幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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発表会を振り返って★☆★ 05月17日 ()
あれからもう4週間経ちます。私なりにもう一度振り返ってみました。

☆★☆ ラボっ子のたどる道

 年に一度の地区発表会は、幼児から大学生までのラボっ子のたどる道をさらりと広げて見せてくれるようですね。
 手を引かれて上がるキッズタイムからテーマ活動のリーダーになり発表会全体を企画運営するまでに至る成長の道筋を、一つの催しで目の当たりに出来ること自体他に例を見ないのではないでしょうか。

 子どもの成長は大人が期待するような右上がりの直線的ではないし、一人ひとり異なる成長曲線を描いていきます。どこを目指して成長していってほしいかのビジョンを見失いたくないものです。1年前、数年前を思い出しながら我が子の成長を確認しつつ、ほめて励まし見守って「待つ」姿勢を保ちたいものですね。


☆★☆ 『きてれつ六勇士』の面白さと難しさ

 まさに奇想天外なストーリーでセリフもナレーションも言葉の魅力に溢れているこのお話は、ラボっ子なら誰でも知っていてみんな大好きです。それ故に一度と言わず何度も発表を見たとか、何度もやった、というくらいポピュラーなテーマです。
 そのくらい小さい子にも大きい子にも人気があるのですが、いざ発表するとなるとまず言葉につまずき表現がありきたりになってしまい、ぐるぐると迷い込むと、肝心な面白さがどこかへ飛んでいってしまいかねないリスクもあります。
 
 そこで役決めに関しては、登場人物はどの役も魅力的なので全員が何かの役につけるように、子役はないけれど小さい子でも役になれるように配慮しました。まだ自信のない子供たちにとっては頼れる子の発声がCD代わりになり安心して声が出せるのです。この役割、自分の立場は経験と共に変化していきます。合同練習でも遅れて駆けつけるSrをホッとするため息とつぶやきが迎えていました。
 
 そして、なんと言っても一番大事なのは聞き込みです。あの言葉の速さについていってリズムの楽しさを感じるくらいみんなが聞き込むことが必須になります。年令が低ければ低いほど聞き込みの量が左右します。
 でも、発表会が近づいてくると、のんびりしていていつまで経っても言えるようにならない子や頑張っているんだけどなかなか成果として出てこない子が目立ってきます。
 そこで、今回テューターが言い続けたのは、「最後まで諦めないでね!まだ努力する時間が残っているよ。誰かが言えてるから良いのではなくて、一人ひとりちゃんと言おうね!」この呼びかけにはみんなが応えてくれました。
 だから、今ある力の精一杯を出した発表になったのです。


☆★☆ 発表会を見て学ぶこと

 ステージに上がった我が子だけではなく、発表全体を見る目を持ち発表会全体をじっくり見ていただきたいと常々お願いしています。
 今回もほとんどの方々が一日あるいは半日通して会場の席から見守っていただいたことを感謝しています。

 そして発表会は、出演するラボっ子にとっても見て学ぶことがたくさんあります。感想文を読んでいると小学低学年でもしっかり見ているのがよくわかります。結果的に、もっと頑張ろう、もっといろんなのをやってみたいというモチベーションにつながっていきます。けれども、この姿勢は一朝一夕には身に付かないのです。
 発表そのものが見る者を引き付けるかどうかという点も大きく左右しますが、基本的にテーマ活動の面白さがわかっていること、観たり聴いたりする集中力があること、そのような場に慣れていることが、自然に子供たちの態度に出てしまいます。幼児でも落ち着いて静かに見ることはできますから、年令の差よりも経験の差の方が大きいと思います。「まだできない」のではないことをまずご理解いただきたいと思います。
 いつもお話ししていますように、発表会は出るのと見るのと両方で学んでいきます。たくさん経験を積むと小さな子でも発表を見ることがどんどんおもしろく楽しくなっていくのですよ。
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