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中学生以上の<ヒマラヤのふえ>♪ |
10月05日 (金) |
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Srのお話選びは4月末に始まっていました。CD購入の都合からです。
各自やりたいお話を考えてきて、その中から『幸福な王子』と『ヒマラヤのふえ』の2つに絞りました。両方やってみるとどちらもいい、もっとじっくり考えたい。決定は夏休み最後の週に延期となりました。そして、いよいよその日。二つ通した後の話し合いでは、ストーリーとしてはどちらも捨て難いけれど『ヒマラヤのふえ』の音楽や絵の美しさ神秘さに惹かれて、「星が魚になったり蜂になったりハスの花で耳をふさいだり謎のおじいさんが来たり、すごく不思議な感じがする。笛の音をきれいに表現してみたい」〔めぐ〕と『ヒマラヤ…』に決まりました。
以下は9月14日(金)の話し合いです。
テューター:「みんなは『先祖代々住んでいる土地だから離れられない』という気持ちがわかるの?」
レイ:「昔の人達は代々ずっと同じ所に住んでいるイメージがある。その土地でずっと暮らしてきたから自分達もという気持ちで、先祖を大事に思っている」
トン:「ずっと住んできたんだから自分も移りたくないし、ずっと暮らしてきた土地を自分達の代でこわしたくないという気持ち」
ジュース:「自分達の代でその土地から逃げ出してダメにすることはできない」
ヒコーキ:「自分達にとって唯一の宝物だし財産だから守っていきたい」
ゆめ:「ラモルはこの土地を手放したくない、先祖代々のものをダメにしたくなかった。で、じいさんが先祖の霊みたいに思えて仕方が無いんだけど…」
みんな:「あ~っ」〔ハッとしたように〕
ゆめ:「ブリンジャマティがあんなことを言ったりしたから、あわてて現れたような気がする」
トン:「けど、じゃあ、おじいさんが食べ物をもらう必要が無い」
ジュース:「おじいさんは試そうとしたんじゃない? 自分の子孫がどういう心を持った人かを」
ゆめ:「ラモルを試したんだと思う。どんな人かを見極めようとした。あるもの全部出したのはやっぱりいい人達で、だからできる限りのことをしてあげた。いきなり来て笛を置いていくのは不自然だから。ちゃんと人格を見てから手渡した」
一人では考えていなかった事も話し合っているといろいろ出てくるからおもしろい。
ところで、みなさんは『ヒマラヤのふえ』の絵本を見たことがありますか? 文・絵ともにラマチャンドラン〔インド・ニューデリーの大学教授であり画家〕の作です。だから、「じゃあ、絵はお話のまんま!」と、Srでは毎回絵本を広げてイメージを膨らませ、絵が物語る意味も考えています。
こんな話し合いを生かして音声と身体で表現するテーマ活動に創り上げる、そのおもしろさと難しさを味わっています。
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