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授かりもの=のさり |
03月30日 (日) |
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熊本に住んでいながら、水俣のことをあまり知らない。
今の小学生は、社会科見学旅行で、必ず水俣を訪れる。
今年、二月に、水俣病患者で語り部でもある杉本栄子さんという方が亡くなられた。新聞に「水俣病はのさり(授かりもの)」という、言葉が載っていて、忘れられない。
中国の発展著しく、熊本で、光化学スモッグが、観測される今、隣国の環境が気になる。日本の轍は踏まないでほしいと願う。
数年前、熊本大学で、揚子江沿いの工場が環境に与える影響を研究している留学生に出会って、ちょっと、安心した。
MINAMATAは、公害で、世界に有名になってしまったけれど、今は、環境先進地域として、世界中からの視察が絶えない。
間違いから学ぶことが、私たちにはできる。Never too late to learn.
ーーーーーーーーーーーー(熊本地域情報MLから転載)ーーーーー
皆さんも既にご存知と思いますが水俣病患者で語り部でもある杉本栄子さんが2月末に亡くなりました。
彼女が生きてきた想像を絶する人生から発せられる言葉には本当に重さがあり、聴く人の心を揺り動かす力がありました。
水俣病と判ったときに、ご近所さんが杉本さんの家の玄関の前に糞尿を撒き散らして外出出来ないように嫌がらせをされたことなどを語られました。
私も始めて栄子さんの話を聴いたとき、涙が出てきました。
「おどんたち(わたしたち)が最初の患者でよかった。ほかんもん(他の人)が先に患者になっとったら自分も人に同じ嫌がらせばしとった(嫌がらせをしていた)じゃろう。」
「つらかった。最初はなんでこんな苦しみばうけなんとかて恨んだ。ばってんか、やっぱ人間が好き。水俣病はのさり(授かり物)じゃ。」
と、苦界を乗り越えた人の心の輝きを教えていただきました。
今日お伝えしたかったのは故杉本栄子さんが理事長をされていた「ほっとはうす」支援についてのお願いです。
胎児性水俣病患者が地域社会で自立して生活していくための拠点である「ほっとはうす」が新装開店します。
できる範囲で結構ですので、基金への援助や、ご友人などへの紹介をお願いできればと思います。
(かく言う私も勝手連で応援しているだけなのです。)
ほっとはうすについて
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/mon/50523.html
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20080314200016&cid=main
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20080313/20080313_002.shtml
■ほっとはうす・さかえ基金
郵便振替:
口座名 ほっとはうす・さかえ基金
口座番号 01710-7-101928
銀行口座 熊本中央信用金庫水俣支店
普通預金 1202239
名義人 ほっとはうすさかえ基金 代表・安川タケ子
連絡先: hottohausu@mx35.tiki.ne.jp 0966-62-8080
水俣病問題に対しての関わり方っていろいろあると思うのですが、今回の支援は患者の人たちに直接的に役立つということで呼びかけさせて頂きました。
みなさんそれぞれが無理のない範囲でどうぞよろしくお願いいたします。
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今度の休日、水俣に行ってみようかと思う。”世界に目を向けよう”というが、地元にも、目を向けよう!
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