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*記念すべき、パーティ便り・第一号を、発見!!(2012年4月11日現在)
”パーティ開設に際してのテューターの決意です”という、ただし書付きで・・・ちょっと恥ずかしいのですが、全文そのままで載せます。(#^^#)
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ラボとよながパーティ便り NO.1 1991年12月5日+
お忙しい中、先週、今週と来ていただき本当に有難うございました。テューターからゆっくり話をする時間がありませんので、この手紙の中に、私の紹介、ラボについての考え方などを述べさせていただきます。
<略歴>
熊本大学教育学部英語科卒業
(在学中にオーストラリア、ニューカッスル大学に国費留学、英文学、教育学を学ぶ)
山鹿市立三玉小学校、矢部町立中島中学校勤務
<自己紹介>
中学の頃から”夢は留学”の英語大好き人間。結婚以来、山鹿、熊本市、矢部、御船と転々としているので、定住の地、合志町で地域に根ざした国際交流活動をするのが夢。
今年の一月、下の子の産休明けに退職。(退職は)ぎりぎりまで悩みましたが、(退職後も)英語を教えたい一心で、公文、旺文社LL、学研、ECC、SSH、ラボ等、説明会や講習会に参加。その中でも一番魅力を感じたのが、このラボです。出会ってから一年以上経っているのは、なかなか、全体像がつかめなかったからです。一般に考えられる”英語教室”ではないからです。
教員をやっていたからか、「遊んでばかりでいいのかな?」「英語が子供の口から出ないなあ」「英日ではなく英語のみの教材の方が・・・」等々、疑問点も多かったのです。しかし、ラボの活動に参加するうちに、次々と疑問は解けてきました。
私がラボにひかれる理由は次のようなことです。
1、体を使って楽しむ。
歌や劇などで体をほぐし、気持ちをほぐし、その子の自然な姿で英語に接し、楽しむ。決して”お勉強”ではありませんし、目に見える形での結果は期待できないかもしれません。しかし、子ども達は一人一人、その子なりの成長を遂げています。
2、英語も日本語も大切にしている。
日本人ですから、核は日本語です。日本語が豊かな人ほど外国語も豊かになります。日本語で内容のないことしか話せない人が、英語で内容のあることが話せる訳はありません。ラボでは、物語ごと楽しみ、心豊かに、言葉を育んでいきます。
3、心を大切にしている。
ラボ・サマーキャンプでのことです。私と同じ宿のマットという中学生が日本人の子ども達と仲良くなっていく様子は、ラボそのものを私に見せてくれました。歌や踊りを通して、体ごと、日本語で、英語で、”仲間”になっていきます。心で交流していきます。強制や型にはめ込む教育ではありません。遊びの中に、その子の開放された心があり、構えることなく、英語も日本語も受け入れられます。
4、教材がいい。
正直言って、私も最初、高いなあと思いました。でも、その価値はあります。(ラボの絵本1冊+CD1枚分は2500円以下。市販では4000円以上です。)英語教材はだいたい高めです。私も色々持っていますが、ラボ・ライブラリーの良さは、聞き込んで初めてわかるような気がします。良い絵本が長く読み継がれ、大人にも鑑賞できるのと同じです。『だるまちゃん』が『ぐるんぱ』が、英語で、日本語で物語の世界に誘ってくれます。子どもならずとも心踊り、体が動いてきそうな話が沢山です。物語という全体性のあるものの中でいろんな表現が出てきます。”買い物の会話”や”挨拶の会話”等、切り取って練習するより自然で楽しいのです。
5、英語の底力がつく。
目先のことより、英語のリズム、手遊び、童謡などで英語を楽しむ体験を積むことが大切です。大人はとかく結果を急ぎ目に見える進歩で安心しようとしますが、子どもが言葉を覚えていった時のことを覚えていますか。生まれてから、毎日、語りかけの中で育ち、1年、2年たつ頃、言葉は意味をもって子どもの口から発せられるようになります。日本語にどっぷりつかり、日本語体験をしっかり積んできたからです。ラボは、英語力の底力になります。
まだ、まだ、書けばきりがないのですが、私は、英語を楽しみ、英語で遊んで、英語好きの子ども達を育てる熱意だけは誰にも負けません。私自身英語が好きでよかったと思っているから、この楽しみを広げたいのです。ラボに出会えてよかったと思っている一人でもありあます。
お子様と一緒にラボで楽しみませんか。入会お待ちしています。
ラボ・テューター 豊永
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上の文章を書いて20年経ち、もうひとつ加えるとすれば、
6、異年齢集団での子ども同士(親同士)の学び合いがある。
ラボの中高生が、目配りがきき、小さい子に優しいのは、お互いに学び合っているから。今、地域社会には、異年齢縦長の子ども達と日常的に接し、くんずほぐれつ、喧嘩したり、一緒に遊んだり、一緒に目標に向かって頑張ったりという機会が、あまりない。ラボで子どもが育ち合う様子を見ていて、痛感するのは、きっと、どの子もチャンスさえ与えられれば、育ち合うことができるということ。親もまた、核家族化で、子育ての悩みは尽きない。縦長異年齢の子ども達の様子を見守ることで、親同士も、学び合い、育てあっている。
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〈20周年記念の20曲のナーサリーライムのひとつRing-a-ring-o-rosesをする幼児から大人〉
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20周年行事の子どもたちの様子を見ていたカウンセラーをしている知り合いが、
「子育てに悩んでいる人に紹介するから!」
と、ラボのチラシを所望した。嬉しかった。ラボという空間を認めてもらった気がした。親同士も、異年齢縦長で、子育ての悩みを相談したり、いつの間にか、自分の子だけでなく、他の子の成長も心から喜べる素敵なパパ、ママに。”みんなちがって、みんないい”を実感できる場所がラボ。 |
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