幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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西村正平先生による詩の群読WSでした★★★ 03月17日 (月)
 すっかり遅くなりましたが、3/2(日)の報告です。
 当日のラボっ子参加者は湘南地区の11パーティから、小2から小6まで66名、中学生6名、計72名。前田Pから17名でした。まず地区交流タイムでソングバーズやゲームをやって緊張をほぐし、いよいよ西村先生のワークショップが始まりました。

 取り上げた詩は、主催者側が希望した「雨ニモマケズ」の他に、草野心平の詩集「蛙の四季」より6篇の詩を先生が選んでくださいました。ノリの良いリズムのものから静かな葬列の詩まで、あえてカラーの異なるものを選んでくださったとか。1グループ14、15人の5グループに分かれて、1グループ一篇、先生に直接指導していただきました。それを全体で集まって先生の構成で大きく一つの詩の群読劇ようにまとまりました。基本は一つのフレーズを一人が受け持っていて、一人の声の合間にグループ14、15人全員や72人全員の声が響きます。

 「雨ニモマケズ」は、宮沢賢治の手帳に「11.3」という日付(*賢治の闘病中)と共に書かれたものが死後発見されています。CDライブラリーとは異なる先生の解釈で、全員で日記を綴るような気持ちで丁寧に読みました。

 正味2時間のワークショップは本当にあっという間で時間が足りないくらいでした。私たちテューターは、終わった後で西村先生を囲んでのティータイムに感想を述べ合ったり先生にお話を伺ったり、さらに有意義な締めくくりをすることができました。

 翌日のテューター・エバリュエーションで出た感想をご紹介します。
・ プログラムの構成が良かった。特に、子どもたちはグループに分かれたカエルの詩がとても楽しかったようだ。ことばの音声のおもしろさだけでなく、詩の楽しさも味わった。
・ 小2から中3までのメンバー構成の中で参加者は男子の方が多くて、地区としてこういう年代でこれだけの人数が集まったのは珍しいことだった。いろんな年代のバラエティある声が響くのが心地よかった。小学低学年もものおじしないで堂々と声が出ていた。
・ 先生の指導に即座に応える様子を見ていて、ラボっ子の感性の良さと表現力を改めて感じた。初対面のグループで初めは緊張していたがだんだん声が出るようになった。先生がグループを回って来られる前に練習していたが、指導された途端にそれまでとは全然違う群読になって感動した。
・ 小2もいるのにこの詩では難しくないかなと初め心配したが、みんな嬉々として取り組んでいた。先生が「背伸びする方が子どもは乗る。この程度でと大人の考えで提示すると子どもはつまらない。」とおっしゃっていたのを納得。実は縦長年齢のグループ活動であるラボもそうなっていると再認識した。
・ ラボの行事は参加しないと損。学校ではできない体験だ。子どもたちは休日にいろいろやっているが、いつもできることは休んででも貴重な体験をさせてあげてほしい。本物に出会うチャンスは大事だ。

 ラボっ子にとっては、ラボ・パーティという組織に属しているからこそ得られた掛け替えのないチャンスでした。だからこそ、テューターたちは熱心に勧めてこれだけ多くのラボっ子が参加し心地よい「本物の詩の群読」を体験できたのです。申込み後のキャンセルがとても少なかったのも嬉しいことでした。来年も実現すると良いな!という声が上がる中で、関係者一同大満足で無事終了しました。
 
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