幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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6回だけのテーマ活動「ありときりぎりす」 06月18日 (月)
4月の地区発表会後、Jr〔小2~5〕の二つのグループでは「ありときりぎりす」を取り上げました。「はだかの王様」シリーズから「ブレーメンの音楽隊」を小学生年代で発表したので、他の3つのお話から自分たちで選んだのが「ありときりぎりす」でした。両方のお話を聞いてきて話し合い、最終的には多数決で決まりました。絶対「はだかの王様」の方が良いのに!という男の子たちの意見も強く、火曜日Jrはなかなかの接戦でした。

さて、いざ「ありときりぎりす」がスタートすると、こどもたちは本当に生き生きと楽しそうでした。

◆ 1週目/とにかく通して動いたあとで話し合い
○ 火曜Jr
コスモ:「楽しかった!!」
タッツー:「もう1回やりたい!」
しんかんせん:「戦いのところがおもしろかった」
いちご:「ずっと飛び跳ねてたら、足が疲れた」
さかな:「キリギリスは最後に死んじゃうけど、自分が悪い」
げんき・たいやき:「自業自得!」
さかな:「でも、寒くなるってわからなかったんじゃない?」
げんき:「生まれたばかりなんじゃないかなあ」
なす:「アリは働き者だなと思った」
たいやき:「アリとキリギリスは、それぞれ性格がよく出ているお話だと思った」
コスモ:「初めてにしては表現がいろいろできたから良かった」
げんき:「初めは『はだかの王様』が絶対良いと思ってたけど、『ありときりぎりす』もやってみたらおもしろかった」

○金曜Jr
ぐみ:「明るい話で楽しい」
ハンター:「最初は働かないで元気で遊んでいて楽しかったけど、最後は死んじゃったからさびしい」
めだか:「キリギリスはアリをからかわなかったら入れてくれたのかなあと思った」
けいと:「恨みがあって入れなかった」
ハンター:「意地悪だ!」
ぐみ:「仕返ししたんだと思う」
きょうりゅう:「ぼくはからかってなくても入れてくれなかったと思う。自分達の食べ物をキリギリスにあげるのも惜しいし、キリギリスは夏中遊んでいただけだったから入れてもらえなかっただと思う」
けいと:「最初いじめられてたけど、最後は仕返しでありが押し倒したからすごいと思う。ありの方がちっちゃいのにすごい!」
みかん:「最初キリギリスは遊んでばっかりだからダメだなーと思いました」
はるまき:「嫌なこと言われたからじゃなくて、食料貯めようともしないで夏中歌ったり踊ったりしてたんだから冬中やってろ!て言ってる」
そうめん:「アリはからかわれたから押し出したわけではないと思います。キリギリスに自業自得ということを覚えてほしかった」

◆ 2週目/先週とは役を替わってまたお話を通したあとで話し合い
○ 金曜Jr
ぐみ:「最後にキリギリスが死んじゃったからかわいそうだと思った」
けいと:「かわいそうじゃない! キリギリス達はCDの中にも出てきたけど、『夏中歌っていたんだ。冬中踊っていればいい』〔:すぐにみんなが声を合わせていた〕。アリの気持ちもちょっとわかる。冬食べる食料も集めていないんだから」
ハンター:「ぼくは死んでも良いと思う。働かなかったんだから仕方がない」
めだか:「だって、寒くて雪も積もっててお腹もすいててペコペコでかわいそうだと思う」
ぐみ:「夏中働かなかったんだからキリギリスもいけないと思うけれど、死ぬのはやっぱりかわいそうと思う」
はるまき:「そのことに責任感じているんだから、アリがちゃんと働くんだよと教えてあげれば良いと思う」

◆ 3週目/表現を考えたい場面をいくつか取り上げる
     結果的に2曜日とも闘いのシーンが入っていた。
     実はいきなり闘ってはいないこと、境界線で砂糖の塊を狙っていたことを発見。
げんき:「両軍が同じ砂糖を見つけて目ざして来ている。みんなに呼びかけて、取りに行くぞーと言ってるんだ!」

◆ 4週目/続いて、表現を考えたい場面をいくつか取り上げる。
     2曜日共通はキリギリスが助けを求めてくる場面。火曜は虹のシーンも。
コスモ:「雨が降ったあとの虹はきっときれいだと思うからキラキラしたら良いと思った」
げんき:「キリギリスが跳ぶのに合わせて虹が少し動いたのがいいなと思った」
さかな:「キリギリスとアリは大きさが違うから、キリギリスは立ってアリはしゃがんだら良い」

◆ 5週目/アリとキリギリスに分かれてお気に入りのセリフをいくつか選んで練習したあとで、通す。
     2曜日共通で出たセリフは、
あり:“Gangway! Gangway! Watch out behind you!”
   「どいた!どいた!おい、うしろを気をつけろ!」
きりぎりす:“You sang all summer. Dance all winter.”
   「夏中歌っていたんだ。冬中踊っていればいい」

◆ 6週目/一応今日で最後と話してお話を通したあとで話し合い
○ 金曜Jr
ハンター:「一番最初にやったときよりも楽しかった。表現も良かったと思う」
めだか:「ちょっとだけふざけた人がいたから残念だなー」
はるまき:「初めはお話がよく見えなかったようだったけれど、だんだんよく見えるようになってきて楽しくなった」
そうめん:「セリフとかもだんだんよく言えるようになってきた」
けいと:「みんな声が大きく出ていた」
みかん:「キリギリスはキリギリスっぽくできたし、アリはアリっぽくできたので良かった」
はるまき:「ありときりぎりす、もっとやりたかったなと思う」
みんな:〔ウンウンとうなずいて〕「そう」「やりたかった!」

いいねえ、何と嬉しい感想だこと! 今のJr〔小2~5〕グループは2曜日共に、なんだかんだ言いながらも自分たちで考えて話し合うことができます。4月1日の12周年の会で「ブレーメンの音楽隊」〔スペイン語・英語〕をJrだけで発表し、「トムティットトット」を小1以上で発表したあとの「ありときりぎりす」は、最初から手応えがある取り組みでした。動きながら声を掛け合って表現を何とか考えようとし、英語も日本語もどんどん声が出ていました。明らかにステップアップしています。だからテーマ活動が今まで以上に楽しくてしかも充実しているから、たった6回だけなのにここまで来たんだなと思います。

最後に、たとえ役を替わっても回を重ねるごとにどんどん力強くなっていったセリフがありました。
   “You sang all summer. Dance all winter.”
   「夏中歌っていたんだ。冬中踊っていればいい」
このセリフを言い切ったあとのアリ役の子どもたちは実にいい顔をしているんですよ。
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