
最後にOGのMさんが言われた事がとても印象的であり、今日の会のまとめでもあるような気がしたので引用します。(彼女のことば通りではないかもしれませんが、私のメモによると・・)
「テーマ活動・・物語を楽しみながら、からだをうごかしてこそ、ことばを習得できる。いろんな役になって、新しい自分を発見できる場。」
今私のパーティではリーダーが小6になりました。なんとか場面をつなぎ合わせ、やっとせりふが言えるといったテーマ活動ですが、子ども達は日々成長しています。
ラボが単なる英会話教室ではなく、子ども達が表現する力、人とコミュニケーションする力をつける場である事に自信を持ち、毎週のパーティを楽しんでいきたいと思っています。
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Re:40周年 ラボ・パーティ教育研究発表のつどい(10月19日)
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まじょまじょさん (2006年10月20日 12時58分)
素晴らしい報告を早速ありがとうございました。
ヨーヨォさんがupしてくださったおかげで広島で開催された「40周年ラ
ボ・パーティ教育研究発表のつどい」の様子がとてもよくわかりまし
た。主催者側は準備も動員もなにかと大変だったでしょうね。お疲れ様
でした!外部の方もたくさんお見えでしたか?
横浜でのファイナルイベントは出席されますか?
私は行きますよ~。おめにかかれたらうれしいです。
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Re:40周年 ラボ・パーティ教育研究発表のつどい(10月19日)
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林ライスさん (2006年10月20日 14時07分)
早速報告してくださってありがとうございました。
中国支部のつどいの様子がよく伝わりました。
やはりラボの一番大きな魅力は「英語や日本語の力」とともに「コミュ
ニケーション力」「人間力」が育つということですね。
今、全国シンポジウムのタイトルが「英語教育は人間教育」になってほ
っとしています。
九州はあさって、22日が支部シンポジウムです。
今、ちょっと緊張しています。
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Re:Re:40周年 ラボ・パーティ教育研究発表のつどい(10月19日)
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ヨーヨォさん (2006年10月22日 17時39分)
まじょまじょさん
ご訪問&書き込みありがとうございました。
今回の「つどい」はラボ会員のご父母と一般の方対象の会でした。特に
ご父母にテーマ活動についてご理解いただく、とても良い機会だったの
ですが、私のパーティでは、幼稚園や保育園の運動会やバザーと重なっ
たため、出席者が思いの他少なく、とても残念でした。なので「つど
い」の内容をご父母にお伝えしたくて、HPにUpした次第です。
横浜でのファイナルはもちろん参加です!
HP開設の頃まじょまじょさんの文章を読ませていただいて、とても感
銘を受け、励まされた事があります。お会いできたら最高です★
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Re:Re:40周年 ラボ・パーティ教育研究発表のつどい(10月19日)
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ヨーヨォさん (2006年10月22日 22時51分)
林ライスさん
ご訪問&書き込みありがとうございました。
12月2日のラボ教育公開シンポジウム、本当に楽しみですね。
先日の中国支部の「つどい」でも鈴木小百合氏が言われていました。
「今小学校英語必修化をめぐって、英語は早くから始めたほうが良い
のか、それともしっかり日本語を身につけてからの方が良いのか、
さまざまな説がありますが、ラボでは両方できます。」と。
九州支部では今日がシンポジウムなのですね。お疲れ様です。
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