ラボにおける「言語習得」:水曜アリス、トムソーヤグループの「ピーターパン」 [ テーマ ] |
12月17日 (水) |
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ピーターパンに取り組んでいるのは、水曜アリスグループの幼児(8名)と、トムソーヤグループの小学生(13名)。
今日で、このグループも、今年最期のラボを終わり、
後は、20日のクリスマス発表会で発表するのみとなりました。
今日はののかちゃん、れんくん、ひろくんがお休みでした。
9月の素語り交流会が終わってから、取り組み始めたピーターパンです。
幼児は、ひたすら、1話から4話まで、遊びに徹してきて、11月くらいから、小学生との合同を入れて、ちょっと発表を意識したテーマ活動をしてきました。
小学生は、1話から4話の中から、どれにするか、さんざん悩んだあげく、4話になり、楽しく取り組んできましたが、やはり、最期は、言葉を意識した活動となってきました。
役のセリフから、Evening Starのナレーションから、いろんな事を考えながらイメージを広げ、テーマ活動をしてきて、さぁ、発表となると、やはり、言葉がどれだけ入ってくるかがとても大切になってきます。
幼児は、ただCDを聞いているだけで、お話しの中から、興味深い言葉や、言ってみたい言葉をしっかりと捉え、言葉として発していきます。
そういう言葉の数々は、その子の感性に触れ、ある意味を持ってその子の中に落ちている言葉ですね。
たぶん、響きや雰囲気がとても面白いと感じた言葉なのでしょう。
不思議ですよね。
ポロポロッと口をついてでてくる言葉の数々。
みていてとても興味深いです。
子どもたちは基本的に言葉遊びが大好きです。
テーマ活動は、いわゆる言葉遊びでもあります。
特に、ピーターパンはそうですね。
幼児は、ピーターパンを生きているって感じがでてきています。
つまり、テーマ活動をしているだけで、幼児なりに、言葉を習得していっていると言うことです。
それはどう生きてくるの?
それはね、その子が大きくなったときに、たとえばホームステイの時などに、英語の世界にほおりこまれた時に、ふっとでてきたりするものなんだそうです。
また、同じ様な言葉を言われたときには、ぱ~んと理解してしまう。
テーマ活動で身に染みていく言葉って、そういう強烈な形で現れてくることが多いようです。
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アリスグループをリードして頑張ってピーターパンをしているのが、トムソーヤグループの小学生達。
まだまだ遊んでいる感じの幼児と一緒に、頑張ってきました。
自分たちだけで、ナレーターと役を頑張ってきました。
言葉も大分でてきています。
でも、まだまだな子もちらほら。。。
あれ~、一緒にやってきているのに、どうして~。
と言う子もいます。
でも、それも個人差があって、もちろん、ラボ歴や学年。
テーマに対する気持ちなどなどで、言葉の入り方が違いますね。
それぞれに目標を立てて、頑張ってきたと思うので、当日は自分なりに判断して、頑張ってくれることでしょう。
今日は、ちゆママが応援に来てくれました。
みずきを片手に抱き、離乳食を与えながら、音楽CDや、プロンプターをしてくれました。
私がびっくりしたのは、彼女がラボっ子だった頃にやったこのピーターパンの4話ですが、なんと、テーマ活動の友を持たずに、ほとんど覚えているのです。
どの子のセリフにも、詰まったときには、英語を入れて上げていたのがほんとびっくりでした。
何度も何度も繰り返しCD(あの頃はテープでしたが)を聞いて、身に浸みてしまった英語は、ちょっと聞いたりすれば、すべてがよみがえる物なんだと言うことがわかり、感動したのです。
幼児のところでも触れましたが、一度入った言葉(英語日本語)って、消えない物ですね。
きっと、自転車の乗り方を覚えたら忘れないと言うのと一緒くらいのインパクトがあるのだと思います。
一度CDどおりに言えるようになった言葉を、さぁ、じゃ、実際にどう自己表現につなげていくのかというのは、なかなかその道筋が見えなくて、ここに書けませんが、でも、テーマ活動で、子どもたちはちゃんと言語習得しているのです。
ただ、中高大生のラボっ子たちを見ている限りに置いては、自己紹介やShow and Tell等の時に、英語でねと言うことになってもとくに気負いは感じられず、照れもなく、普通にやるというところが、すごいと思います。
大きくなるまで続けたラボっ子にとっては、英語でも日本語でも、どちらでも普通に表現しようとするところがあって、いつもテーマ活動を英語日本語でやっていると、そうなるのだなぁと言うことだけは分かります。
長くなっていますね。
えっと、ピーターパン、当日は、元気に出来たらほんと嬉しいです。
☆見所はと言うと、まず、かわいいlost boysたちの頑張りと、小4の小柄なフックと小3でフックよりちょっとだけ背の高いピーターパンとの戦いかな。
最期の歌も頑張ると思います。
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Re:ラボにおける「言語習得」:水曜アリス、トムソーヤグループの「ピーターパン」(12月17日)
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ざわざわさん (2003年12月17日 23時53分)
わたしのところもピーター・パン発表を控えています。
テューターになってもしばらくこのライブラリーが好きになれなかったのです
が、今回の取組みを通じていろんな思いがことばの海に顔を浮かばせていま
す。
Walter de la Meaの詩で”Silver”というのがあります。
“S”の破裂する音がきらめく映像と重なる、と言う意見を頂き、
A dethly stillness sorround the ship
も、たった一つの明かり-緑の明かりが放つ冷たさが伝わってくるようです。
そんな風にひとつひとつのことばから発見があると、そのことばを発する時に
思いがこもります。
今回の発見は、Slightlyの役割でした。
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Re:ラボにおける「言語習得」:水曜アリス、トムソーヤグループの「ピーターパン」(12月17日)
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もんろおさん (2003年12月18日 01時04分)
元ラボっ子のちゆママのお話凄いですね!!
確かに一度染み付いたお話は時を経てもまたすぐに浮かび上がった繰る
ものなのでしょうね。
そこまでどっぷりお話に浸かった子が今の自分のPにいるかどうかちょっ
ぴり不安です・・・・。
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