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地震の日からずっと報道されていた被災地の様子を見続けて、
私はどうすればいいの?とうつ状態になりかけていたとき、
ブログに書かれた福島県いわきのミッキーTの言葉に出会いました。
結局私たち市井に住まう民は惑いつつも、自分を信じて動くことしかできない。
「生きるために、それぞれの持ち場で皆がんばる」
それがみんなが今できること。」
くじけない強さ、今を懸命に生きようとする姿勢に、
しっかりしなければと逆に励まされました。
そして、
「たくさんのメッセージを、ありがとうございました!
たくさんの励ましの言葉、本当に嬉しいです。
やっぱりことばって人を元気にするんですね。改めて実感しています。」
とも。
また、福島と相馬のみきてぃTが書き込んでくださったメッセージです。
毎日くりかえし流される,恐ろしく悲しい映像に,
そして,日本中のみなさんからの力強い励ましに,
涙がこぼれ落ちない日はありませんでした。
あれ以来,ふさぎ込みがちでしたが,
HPに日記を書き込み,励ましの言葉をいただいたことで
私自身,だいぶ気持ちが落ち着きました。
本当に感謝にたえません。
一歩一歩,ゆっくり進みたいと思います。
言葉にして書くことで気持ちが少しずつ落ち着いていき、
心からの言葉が響いて励まされる。
被災された人たちも、被災状況を知って悩んだ私たちも、
立場が違うのに、同じように元気をもらいました。
言葉が持つ力を改めて感じています。
ブログが心をつないでいますね☆
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春休み前の最後の合同を小学生以上でやりました。
テーマ活動はもちろん『エメリヤンと太鼓』。
今日話し合っていたのはお話のラストです。
「エメリヤンとアンナはだれもがうらやむ幸福な生活をいつまでも送ったということである。」
とあり、ハッピーエンドなのですが。
この「幸福な生活」、取り組み始めたころからずっと気になるようで、
みんな何度も話してきました。
中高大生のグループで2月に話していたのは、
め ぐ:「最後の幸せな生活ってなに? 難しい。
うらやましがられるっていうより、みんなが幸せになったと取りたい。
金持ちになったとかじゃなくて、あくまで仲むつまじいということかな。」
オーちゃん:「皇帝のわがままから解放されて幸せになった。」
けいと:「生活もある程度ふつうで、夫婦仲がいい。」
め ぐ:「食べ物があって、眠れて、いまの私たちとは違って、
あれ? 一緒かもしれない。ぜいたくではなくて笑顔がある。」
アイネコ:「年貢をたくさん取られて、自分たちの食べる分も満足にないんじゃなくて、
ちゃんと衣食住が満たされている暮らし。」
オーちゃん:「頑張りが報われる生活。家族としての幸せ。」
そうめん:「幸せって分からないものですねえ。
貧しくても幸せ、清貧ですか?財産的に豊かになったわけではない。」
げんき:「でも、夫婦仲っていっても、エメリヤンとアンナは元々仲悪かったわけでなくて、
皇帝の命令にびくびくしていたような緊迫感がなくて安らいでリラックスしている。」
そして、今日も同じような人が同じような意見を言っていました。
考えは変わらないのですね。
「ごく普通の生活」「悩みがなくて自由」「ゆっくり眠れてちゃんと食べられて住むところもある」
けれど、じゃあそんな「幸せ」をみんなでどう表現するかとなると、
また行き詰まりそうになる。
まさに幸せにどっぷりつかっているみんなの今の生活がベースになっているから、きっと及びもつかないのだろう。
無理もない。
私は思わず口をはさみました。
「震災で被災した人たちが口ぐちに話しているね。
ふつうの生活がしたいって。
ふつうの生活って、ふつうじゃなくなった時に初めて有り難く思うんだね。
でも、現代に生きて恵まれた生活が当たり前のみんなにとってのふつうと、
被災者がしみじみ願うふつうの生活は違うと思うし、
当時のロシアの農民の願うふつうの生活もまた違うのではないかしら?
エメリヤンとアンナにとっての幸せってどんな生活なのかな?」
前々からアイネコが言っていた。
「お話の最初と最後のエメリヤンの違いを表現したい。」と。
めぐの提案で、エメリヤンの生活はどう変わったのか、また話し合う。
しゅうまい:「エメリヤンが宮殿に呼び出されるようになってから、
アンナと二人で一緒にいる時間が少なかったと思うから、
一緒にいて何かをやっていることが幸せかも。それが仕事であっても。」
アイネコ:「農民って地に足を着けて生きている人たちだから、
みんなで実り豊かな畑をやってみたい。」
そして、幸せの表現は、
エメリヤンとアンナが一面の実り豊かな麦畑で収穫している場面になったのです。
私はついつい、被災地のことが重なって見ていました。
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今日は恒例のパーティ合宿を中止して、半日だけのデイキャンプを行いました。
合宿の申込みはほぼ全員だったのに、デイキャンプはお休みが何人も何人もあってとても残念でしたが、
この際できただけでも良かったね。
でも、いつものように、集まったメンバーは楽しく充実☆を目ざして、
いろいろ工夫しましたよ。
おもなプログラムは、
・ラクーンサークル
・テーマ活動『エメリヤンと太鼓』の合同練習
・入園入学おめでとう!
・糸つむぎ体験
・チャリティバザー
私にしては珍しく写真を撮ったので紹介します。

幼稚園入園、小学校・中学校・高校入学おめでとう☆

『エメリヤンと太鼓』にちなんで、糸つむぎ体験をしました。
ケーキとママがやり方を教えてくれました。
 
真剣です!みんな集中して黙々とやっていました。とっても静か~。
東北関東大震災のチャリティバザーです。
急きょやることにしたのに、本当にたくさん出品していただいてびっくり!
中には、家族そろって作ったという<「エメリヤン太鼓」の特製クッキーばち付き>もありましたよ☆
 
ラボママが感想を寄せてくださいました。
「糸紡ぎでの子どもたちの真剣な眼差しや、
チャリティバザーで夢中に品選びをする様子がとてもほほえましかったです。
我が子も、
買い物を楽しめてしかもそれが被災者への支援につながることに喜びを感じていたようです。」(Kさん)
「フリーマーケットは盛況でしたか?
地震で困っている人たちに少しでも協力できるようにみんなで何かをする体験は、
息子にとっても勉強になったと思います。」(Sさん)
何年ぶりかのお久しぶりバザーは大盛況でした!
ご協力ありがとうございました。
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震災義援金の取り組みを全国のラボ・パーティで行うことになりました。
個人的にも、一ラボ・テューターとしても何かできることをとずっと考えていますが、
前田Ρでは第一弾としてチャリティ・バザーをします。
ラボらしさにこだわっていますよ。
思いついたら、善は急げ。
中止したパーティ合宿の替わりに行う27日(日)の合同パーティでやります。
そこで、保護者の皆さま、ご協力をお願いします。
急で申し訳ありませんが、子ども一人ひとつ以上何か持って来てください。
大人向けもOKです。
何でも構いませんが、残ったらお持ち帰りください。
子どもたちはお小遣いも忘れずにね!
マイ・パーティではずいぶん久しぶりのバザーです。
楽しくできるといいな。
よろしくお願いします。
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大地震以来1週間ぶりのパーティ活動でした。
19日(土)はパーティ合宿実行委員会の予定でしたが、
合宿は取りやめ延期としたため、替わりに合同パーティとしました。
今日21日(月祝)はもともと合同の予定でした。
活動時間を短縮して暗くなる前に終了。時間を繰り上げました。
幼児参加は、保護者に同じ建物内に待機をお願いしました。
その上でご父母の判断で送り出していただくようにと連絡網で流しました。
どうかな、と待っていると、ホントにたくさん集まってくれました!
当たり前だけど、みんないつもとおんなじ顔をしています。
やっぱりラボはみんなの居場所だね。うれしい(^・^)
さっそくすぐに人数を数えて出席者名をチェックし、
活動を始める前にチーム&バディを決めました。
中学生以上には、楽観できる状況ではないので緊張感を持つように話し、
いざという時には近くの公園に避難することも伝え、
小学生や小さい子たちには、
世界中いつでもどこでも危ないことは起こり得るので、
ちゃんと話を聞いて注意は守るようにと話しました。
そして、せっかく集まったのだからもちろんテーマ活動『エメリヤンと太鼓』をやりました。
途中で何度も、「チーム&バディ!」と声をかけながら。
昨年までは合同になるといつもママにくっついて何もしなかったヨシくん(4歳)が、
ママから離れてちゃんと一緒に並んで廷臣をやっていて、
みんなが考えた身体表現で肩車があると、
なんと高校生に肩車をしてもらっていました。
2歳のユヅちゃんは、表情はちょっと緊張ぎみでしたが、
小学生に声をかけられたり高校生に手をひいてもらったり、
付き添いのパパとママは遠目に見守っていらっしゃいました。
アンナ役は高校生も小学生も欠席だったけど、
小1のケーキは泣かずに自分で「テューター、(わたしは)どうする?」と言ってきて、
代役をしてくれた大学生と一緒に元気にやっていましたよ。
中には休憩時間に走り回っている小学生たちもいました。
みんなエネルギーがたまっているよねえ。
そして、無事におわりました。
やって良かった!
ご父母のご協力に感謝しています。
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うれしいニュースがありました。
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東日本大震災の大津波で多数の死者・行方不明者が出ている岩手県釜石市で、 市内の小中学校全14校の児童・生徒約3000人の避難率が100%に近く、ほぼ全員が無事であることが 16日、群馬大学の片田敏孝教授(津波防災)の調査で分かった。 平成18年の千島列島沖地震の際に避難率が10%未満だったため釜石市教委が避難訓練などを徹底して取り組んでおり、 防災教育の重要性を裏付ける結果となった。 (産経新聞3/16)
市内の児童・生徒は地震発生時、下校の直前で教室にいた。 警報と同時に避難を開始し、各学校はあらかじめ決めていた徒歩5~10分の近くの高台にそれぞれ避難。 ところが高台から市内に押し寄せる津波の勢いをみて、さらに後背地の高台に移動。 この間、中学生が不安がる小学生を誘導し、迅速に避難した。 湾から近くて周辺は壊滅状態だったのにほぼ児童・生徒全員が無事だった。 ただ地震発生当日に病欠した数人については、現在も安否が不明のようだ。
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テレビ・ニュースでも、隣り合わせの校舎の中学生たちが小学生たちを誘導する写真が映し出されていました。
自分たちの命を自分たちで守ったのです。とても頼もしく思いました。
そこで、手前みそですが、こういう状況はラボ活動ではよく目にしますよ。
なにしろラボ・パーティは縦長異年齢の集団ですから。
そして、明日から再開するマイ・パーティの活動でも実践するつもりでした。
まず、バディ・システム。
来た子で大きい子と小さい子の2人組(または3人組もあり)を決めておく。いざという時は手をつないで行動する。
その上で数組のバディのチーム・リーダーとして大きい子を決めておく。
実は、マイパーティでは何年も前から、
バスや電車で出かけるときもいつもこのシステムなんです。
明日は活動の前にまずバディ&チームを決めます。
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かつてない大震災にあたって、
ラボ教育センター、財団法人ラボ国際交流センター、全国ラボ・テューターの会が連携して救援募金に取りくんで、
被害に遭われたラボ・パーティへ支援を行なうことになりました。
でも、いろんなところで募金の取り組みが行われていますね。
支援が必要な人たちはたくさんいらっしゃいます。
私たちの募金支援はラボだけ?
どう考えたらいいのでしょうか。
そして、ふと思いました。
これは、ラボからラボへ、仲間としての励ましの募金。
ラボっ子がわずかであっても自分のおこづかいから出してくれて、
そこにご父母のお気持ちを添えていただけるとうれしいです。
そんな募金支援がラボらしくていいな。
仙台にある北日本事務所は被害を受けて閉鎖されていますが、
東北各県と茨城のラボ・テューターと事務局員の無事は全員確認され、
現在ラボ会員世帯の安否を確認中です。
どうぞ皆さまご無事でありますように。
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大震災の痛ましさを思い、
いまどうするべきなのかずっと悩んでいました。
関東4支部合同の「国際交流のつどい」(今年度参加者の結団式)も
春休みの黒姫ラボランドのスプリングキャンプも
中止されました。
前者は会場都合、後者はラボとしての判断です。
今月終わりに予定していた前田Pのファミリー合宿も開催をためらっていたら
市の判断として今月いっぱい閉鎖と連絡があり、中止します。
横浜市の公会堂も地区センターもいろんな施設が18日(金)まで閉鎖されています。
来月予定していた湘南地区発表会も延期されます。
ただ、前田Pも出演する、5月8日の神奈川支部テーマ活動大会は
いまのところ予定通り開催されます。
電車通学の私立学校や公立高校はやはり今週は休校です。
地域の小中学校は午前中授業とか。
計画停電もあり地震も続いていて心配は尽きません。
これからのパーティ活動はどうすべきなのか。
パーティ合宿が延期になってがっかりしている大学生、
定期試験中で休んだ次が地震でもう2週間もラボやってない、という高校生、
世間のことがピンと来ていないので無邪気に家で遊んでいる小さい子たち。
ラボ再開を待っている子たちがいる。
こんな時、一人ひとりやるべきことは違っていい。
できることをやろう。
考えに考えて、とにかく無理しない程度に再開することにしました。
夜は避けて時間も短縮して、
計画停電を考慮して時間を設定し、
いつものグループの枠組みをはずして
来れるところに、各ご家庭の判断で送り出していただきます。
幸いにも今はちょうどどのグループも同じテーマ活動に取り組んでいます。
集まった子どもたちでやれば良い。
発表会に向けて心を一つにするにはこれで良いのかもしれません。
こんな柔軟な活動ができるのもラボならではですから。
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大震災の被災者のみなさまへ心からお見舞い申し上げます。
連日流れるニュースを見ると被災地の現状はあまりに悲惨です。
がれきの山と化した光景の映像に、続々と発見される遺体の数に茫然としています。
被災された当事者の胸の内を思うとやり切れません。
一方で、大規模な自衛隊派遣に加えて、
海外からも相当数の国々から援助の申し出があり次々に応援隊が到着しています。
中にはニュージーに派遣されて帰国したばかりの人たちもいるとか。
これぞ地球連合と、胸が熱くなりました。
さて、私たちに何かできることは無いのでしょうか。
思わず知り合いに無事を確かめるメールをいくつもしていたら、
やっと通じたPCやケイタイに信じられない数の受信があって。。。という話もあり、
身内など最低限の安否確認に支障をきたすことを知りました。
援助物資も個人からのものは仕訳の手間がかかるので逆効果とか。
ボランティアにとはやる気持ちも、まずはプロの出番と自制しなくてはいけないようです。
その上現実は、ガソリンスタンドには数百メートルの長蛇の列、
スーパーに行けばどこも空っぽの棚が多くあります。
もう少し冷静にならなければ。
いまは、被災地を思いやることと、まずは節電節水でしょうか。
考えに考えて、今週の通常パーティ活動はお休みにしています。
これからのパーティ計画もどうしようかと、ぐるぐる頭をめぐります。
時間はあるはずなのに何だか落ち着かなくて、
結局何も手につかない日々です。
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今日の朝日新聞朝刊に、
「英語 まずは音から ・・・子どもの脳の働き分析・・・」という記事がありました。
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英語を学び始めた子どもは単語を「音」として脳の右半球で処理し、
学習が進んで意味がわかるようになると、左半球で「言語」として理解するらしいことが、
首都大学東京大学院の萩原裕子教授(言語脳科学)の研究でわかった。
<中略>
4月から小学5、6年生の外国語が必修になる。萩原教授は
「外国語の理解はリズム、アクセントといった音を手がかりにしている。
学び始めはたくさん音声を聞かせることも大切」と話す。
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ラボの子どもたちは実にたくさんの英語音声を聞いています。
そして、たくさん聞いた音声は、グループ活動を通じて
意味のある言葉として丸ごとインプットされていきます。
さらに特徴的なのは、インプットされた言葉を忘れないということであり、
創立45周年の歴史の中で卒業生たちが証明していますね。
最近、英会話教室に通っているという方からの問合せが続いています。
年度替わりで、このままで良いのかと迷っているようです。
覚えた英語も使わなければ忘れてしまう、身になっているのかという疑問のようです。
ラボの英語教育はユニークで一見遠回りのように見えますが、
実は一朝一夕には身につけられない近道教育なのですよ。
会員のお母さまがしみじみとおっしゃっていました。
「私もそうでしたが、続けないと本当の良さはわからないのがラボですよね。」
仲間入りを待っています!
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