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ラボっ子は多言語に強い! |
03月29日 (木) |
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中高大生グループでは「ポワンホワン家のくもたち」をフランス語・英語で取り組んでいます。
今のメンバーは5年前に「ありときりぎりす」をスペイン語英語で、2年半前には「西遊記第3話」を中国語日本語で挑戦して来ています。
今回はずっとメンバーがなかなか揃わなかったため、音楽CDにするのがついつい先延ばしになっていました。そして2週間前にやっと音楽CDでやってみると、???何ということ!かろうじて自分のパートのフランス語が言えるのは数人だけ。中には白紙状態の子もいます。どうするつもり?と、私は真っ青でした。「とにかくCDを聞くしかないでしょ?あなた達はやればできるはず。信じてるよ!」と祈るような気持ちで声をかけたものです。
けれども、それからがすごかった!ラボっ子の本領発揮。1週間後にはちゃーんと言えるようにして来たのです。小6の一人を除いては。この子は2週間かかりました。
フランス語の単語も知らなければ文法だって全然知らない。お話を選ぶ時スペイン語とフランス語を聞き比べても???だった子たちが、自分の耳だけを頼りに長い長い文をあっという間に覚えて来たのです。正直言って、私にはとても真似できません。
そう言えば、「大人になったピーター・パン」〔アートデイズ発行〕の中に、ラボ卒業生とラボ活動を経験していない一般の成人を外国語の運用能力について比べたデータがありました。読み書き・会話共にラボ卒業生の方がどの項目においても高い得点を示しています。英語の差もさることながら、欧州圏言語やアジア圏語の差は歴然としていて驚くほどでした。
ラボのテーマ活動は単語や文法という理屈の積み重ねではありません。そもそも言語の習得なんて、とりわけ母語的な習得は、理屈抜きのものですから、それが身にしみ込んでいるラボっ子は多言語に強いのだと思います。
3ヶ月間フランス語のテーマ活動をやったからと言ってフランス語を習得できるわけではありません。でも、フランス語に親しみ、フランス語を身近に感じ、フランス語圏に興味を持ってくれれば、また自分の世界が広がり国境のハードルが低くなるのではないかと期待しています。
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