幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ケース会議 02月29日 (月)
 今日は、4年に一度の2月29日。なんだかとても貴重な日のようでありがたい気持ちになります。
そして、今日で2月も終わり。いよいよ3月!
もう春なのだと思うとその速さが信じられないですねぇ。

 土曜日は、地域の主任児童委員の研修会でした。
事例紹介があり、それを受けての地元大学の専門分野の教授のお話をお聞きしました。

事例は、守秘義務があるので詳しくは言えませんが、主任児童委員ですから主にネグレクトや虐待関係のものです。
その中で、今回は、「解決すべき事を生み出しているもの(原因)が何かを明確にする」つまり、子どもを見る視点、ケース会議(多くの人と共有すること)の重要性のお話でした。

 例えば、ある生徒の不登校が続いたとします。
その生徒は、母子家庭で生活保護を受けており、転居したばかりです。
当然、学校側はまずいじめなどの調査をしますね。
成績もほどほどで、いじめもない。普通の女の子。
すると、学校は児童委員などに連絡をします。

児童委員が訪問し、話ができ、登校できるようになると、一件落着。
・・ではありません。

民生委員さんは生活保護を毎月手渡していますので、家庭の様子をちょっと垣間見ることができます。
垣間見るだけで、詳しく話はしない方の方が多いかもしれません。

親が精神疾患などを患って働けない場合、保健師さんも訪問し様子を聞きます。
保健師さんになら心を開けるという場合もあります。
部屋にゴミが散乱していたり、様子が変なことに気付く場合もあります。

そこで、全員が集まり、ケース会議。
それにより、生徒や学校自身の問題ではなくネグレクト、また生徒が親を思ってなんとか頑張っていたという場合もあります。

ご近所さんやアパートの大家さんとつながりがなくても、学校側、民生委員さん、保健師さん、児童委員などが集まり、ケース会議を開き事例シェアをすることにより、問題がどこにあるのか見出せます。
そのように解決に導くのがベターです。

どの役割の方も、あくまでも自分側の見方になるので、それを総合して見ることにより問題が全く別のところにあることに気付き、解決への近道になります。

生徒が不登校だからと言って、いじめや性格的な問題だけとは限りません。
親に対する自分ではどうしようもない気持ちの問題であったり、精神的・肉体的に動けない親の代わりとなって家事をしなければならない状態であったりもします。
それらは、多くの目で見て話し合えばいい方に向かい、最悪の結果は避けられます。


 講演を聴きながら、ラボも同じようなところがあるな~と思いました。
ラボっ子と関わるテューターだけでなく、一人の子を巡りお母さんや兄弟とも話をしたり、年上のラボっ子に様子を聞いたりフォローしてもらったりします。
ラボママ会で、他のお母さんにお願いしたり、様子を聞くこともできます。

また、国際交流(ホームステイ)などの事前活動や、中学生・高校生・大学生などの広場活動(劇発表に向けての他パーティの仲間とのテーマ活動)では、他のパーティのテューターや時には事務局の方のお世話になります。

とても多くの目で、1人のラボっ子を何年も見続けます。
私1人では解決しないことも、いろいろな方と話をすることで灯りが見えることもあります。

 市の支援施設の組織体制のお話を聞きながら、ラボは意識せずともそのような大切なことを50年やってきているんだな~、英語教室なのに、と気付きました。
それが、ラボが他の英会話教室と違う点、日本語も多く使う点、人間教育を中心に考えているところだと思いました。

そして、そのように人間的に育つからこそ基盤が強くなり、その上に乗っかる日本語が豊かになり、さらにその上に乗っかる英語が育つのです。

私は、英語は、ウエディングケーキの上段のスポンジケーキのようなものだと思います。
真ん中の段が、日本語です。
一番下の段が、その子の人間性です。
てっぺんのろうそくが、その子の夢(目標)です。
飾られているホイップやフルーツなどは、その子の経験です。

農薬まみれのイチゴもあるでしょうし、自然卵を使ったスポンジやカカオ率の高い高級チョコもあるでしょう。
デコレーションなしのケーキもあれば、プロが心を込めて作った飾りや果物をあしらったケーキもあるでしょう。

ライブラリーという豊かな物語環境で、ステキなケーキに仕上げましょうね。



 
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