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「ギルガメシュ王のたたかい」と「ロバのシルベスターと魔法の小石」 |
04月06日 (月) |
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"Death is the worst monster in the world."
「死こそ、この世で、もっとも悪いかいぶつだ」
"I must find a way to destroy it."
「死こそ、ほろぼすべきもの。死にうちかつ方法をみつけなければならぬ!」
と、ギルガメシュ王は最後の旅に出る。
”不死”
”不老長寿”
は、古今東西の物語で、求められるもの、なのだろうか?
でも、”生きている”ということは、”いつかは死ぬ”ということ。生まれたということは、”一日一日、死に向かっている”ということ。
今まで、”生まれてから死ななかった人はいないはず”、だよね~。
死は生の内にある。「死」は、”滅ぼすもの”ではない、と、私は思う。”死”は、誰にも避けられない。”死”があるからこそ、”生は尊い”のではないだろうか?
石になったシルベスターが、成す術がなく、眠るようになっていく様が、悲しい。
寝たきりになって、病院から自宅に帰るのも差し控えている知人を思って、涙がにじむ。
どうしようもないことを、受け入れる術は、人それぞれだけれど、シルベスターはシルベスターなりに、受け入れ、シルベスターのお父さんとお母さんも、懸命に受け入れる。
そこに奇跡が起きるのが"Magic Pebble"の所以かな~と、思う。
石になって、諦めて現実を受け入れるたシルベスターに心を寄せると、せつないけれど、お母さんのぬくもりに目覚めるシルベスターに、
「本当に良かったね~。奇跡ってあるんだね~!!」
と、私まで、踊りだしたくなる。
物語は、作り話かもしれないけれど、その時々の、心理状態で、受けるものは、多様だ。
だから、ラボは、物語を大切にしているのかな・・・!?
ラボ・ライブラリーに救われている私がいる。
熊本では、桜の満開を過ぎ、今年の入学式は、葉桜。
散る姿が、潔いからか、桜の花は、その、一瞬の美しさが、心に沁みる。
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