幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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トム・ソーヤのケンカは本気の勝負☆ 11月02日 (金)
 トム・ソーヤのお話はラボっ子にたいへん人気があり、小学生年代で一度は取り組んでおきたいテーマの一つです。けれども、いざ発表となるとセリフやナレーションの言葉が難しいため、いつかはJrでと考えながらも時機を伺って来ました。
 そしてJrが12周年の会でぐんとステップアップしたところへ、サマーキャンプで久々にトム・ソーヤがテーマになり、遂にチャンス到来!今の元気印の前田PJrグループにはぴったりですから、夏休み前の最初からJrたちはトム・ソーヤの世界に入って生き生きとテーマ活動をやっていました。小学生年代にぴったりなので、躍動感を一番大事にしたいです。

 けれども、あんなにやりたいお話でやりたい役だったのに、いざとなるとやはり言葉で苦労している子たちが多いのが現実です。でも、ケンカの場面だけは最初から一貫して迫力満点。この勢いは何回やっても変わりません。
 その原点になっている話し合いを改めて紹介します。

●9月18日〔火〕/火曜Jr〔小2~5〕、12名中11名出席

 お話を通した後で、話し合っていたとき。
テューター:「どうしてケンカになったんだと思う?」
コスモ:「アルフレッドが調子に乗ってトムを挑発した。トムを怒らせて言い合いになったから」
たいやき:「まず、アルフレッドがちゃんとした格好してたんでトムが頭にきた」
さかな:「トムはちゃんとした格好が嫌だから」
ぐみ:「トムはちょっとうらやましがってたかもしれない」
かりんとう:「自分はそんなにちゃんとした格好じゃないから」
テューター:「トムはどんな格好なの?」
みんな:「ボロボロ」「そ、ボロボロ」「はだしだよ」
テューター:「どうしてボロボロなの?」
たいやき:「わんぱく大将だから」
さかな:「そういう訳じゃなくて、野獣的に暴れまわってるから」
かりんとう:「遊びまくってて、汚れてるから」
コスモ:「穴が開いてるだけで、そんなにボロボロじゃないと思う」
さかな:「アルフレッドはお坊ちゃまだからピカピカ」
ぐみ:「だからお金持ちだと思う。トムは普通の服でも、アルフレッドのはいかにもお金持ちって服で」
たいやき:「靴もはいてるし」
かりんとう:「トムは日曜しか靴をはかない」
コスモ:「日曜日は特別な日だからトムは靴をはくけれど、アルフレッドは日曜じゃないのにはいてる」
テューター:「そうだね。ヨシッ、じゃケンカの場面だけもう一回やってみよう!」
 
 ケンカの場面はみんな本当に大好き。年代がぴったりで自分を置き換えやすいからでしょう。でも、そこにトムとアルフレッドがいるかなと思って話を突っ込んでみました。話し合いの後は一層迫力があった。言葉が出るだけでなく気持ちが入り込んでいました。


●9月25日〔火〕/火曜Jr〔小2~5〕、12名中11名出席

 お話を通した後で、話し合っていたとき。
テューター:「ケンカの場面どうだった?」
たいやき:「トムは姿とかもムカつくけど、態度もムカつくと思う」
コスモ:「今日は今までで一番良かったと思う。場面の気持ちを考えながらやったからだと思う」
しんかんせん:「トムはパッと見たときはいいなあって思うぐらいだけど、ケンカしてる時はアルフレッドに勝ってやる!ていう感じ」
げんき:「アルフレッドは最初トムが立ちはだかったからこっちもからかってやろうと思ってコインを出した」
しんかんせん:「ケンカしてる時はそんな余裕なんてなくて、本気で怒ってる」
げんき:「作戦だったんじゃない?」
コスモ:「違うと思うよ。最初はトムをやっつけるつもりだったけど、トムが強かったから負けちゃったから、ふとひらめいて小石を投げたんだ」
たいやき:「悔しいから投げた。本気の勝負で負けたから」

 ケンカの場面は、前の週にも増して、とにかく本気だった。その迫力たるや、見ていてゾクゾクするほどだった。この真剣勝負の空気をずっと保ちたいものだと思う。そのためには、細かい事を言わずに、ケンカのシーンを心底楽しむように見守ろう。そうすれば、このシーンが全員の一番のお気に入りになるだろうから。
 
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