今回紹介するプロフェッショナルはたかちゃん(22)
−−「東京のひと駅は歩けるって話はよくありますけど、あれって嘘ですよね。
本当は3駅くらい歩けますよね。」
足早に進みながら、そう語る彼こそが今回のプロフェッショナル。
始め、そんな彼の姿をカメラは捉えきれなかった。
今回は散歩の達人としての彼の姿を追いながら彼の流儀に迫っていこうと思う。
「自分の感覚を信じる」
散歩中の彼からは目的を決めてどこかに向かっているという印象を受けなかった。
−−「目的地を決めてしまうと、それしか目に入らなくなるじゃないですか。
やっぱり歩いている中でも自分の感覚を信じたいというか、
そこで出会えるものを大切にしたいですよね。」
そう言いながら今度は一軒の古着屋へと入っていく。
少し目を離すと、すぐに見失ってしまう。
プロフェッショナルとは、
「迷っても地図は、使わない」
最後に彼にとってのプロフェッショナルとは何かを聞いてみた。
−−「アナログな感覚を大切にすることです。
便利なものに身を任せすぎると、出会えるはずの気づきとかを通り過ぎちゃったりしますから。
だから、迷っても地図は使わない。自分の感覚に身を委ねて、その時に見えるものを大切にするんです。」
|