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テューター派遣団帰国報告その1:成田出発からサクラメントまで |
06月09日 (月) |
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今日は、朝から、新宿で神奈川支部の支部運営委員会があります。
休む間もなく、会議です。忙しいなぁ。
成田出発から、サクラメントまでの様子と、子どもたちへのアドバイスをお届けします。
箇条書きですが、これはと思うところは、子どもたちや御父母の皆様にお知らせ下さい。
◇出発時の空港内での様子
☆空港内は誰もマスクをしていない。
☆機内も誰もマスクをしている人はいない。買ったマスクは使わなかった。
☆機内は満席→テロの不安がないから、みんなが安心して旅行をするものと考えられる。
☆ランダムでスーツケースをあけられて、念入りに調べられる。
スーツケースには、決して鍵をかけないように。かけたら、中を調べるために、壊される。
☆アメリカに到着して、国内線での乗り換えのチェックはとても厳しかった。
☆全員、靴をぬいで、荷物はもちろん、ジャケットも脱いで、すべての持ち物をx線を通してチェック。フィルムはスーツケースに入れないで手荷物に。プロテクティブケースに入れずに透明のビニール袋に入れたほうがよいこと。x線を通さないものに入っていると、さらに念入りにすべてをチェックされる。はさみやつめきりは、スーツケースの中に。持っていると没収されて、決して返してくれない。
☆爆発物検査がほんとに厳しい。
☆SARSより、テロの警戒のほうが厳しい。これだけ検査されていることにより、逆に安心感が生まれた。
☆テロに対する対策は、万全のように思えた。
1 カリフォルニア州サクラメント・ディビス:
Pat English(State 4-H Program Representative)による出迎え、および対応
☆ 入国時の黄色いカード:これは中国から入国してきた人に関するアンケートであった。
☆ 乗り換え時のボディチェックの厳しさ。かなり念入りにしらべられる。
☆ 思ったより暑く、真夏のようだった。
① Davis Campus ツアー
☆ 日曜日なので学生たちは少ないが平和な雰囲気。
② Pat English宅での夕食会
ご主人のJim(surgeon)とともに
☆ ゆったりとしたエルマセロという住宅街。平和に満ち満ちた環境に安堵。
☆ 立派なおうちの前庭には、かわいい花壇やさまざまな木々が。。。
☆ 裏庭はゴルフ場につながっており、遠くまで芝生が続いている。
☆ SARSの話をしたら、ご主人のJudは、医者なので、それよりも他に危険な病気で死亡する場合が多々あるのに、なぜSARSだけが問題になっているのかと不満を示した。
☆ Patは、6月1日でカリフォルニアに来る25人のラボっ子のホストファミリープレイスメントが全部終わってほっとしているということで、皆で喜び乾杯をして、Patの労をねぎらった。
③ 州立大学デイビス校警察署長よりテロ対策について話を聞く。とてもフランクで親切に対応し答えてくれた。
☆ 現在はレベルがイエローであることをそこではじめて知った。
☆ 米国の政府の国家安全保障勧告システム(The Homeland Security Advisory System)により、テロ攻撃の脅威レベルを5つの段階で色で識別するシステムを設定し、国民に伝えている。
☆ 低い(Low):緑, 慎重を要す(Guarded):青、高まっている(Elevated):黄色高い(High):橙、高度の危機(Severe):赤
☆ 赤のときは、オレンジのときは、黄色のときはどういう対策をとるのかと言うことを詳しく聞く事ができた。
☆ Call Boxのこと(911)、非常事態や困ったことがあれば、電話をすれば近くの警察官がかけつけてくれる事を聞き、安心した。常にFBIとCIAが連絡を取りながら、安全管理など対応している。カリフォルニア州の8万の警察官がいつどこにいてもみんなを守ってくれることを知り安心。
☆ ラボっ子へのアドバイス:
○ホストファミリーとともに行動することの大切さ
○自分の名前やホストの名前や電話番号、住所を書いた名札をかならず持っていたほうがよい。
○決して1人で出かけたりしないように。迷ったりしやすいから。
○いつも誰か大人と一緒に出かけた方がよい。
○外で誰かに何か相談するときは、制服を着用したお巡りさんにするように。
○貴重品をその辺に置いておかないように。(すぐ持って行かれれるよ。)
④ サクラメント市保健局の保健センター及び伝染病予防センターを訪問して2人の担当者から、SARS対策を聞く
☆ 以前2件、疑わしいことがありましたが、アメリカには現在感染者はいないこと。
☆ WHO(世界保健機構)からの通達にもとずき、米国では、Center for Disease Control and Prevention(アトランタに本部)
の指令を受けて各関係筋(CDC(Center for Disease Control and Prevention=防疫センター)、DHS、County Health Department(カウンテイの伝染病予防係)、hospital, doctors, schools等)に通達が行くようになっている。
Laboにも、カウンティを通じてその連絡はくる。
☆ 安全管理は、まめにしている。
☆ アメリカではどこの病院でも、二重窓の密閉隔離施設が完備された感染者を受け入れる設備があること。(これにはびっくりすると共に、安心した。)
☆ 予防には早期の対策が必要であるので,その指導を家庭に対しておこなっている。例えば、人ごみを避ける、マスクをする、手を洗う事の励行。子供には゛Row Your Boat゛を2回歌いながら手を洗う事をすすめているとか!
☆ 心配されるWest Nile Virusに対する予防として夕方などに外に出るときは長袖や、虫除けを用意する。川辺などで早朝などにも同じことに注意する。
⑤ 昼食:Patとともに懇談しながら
⑥ 4Hオフィスにて:Host familiesと懇談 & 日本文化紹介
☆ 参加者は:
○ ジャネットは、今夏崎本パーティから参加するカレッジリーダーの大木美希を受け入れる。過去に日本に行ったことがある。
○ キャロルは、4Hのスティトリーダーで、出張先から駆けつけてくれて、一緒にすずめ踊りを踊ってくれた。
☆ 日本文化紹介:小舞とすずめ踊り・事前活動の子供の紹介・七五三の説明・「かにむかし」紹介
⑦ 夕食会:
○ かつてお世話になった(長年ラボの国際交流に貢献された)元コオーディネーターのグロリア・デイビス(大阪でのホームステイを経験された)や、新しいリーダーのミニオン、パット夫妻、ジャネットなど(9名)
☆ そこでも、これまでの4Hとラボの国際交流を振り返って、お互いに感謝の気持ちを述べたり、今年はもちろん、これからの交流に向けてのお互いの気持ちを確認。
☆ 写真を見せ合ったり、書道をしたりと文化交流もなされた。
以上、思いついたことを書きました。
ご意見やアドバイスがある方は、書き込みで教えて下さいね。
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Re:帰国報告1:成田出発からサクラメントまで(06月09日)
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keikoさん (2003年06月09日 19時25分)
本当に詳しい情報をありがとうございます。プリントアウトして明日会うテュ
ーターの方にお知らせします。もちろんラボッ子にも、ご父母にも安心すると
同時に状況判断の大切さを伝えます。ありがとうございました。
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