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「雨ニモマケズ」に思う子どもたち★ |
07月02日 (金) |
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7月の国際交流パーティ壮行会まで一ヶ月しかない中で、
中高大生たちが発表にと選んだのが「雨ニモマケズ」(日本語・英語)。
十数年も前の発刊当時にパーティで取り上げたのが心に残っていた
大学生が推したのですが、
有名な詩なのでみんなも、やってみたい!とまとまりました。
「せっかくやるのだからただ言うだけではなくて、
内容をしっかり話し合いたい。」(トン)、
と毎回小グループに分かれては皆で考え、
また全体で話し合いながら進めています。
アイネコ:「東西南北のところは、人のために労を惜しまず。
でも、そのあとの『ヒデリのトキハ・・・』は、
自然に対しては何もできない、
無力ってことかなと思う。」
ジュース:「『ホメラレモセズ』て、
人にほめられたくて何かをするんじゃなくて、て、宗教的。
でも、ウチは俗人だから、ほめられたいし認められたいし。。。」
一同:「そうそう。。。」
オーちゃん:「ほめられたいし、勘定に入れたいし。。。
普通はみんなそうだし。」
かりんとう:「この詩は考えて書いたというより、
次々に浮かんできてそのまま手帳に書いた。
人に見せようとして書いてないと思う。」
アイネコ:「手帳は死んだあとで見つかったし、
詩というよりメモ的に書いたんだと思う。
だから、自分に向かって、言っている。
それに、『マケズ』を理想とするってことは、
実際は負けているんだよね?」
ジュース:「自分への励ましだと思う。
誰にどう思われようとも、
他人に惑わされずに全うしたいって気持ち。」
アイネコ:「病身で、自分の気持ちを奮い立たせようとしている。」
さらに、もう一方のグループでは、
ト ン:「賢治の作品は全部暗いけど、
でも、その中に小さな希望が必ずある気がする。」
め ぐ:「『ソウイウヒトニ ワタシハナリタイ』って、
やっぱりまだ諦めてない。」
みんなの話し合いを聞いていると、つくづく
この子たちは健康で恵まれていて幸せな日常なのだなあと思う。
賢治の心情をまだまだ充分には理解できないかもしれないけれど、
ふと立ち止まって考えてみたことだけでも良かった。
何年か経っていつかまたこの詩に出会い、
改めて人生や死について考えてみてほしい。
きっと出会うたびに違うよね。
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