みなさま、暑い夏いかがお過ごしですか?
僕はなんかバイトばっかりでいやになります。
学生最後の夏が今までで一番稼いでるってどゆこと。
で、恥ずかしい思い出ですか。
みんな面白いね~そんなネタあるってすごい。
私といえば夏は家から出ないのでね、ネタなんてないですよ。
というわけで今回の日記はおしまいです。
なんてな。
というわけでこの夏はバイトばっかだったのでその話でいきます。
僕がバイトしてる店は老若男女問わず一通り客が来る服屋なんですが
ある日60歳越えたくらいのおば(あ)ちゃんがやってきました。
その人はラボのテューターのような高いテンションで、
「試着させて」
と、オレンジ色のVネックTシャツを持ってきました。
山吹色のような濃いオレンジです。
そしてその時、彼女は真っ黒なTシャツを着ていました。ここがポイントです。
試着室に案内する私。
試着室に入る彼女。
しばらくして、彼女は出てきました。オレンジ色のVネックTシャツを着て。
―――彼女はとても優しい心の持ち主なのでしょう。
直接素肌に試着するなんて良くない、と思っていたのでしょう―――
黒いTシャツの上にオレンジ色のVネックTシャツを着ていました。
黒いTシャツ×オレンジ色のVネック。
そう、それはまさに
孫悟空でした。
私の目の前には亀仙流を極めた男が立っていました。
西遊記ではありません。ドラゴンボールの方です。
そしてなぜか彼女は俗にいう「どや顔」でした。もはや意味が分かりません。
彼女の戦闘力はフリーザの「530000」を軽く越えていたでしょう。
笑ってはいけないアルバイト2010夏。
こらえろ、俺。こらえるんだ。
額から噴出す汗を抑える間もなく私は言いました。
「少し大きめですね。もうワンサイズ小さいものお持ちしますか――」
攻めてやった。攻めてやったぞ――
ひとつ小さいサイズで俺をもう一度笑わせてみやがれ――
しかしその後私が聞いたのは、思いもよらない一言でした――
「なんか、飽きちゃった。」
本当に意味が分かりませんでした。
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