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パリにて
2004年2月10日(火)フランス・パリへ
朝5時起床。
出発の支度をしてから、昨夜インターネットに接続できなくて、アップできなかった日記をアップし、チェックアウト。
6時半にバスでホテルを出発。朝のラッシュの前だったので、ユーロスターの駅、ウォータールーまでは20分で到着。ウォータールーからパリまでは、3時間20分くらい。
ユーロスターに乗るにはまるで飛行機と同じように、まぁ、そんなに厳しくはないのですが一応、すべての荷物と身に着けているものをセキュリティチェック受けてからでないと、乗れないのです。びっくり。それにチェックインも出発の1時間前ということで、日本の新幹線に乗るのとはちょっと違う。やはり、国境を越えるのでそういうことも必要なのかなぁ。パスポートもチェックがあったし。。。
乗車してからしばらくは、ロンドンの町並みが続き、ダブルデッカーのバスや通勤の車などが通っているのをみながら、煙突のついた家がかわいいねぇなんて郊外の風景を楽しみながら。。。
30分くらいたつと、周りの景色は一変して、のどかな田園風景が広がり、美しい緑の野原が見えてきました。農家の畑や家などもぽつりぽつりと見え始め、湿原とそのあたりに群がる無数の鳥たち。。。
ん~、イギリスの田舎も美しいなぁ。
睡眠時間が短くて、眠いんだけどトンネルに入る瞬間が観たくておきてる私は、なんなんだろう。
出発してから50分くらいで、トンネルに入るまで20分あります。のアナウンスが。。。でも、そんなに時間がたたないうちにトンネルに。
いよいよだ。ドーバー海峡の真下を通る海底トンネルに入り、一路パリを目指します。
アナウンスはすべて、英語とフランス語。
ヨーロッパだぁ。
トンネルに入ったら寝てしまお~っと。
あっ、入りましたね。車窓の景色が消えました。
さよなら、イギリス。またの機会に。
では、おやすみなさい。
しばらく寝て、目が覚めたら、あれっ、外の景色がまた広々とした田園風景にもどっている。
フランスの田園風景だ。何のことはない、トンネル内は20分くらいで通過。
もう、フランスに入ってしまっていた。
直線部分は時速300キロと言うから、飛行機の3分の1位の速度で、だから、100キロくらいがトンネルの中だったというわけかな。
フランスに入ったんだなぁと思うと、なんだかどきどき。
初めて訪れる土地は景色や建物やいろんなものが新鮮に見える。
ん~、でも、言葉がどうなるかなぁ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ユーロスターは、フランス時間で、11時20分ころにパリに到着。
フランスではイギリスより時計を一時間すすめることになった。だから、実際に乗っていた時間は2時間半?
昼食はエスカルゴを前菜とする食事をした後に、市内観光をしながら、ベルサイユ宮殿へと向かいました。パリの街からベルサイユ市街までは、道路状況にもよると思いますがバスで40分くらいだったかな?午後は、また、別にガイドさんがついて、パリのこと、ベルサイユ宮殿のことフランス王朝のこと、ルイ14世のこと、その奥さんのこと、お世継ぎのこと、などなどいろいろとお話してくれたので、バスの観光もなかなか楽しいものだった。オペラ座、セーヌ川、オスマン通り、コンコルド広場、凱旋門など、馴染み深い地名がいっぱい聞かれたし、観ることもできました。歴史の中にいるんだなぁ。帰国したら、子供たちにもいっぱい話してあげたいなぁ。
セーヌ川:
ルイ14世の栄華を誇るベルサイユ宮殿到着。外からみたベルサイユ宮殿はただただ大きくて、言葉を失ってしまい、圧倒された。
ルイ14世の栄華を極めた絢爛豪華な宮殿の内部だけでなく、美しいフランス式庭園も見学。ため息がでるような見事な壁画や天井画。各部屋の調度品、カーテンやカーペットにいたるまで、すべてが豪華で美しい。すばらしい肖像画が壁を飾る。その絵の大きさが半端じゃない。こんな絵を送られたとしたら、我が家に飾れる大きさの壁は存在しない。よなぁ。
この宮殿に暮らした人たちや、ここを訪れた貴族たちのことや、この宮殿を作るにあたって、どれだけの人たちが犠牲になったかも含めて、歴史的背景や複雑な人間関係をガイドの方が話してくれた。
ん~、フランスの歴史。忘れていたことがいろいろ思い出される。イギリスの大英博物館と同じくここにもお勉強で訪れていた子供たちの集団があった。
現地で肌で歴史を学ぶ。
日本の子達は日本のお寺や神社で同じことをしているんだよなぁ。
バッキンガム宮殿の観光を終えて、そのあとは、市内に戻り、お買い物。
街にはいたるところに、レストランの前の歩道の部分にオープンカフェが。。。
私は睡眠不足なので、座り込んでしまい、休憩。
夕食は、フォンデューのお店。
ちょっと古い感じのレストランで食事を済ませて、やっとホテルにチェックイン。
しかし、すぐにみんなで集合。地下鉄の乗り方を教えてもらい、夜のシャンゼリゼ通りへ。凱旋門へ行き、そこからの夜景を楽しんだ。パリは非常に美しい街です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2月11日(水)パリ市内観光二日目
朝は、6時半に起床。昨日は冬のパリでは珍しいと言うくらいいいお天気に恵まれていましたが、今朝はどんよりと曇り。これは、フランスの典型的な冬のお天気だそうです。冬場は青空は少なく、北海道と緯度は同じですが、雪は降らないそうです。
朝食はコンティネンタル。ホテルの食堂でのセフルサービスの朝食。そこにいた、フランス人のおじさんやおばさんとちょこっとコミュニケーション。なんだか、おはようや、こんにちは、ありがとうや、さよなら、すみませんなど、簡単なことを言ってみたくて、レストランの人、ホテルの人、バスの運転手さんなど、誰にでも声をかけたりしています。ラボっこ精神(?)で。。。ラボっ子たちもこんな感じで、言葉のやりとりをしながら、感覚的にコミュニケーションをしていくんだろうなぁなんて思いながら。でも、ラボっ子のほうが、もっとゆたかなコミュニケーションをしているんだろうなぁ。だって、ホームステイだし、ホストファミリーがいるし、大勢の仲間もいる。観光なんかより、ホームステイの方がいろんな出会いがあって、絶対いいに決まっている。
午前8時25分、バスにてパリ市内観光のためホテルを出発。
昨日に続いて、今日もあちこちを見てきました。
今日のガイドさんは、フランスの女性。でも、ガイドはきちんとした日本語で。
ただ、地名や人の名前など、あまりにもフランス語っぽくて、聞き取りにくい。
パリは東西に12キロ、南北に9キロの広さで、その人口は市内に住んでいる人たちが220万人、郊外に住んでいる人が800万人。市内はほとんどがアパートで家賃が高い。市内に住むほとんどの人たちが駐車場がないので車を持っていないそうです。また、セーヌ川(今日のガイドさんはセーネ川といっていた。)が街を東西に流れ、それをはさんで、ビジネスや政治、商業の街と学生街とに分かれるそうです。37キロの環状道路がパリの周りをぐるっと取り囲んでいて、そこから、あちこちの方角にに道が伸びており、外国につながっているということでした。
日本は海に囲まれているから、外国につながる道はないですね。これはヨーロッパ独特です。
今日、水曜日は学校がお休み。日本も11日の水曜日は、建国記念日でおやすみですね。支部では、高校生広場の発表会がある日です。あやちゃんがでましたね。台詞が2行しかないんですよ、といいながら、バベルの塔に楽しそうに取り組んでましたね。いい発表になったことでしょう。
この水曜日がお休みなので、トムは会社の休みを取りやすかったようです。会社は4日だけ休んで今回のツアーに参加しています。
ここ、パリでは、子供たちの学校のお休みがとても多いそうです。一年の半分くらいがお休みじゃないかしらってガイドさんいってました。今週の金曜日から、2週間の冬休みに入るそうです。クリスマスとお正月のお休みもあったそうですが。4月にも2週間の春休みがあり、夏休みも長いとか。子供たちのびのびとできていいですねぇ。
バスからガイドさんの説明を聞きながら、いろいろなところをキョロキョロと見ながら、最初に立ち寄ったところは、ゴシック様式のノートルダム寺院。
高さ69メートル。巨大なステンドグラスがある大聖堂、9000人が入れるとか。
ここで1804年にナポレオンの戴冠式も行われたとか。
ちょうど午前のミサが行われており、おごそかな声が聖堂の中にひびきわたっていました。
西の壁には、これまた巨大なパイプオルガンがあって、なんと6000本(これ確かです。) のパイプですばらしい演奏がされるそうです。
ん~、どんな音がするのかな~。聞いてみたいぞ~。
建物は石灰岩でできていて、立派なものでした。ステンドグラスもだてについているのではなくちゃんとボルトという、ドーム状の天井を補強する(支える)ためにあり、硝子の材料もそのために工夫されているようです。美しいだけじゃないんですね。
今日、再びコンコルド広場に行きました。ルイ16世とマリーアントワネットが処刑されたと言う場所をそれぞれ教えてもらったんですが、想像するとぞっとしますね。ここで、1100人もの人たちが処刑され、しかし、それ以上の処刑をしないようにという願いをこめて、コンコルド(平和)という名前がつけられたそうです。
昨夜、散策した凱旋門やシャンゼリゼ通りを再び通りながら、いろんな建物を見ました。
ルイビトンのお店が150年祭を迎えると言うので、これまた巨大なビトンのかばんの形の入り口があって、びっくり。地元の人たちは値段がはるのであまり興味がないんだとか。日本人が買うから、儲かっているそうですよ。
ノートルダム寺院の次に、エッフェル塔を観に。。。
それから、お待ちかねのルーブル美術館へ。
途中、7年前のダイアナ妃の事故から有名になったと言うあのアルマ橋の地下道、通りました。つい身を乗り出してみそうになった私は、なんなんでしょう。
ルーブル美術館に入場するのにやはり、手荷物チェックがありましたね。
ミロのビーナスから、その他の彫刻諸々、モナリザの絵やその他の絵画の諸々を実物で見られて圧巻でした。日本では見たくてもなかなか行かれなくて。。。
ここで実物を鑑賞することができて満足。
ガイドさんの解説も良かった。
ルーブルの後は、自由時間。昼食からそれぞれでということになり、トムと一緒に遅い昼食をとり、あちこちぶらぶらと。。。
ブランド品はあるのですが、なかなかこれぞというものが見つかりません。
ローマに期待します。
6時15分にオペラ座通りにあるマイバスという旅行者の前に集合。
マイクロバスで、ムーランルージュへ。ムーランは風車、ルージュは赤。http://moulin-rouge-japon.com/
赤い風車という名前のキャバレーですね。エッフェル塔ができたころに、モンマルトルの丘のところに、できたそうです。世界的にもかなり有名がところで、ディナーショーを楽しんできました。
今夜は2年続いていると言う、Ferryを上演中でした。絢爛豪華。素晴らしいショーでしたよ。ディナーは期待していたんですが、たいしたことなかった。
フレンチカンカン発祥の地と言うことで、元気なフレンチカンカンでした。
カンカンと言うのは幼児語で、アヒルと言う言葉だそうですね。おしりふりふり、誰かの後をみんなでついていくとか、そんなところがアヒルの子供たちににているからかな?
今日も、一日、いろんな刺激をいっぱい受けました。
観光地に行くと、とにかくいろんな国の人たちが、それぞれの言葉を話すガイドをつけて、回っています。
日本の観光地もこんな感じなのかな。
ここへきて、私は自分が言っているglobalと言う言葉が薄っぺらだったような気がしてきています。
もっと、もっといろんな国に興味を持ち、いろんな言葉を学び、文化や歴史的背景ももっとちゃんと学び、視野を広げていこかなくちゃなぁ。多言語に挑戦しなくちゃ。
物語を取り上げるときに、その物語の背景やその国のお勉強をやっているつもりでもやはり、実際にその国に来てみると、肌で感じるものがあってなんか違うなぁ。日本に住んでいるとすべてにおいて満足してしまって、あまり興味がほかにいかないので、それではいけないなぁ。
いろいろ考えさせられる旅になっています。
明日は、エールフランスで、シャルルドゴール空港からローマへ行きます。
ピノッキオ、ロミオとジュリエット、ジュリアスシーザーの舞台になったところです。
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