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☆★☆異年齢活動は異文化交流につながる☆★☆ |
04月22日 (水) |
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ラボパーティではどこでもどのグループでも異年齢活動が行われています。
プレイルームは0歳から3歳までの縦長。
キディグループは3歳から6歳までの縦長。
小学生グループには幼児もいたりして小6までの縦長。
中高大生グループには中学生から大学生までの縦長。
そしてパーティ全体の活動では幼児から大学生までの縦長。
こんな異年齢活動の中で子どもたちはお互いにいい刺激を受けながら
いろんなことを学んで行きます。
普段学校や幼稚園で毎日会っているお友達とは違って
みんないろんな幼稚園や学校に通っている子どもたち。
一週間に一回逢うと、話したいことがいっぱい。
みんなでソングバードやゲームを楽しんだり、、、
テーマ活動の時はいろいろ相談しながらやっていきます。
この相談するというときにいろんなコミュニケーションが生まれます。
グループが縦長であるほどコミュニケーションの時に
お互いにいろんなことを考えながら話しています。
小さい子は大きい子が話していることを100%理解できなくても
推測しながら、理解して行こうとします。
この推測しながら、、、という部分はとっても大切ですね。
何を言っているのかな?って考える、、、
これって異文化理解につながるかなぁって思います。
ことばや文化、生活習慣の違う人たちとコミュニケーションを取っていく時に
いろんなバックグランドの違いから、理解できないこともたくさんあったりします。
お互いに一生懸命相手の言うことを理解しようとする。
または相手に理解してもらおうと努力する。
このプロセスは異文化理解につながります。
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自分の体験を少し、、、、
かつてハワイ大学に留学していた頃のことです。
大学に行く前に、英語はかなり勉強してから行きました。
高校時代の英語の成績だけでは十分ではありませんから、
留学前に3ヶ月間、Intensive Training を受けました。
沖縄の米軍のファミリー宅にホームステイして日常生活は英語のみ。
学校に行き、高校の授業をすべて英語で受ける、、、という生活。
そのあとは大学のキャンパスでの、ELI。
これは外国からきている学生のための英語のクラスです。
能力別に設けられたクラスに参加。サンサンは110からスタート。
ハワイはご存じのように世界各国から学生が集まってくるところです。
East West Center という外国人学生向けの大きな寮があったりします。
私たちは、普通のNativeの学生のための寮に入りました。
そして、学生生活が始まると、いろんな国の人たちがいて
そんな人たちとお友達になっていくのですが
話し合う時に気がついたことがありました。
こちらが理解できない時には必ず、
"Let me put it this way." と言って、言い直してくれたことです。
すると理解できなかったことが理解できたりします。
こちらも一生懸命相手の言っていることを知りたいと思っていると
相手も理解してもらおうと、言い方を変えたりしてわかりやすくしてくれる。
これは自分が話す時も同じです。
相手が理解してくれない時は違う言い方で理解してもらおうと努力する。
決して難しい言葉を使う必要はありません。
これはバックグランドが違う人たちがコミュニケーションを取る時の
心構えとしてはとっても大切な部分です。
相手が何を言おうとしているのかなと推測しながら理解して行こうと
努力することと、相手にわかってもらおうと努力する。
これは異文化理解につながる大切なプロセスです。
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日本にいると単一民族、単一文化ですから、
帰国してすぐのときに感じたことは、
相手が理解しない時は相手が悪い、、、という風に考えているのではないかなぁということでした。
難しいことばかり言って、相手が理解しているかどうかあまり気にしない。
そんな空気を感じたのです。
帰国してすぐのころは実は自分自身言葉にも不自由していました。
いまでも日本語といえども自分で書いたり話したりする時は
とまどうことがあります。
英語の方が表現しやすい言葉などもあり、日本語ではどういえばいいのか、、、
なので、これまでにいろんな失敗も繰り返していましたが
日本人って、ちょっと他の国の人たちとは違うなぁっていう印象を持ちました。
それはいろんな国の人たちと接する機会が少ないからだろう、、、と
感じました。
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異年齢活動に戻りますが、
異年齢の子どもたちの活動は異文化交流に近い部分があると思うことがあります。
同年齢の子たちやいつも一緒に過ごしている子たちとは
あまりことばを交わさなくても簡単な記号のようなことばのやりとりでお互いに理解しあえることがあるようです。
でも、ラボではいろんな年齢の子たちがいていろんな場でいろんな出会いがあるので
お互いに努力しないとお友達になったり、理解しあったりができません。
そういう意味では、ラボの活動は世界に通用する子どもたちを育てる場として
とってもいいところだと思っています。
英日の物語に取り組みながら、基本は日本語でのやりとりですが、
子どもたちはしっかり考えながらいろんなことを学んでいます。
一緒に活動していく上で、気持ちを通わせてようとしている子どもたちの間には
お互いに暖かい思いやりの心が生まれていきます。
ラボには年間にさまざまな交流会や発表会、合宿やキャンプなどがあり、
多くの出会いを通じて、異文化体験に近い体験をしています。
いろんな違いを乗り越え、いろんなお友達を作っていく。
そういう体験を経て、12歳になると国際交流に旅立って行けるような子に成長していくのです。
異年齢活動から異文化交流へ、、、
ラボ活動いいですねぇ。
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